2022/09/03(土) - 21:18
「三菱地所JCLプロロードレースツアー2022」第7戦、キナン古座川ロードレースが開催され、増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)らを破ったネイサン・アール(Team UKYO SAGAMIHARA)が勝利している。主催者からのレポートで紹介。
9割が山と川で構成された古座川町で初開催された、「キナン古座川ロードレース」。登坂距離6km、平均勾配4%を有する下露峠を勝負所にしたコースは下り区間もテクニカルであることから、体力、技術ともに優れた総合力の高い選手が上位を占めることが予想された。
レース開催地となった古座川は自然が作り出した美しい景観が魅力の地域。 古座川町はスタート地点である「一枚岩」などの名所を自転車で回るツーリズムに注力しており、翌日の9月4日には『ぐるっと古座川サイクリングフェス2022』が開催予定。JCLレースコースを体感できるなど、レースをきっかけとした参加型ツーリズムの可能性を見出している。
古座川に臨む一枚岩を脇に選手たちはスタートラインに集結。スターターを務めた西前啓市町長の激励を受けて1周41.6kmのコースを3周回する合計124.8kmレースへと繰り出した。
レースは1周目から激しく動き、登坂区間に差し掛かるとTeam UKYO SAGAMIHARA勢がハイペースを刻んだ。このペースに耐えかねた選手たちがドロップしていき、KOMを前に集団は完全に崩壊。下り区間を終えると、宇賀隆貴、ネイサン・アール、ベンジャミン・ダイボールのUKYO勢と山本大喜(KINAN Racing Team)が先頭集団を形成することとなる。
後続に約1分の差をつけながら2周回目へと突入した。再び登坂区間に差し掛かると、セカンドグループからマルコス ガルシア(KINAN Racing Team)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、石橋学(Team UKYO SAGAMIHARA)がペースアップ。頂上からの下りで先頭グループに加わり、合計7名となった。
精鋭が揃った先頭グループは順調にローテーションを回しながら最終ラップへ。最終周回も勝負どころとなったのはやはり登坂区間。早々にギアを上げたマルコス、ネイサンが先行し、増田、山本大がわずかに遅れて山頂へ。
先頭をゆくマルコスが下り区間を単独で抜け出すとそのままリードを稼ぐ。下りと平坦で追い上げた増田、山本大がネイサンに合流すると3名でマルコスへの合流を目指す。
ネイサンと増田の強力な追走により、マルコスへの合流を果たした。数的優位となったキナンは、チームメイトの山本大にスプリント勝負を託し、マルコスが牽引役を担い続けた。
残り300m地点、増田が得意の距離からロングスパートを仕掛けるとネイサン、山本大が順に続く。じわじわと差を詰めてきたネイサンがわずかに増田を交わして先着。数々の国際レースを制してきたオールラウンダーがJCL初勝利を飾った。2位に続き、JCLポ イントを加算した増田はイエロージャージをキープ。3位入賞を果たした山本大は地元の期 待に応える形で表彰台の一角を固めた。
優勝 ネイサン・アール(Team UKYO SAGAMIHARA)
暑くてとてもハードなレースでしたね。そんな中でもチームメイトがうまく動いてくれました。負けるわけにはいきませんでしたね。とても難易度の高いコースでしたが素晴らしいコースレイアウトにリスペクトを感じました。僕らもいいレースができましたし。僕はピュアスプリンターではないし、KINANの選手が2人もいたので、できればスプリントの展開には持ち込みたくはなかったです。でも結果的にチームに勝利をもたらすことができたことは良かったですね。
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)
最終周回はマルコス、ネイサン両選手が上りの麓からいいペースで行ったが、自分は追い込めるペースで登りました。幸い下りきったあたりでネイサン選手に追いつくことができたので、最後の展開に繋げることができました。最後のスプリントについてはうまくイン側を突き、先行することができましたが、自分も足がいっぱいいっぱいでした。わずかな差でしたが、ネイサン選手が強かったですね。
3位 山本大喜 (KINAN Racing Team)
レース運び自体は良かったと思います。マルコスが最後牽引してくれていい形でスプリントに持ち込めていたのですが、ただ最後勝てなくて悔しい結果になってしまった。最後のスプリント勝負はネイサン選手に力があるとわかっていたので警戒していたが力が及ばなかった。反省もふまえてスプリントの力を上げていきたいと感じました。
9割が山と川で構成された古座川町で初開催された、「キナン古座川ロードレース」。登坂距離6km、平均勾配4%を有する下露峠を勝負所にしたコースは下り区間もテクニカルであることから、体力、技術ともに優れた総合力の高い選手が上位を占めることが予想された。
レース開催地となった古座川は自然が作り出した美しい景観が魅力の地域。 古座川町はスタート地点である「一枚岩」などの名所を自転車で回るツーリズムに注力しており、翌日の9月4日には『ぐるっと古座川サイクリングフェス2022』が開催予定。JCLレースコースを体感できるなど、レースをきっかけとした参加型ツーリズムの可能性を見出している。
古座川に臨む一枚岩を脇に選手たちはスタートラインに集結。スターターを務めた西前啓市町長の激励を受けて1周41.6kmのコースを3周回する合計124.8kmレースへと繰り出した。
レースは1周目から激しく動き、登坂区間に差し掛かるとTeam UKYO SAGAMIHARA勢がハイペースを刻んだ。このペースに耐えかねた選手たちがドロップしていき、KOMを前に集団は完全に崩壊。下り区間を終えると、宇賀隆貴、ネイサン・アール、ベンジャミン・ダイボールのUKYO勢と山本大喜(KINAN Racing Team)が先頭集団を形成することとなる。
後続に約1分の差をつけながら2周回目へと突入した。再び登坂区間に差し掛かると、セカンドグループからマルコス ガルシア(KINAN Racing Team)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、石橋学(Team UKYO SAGAMIHARA)がペースアップ。頂上からの下りで先頭グループに加わり、合計7名となった。
精鋭が揃った先頭グループは順調にローテーションを回しながら最終ラップへ。最終周回も勝負どころとなったのはやはり登坂区間。早々にギアを上げたマルコス、ネイサンが先行し、増田、山本大がわずかに遅れて山頂へ。
先頭をゆくマルコスが下り区間を単独で抜け出すとそのままリードを稼ぐ。下りと平坦で追い上げた増田、山本大がネイサンに合流すると3名でマルコスへの合流を目指す。
ネイサンと増田の強力な追走により、マルコスへの合流を果たした。数的優位となったキナンは、チームメイトの山本大にスプリント勝負を託し、マルコスが牽引役を担い続けた。
残り300m地点、増田が得意の距離からロングスパートを仕掛けるとネイサン、山本大が順に続く。じわじわと差を詰めてきたネイサンがわずかに増田を交わして先着。数々の国際レースを制してきたオールラウンダーがJCL初勝利を飾った。2位に続き、JCLポ イントを加算した増田はイエロージャージをキープ。3位入賞を果たした山本大は地元の期 待に応える形で表彰台の一角を固めた。
優勝 ネイサン・アール(Team UKYO SAGAMIHARA)
暑くてとてもハードなレースでしたね。そんな中でもチームメイトがうまく動いてくれました。負けるわけにはいきませんでしたね。とても難易度の高いコースでしたが素晴らしいコースレイアウトにリスペクトを感じました。僕らもいいレースができましたし。僕はピュアスプリンターではないし、KINANの選手が2人もいたので、できればスプリントの展開には持ち込みたくはなかったです。でも結果的にチームに勝利をもたらすことができたことは良かったですね。
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)
最終周回はマルコス、ネイサン両選手が上りの麓からいいペースで行ったが、自分は追い込めるペースで登りました。幸い下りきったあたりでネイサン選手に追いつくことができたので、最後の展開に繋げることができました。最後のスプリントについてはうまくイン側を突き、先行することができましたが、自分も足がいっぱいいっぱいでした。わずかな差でしたが、ネイサン選手が強かったですね。
3位 山本大喜 (KINAN Racing Team)
レース運び自体は良かったと思います。マルコスが最後牽引してくれていい形でスプリントに持ち込めていたのですが、ただ最後勝てなくて悔しい結果になってしまった。最後のスプリント勝負はネイサン選手に力があるとわかっていたので警戒していたが力が及ばなかった。反省もふまえてスプリントの力を上げていきたいと感じました。
三菱地所 JCL プロロードレースツアー 2022 第7戦キナン古座川ロードレース結果
1位 | ネイサン・アール(Team UKYO SAGAMIHARA) | 3:11'45" |
2位 | 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) | st |
3位 | 山本大喜(KINAN Racing Team) | st |
4位 | マルコス・ガルシア(KINAN Racing Team) | +0'07" |
5位 | ベンジャミン・ダイボール(Team UKYO SAGAMIHARA) | +1'37" |
6位 | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) | +2'21" |
7位 | ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) | +2'22" |
8位 | 石橋学(Team UKYO SAGAMIHARA) | +2'22" |
9位 | フランシスコ マンセボ(マトリックスパワータグ) | +2'26" |
10位 | 阿曽圭佑(ヴィクトワール広島) | +2'26" |
JCL各賞リーダージャージ表彰
イエロージャージ(個人ランキングトップ) | 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) |
ブルージャージ(スプリント賞) | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) |
レッドジャージ (山岳) | ネイサン・アール(Team UKYO SAGAMIHARA) |
ホワイトジャージ(新人賞) | 渡邊諒馬(VC福岡) |
Report:JCL
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