2022/09/03(土) - 12:02
今大会3度の2位を経て、ようやく勝利を掴んだマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)は「目標が達成でき本当に嬉しい」と喜び、敗れたアッカーマンは「仕掛けるのが早すぎた」と悔しがった。ブエルタ13日目を終えた選手たちのコメントを紹介します。
区間優勝&ポイント賞 マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
両手を上げてフィニッシュラインを越えたマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) photo:Unipublic
レース直後インタビュー
最後のレイアウトが僕に向きであると分かっており、チームメイトが1日を通して集中を切らさず素晴らしいアシストをしてくれた。ようやくブエルタで勝利を挙げ、彼らの走りに報いることができて嬉しいよ。
最終コーナーの残り800mまでアレックス(キルシュ)が導いてくれ、ユンボ・ヴィスマが良いテンポを刻んでくれた。またパスカル(アッカーマン)による早めの仕掛けも僕に味方した。だけどフルスプリントでアッカーマンに食らいついたラスト350mは苦しかったよ。
僕らはブエルタにステージ優勝を狙いに来て、今日それを達成することができた。だが、まだこの後も積極的に狙っていくし、ポイント賞で良いリードを築いていることも嬉しい。このジャージはもちろん勝利も貪欲に狙っていきたい。
キャリア初のブエルタ区間優勝を掴んだマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) photo:Unipublic
表彰式後インタビュー
今朝、僕たちは皆が一丸となってコミットできる作戦を立てた。そのプランとは全チームにプレッシャーを与え、最後は僕が勝利を掴むというもの。自分に対し適度な重圧がかかるのは良いことで、今日のような(傾斜の)レイアウトでは僕の力が10%引き上げられるんだ。
2位という結果は無に等しく、僕らはここにステージ優勝するためにやってきた。それが達成できてスーパーハッピーだし、それはチームメイトだけではなくスタッフにとっても同じこと。たとえ1cmだろうが50mだろうが、勝利には変わらない。
区間2位 ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)
ステージ2位でフィニッシュしたブライアン・コカール(フランス、コフィディス) photo:Unipublic
最終盤は先に飛び出した選手たちを追いかけた。ピーダスンは強く、その背後につくことさえできなかった。だけどフィニッシュラインまで全力を尽くしたので後悔はないよ。
区間3位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、UAEチームエミレーツ)
チームによる素晴らしいアシストで良い位置につくことができた。残り500mの表示が見え、最終コーナーからフィニッシュまで僅かだと思いスプリントを開始した。だがカーブを曲がってもフィニッシュまで300mほど距離が残っており、その時「仕掛けるのが早すぎた」と悟ったよ。脚が良かっただけに残念だし、ここで逃したチャンスを挽回したい。
区間5位 ダニー・ファンポッぺル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
ダニー・ファンポッぺル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
フィニッシュラインまでの勾配は予想よりも遥かに厳しく、それは多くの選手も同じだっただろう。僕には勝利に足る爆発力がなかった。アッカーマンとピーダスンが前に出た時、フィニッシュラインはまだ先だと思っていたんだ。だから少し腰を上げるのを待ったのだが、彼らは遠く離れていってしまった。ベストは尽くしたが、僕の日ではなかったということだ。
マイヨロホ&ヤングライダー賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)
山岳決戦に挑むレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:Unipublic
もちろん(前日の落車による)怪我がなければ最高だが、大きな問題にはなっていない。また今日は(念の為)グローブをしたが、明日はしないだろうね。
今日はラスト1kmを良い位置で入りたかっただけで、勝利を狙ったわけではない。残り3kmまではチームが、その後は自分で良いポジションを探した。シーズン序盤でファビオ(ヤコブセン)のリードアウトした時の経験が活かされているよ。
ログリッチの動きの意図はわからない。もしかしたらステージ勝利を狙いに行ったのかもしれないが、僕の前で起こったことなので見ていない。明日は再び厳しいステージになる。第一目標は総合タイムを失わないこと。それが何よりも大事だよ。
最終盤の動きについて話すユンボ・ヴィスマのアディ・エンヘルス監督
チームとしてステージ優勝を狙ったプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
今日は意地悪なフィニッシュが設定されたクラシックスプリンターのためのステージだった。平坦フィニッシュであれば我々は集団先頭に上がることはなかったが、今日は僅かにあったチャンスを全力で掴みに行ったんだ。そのためプリモシュ(ログリッチ)を良い位置に導いたのだが、力ある選手たちには敵わなかった。だが良いタイミングで仕掛けることができ、挑戦しなければ良い結果は得られない。チームは今日、最高の走りを見せてくれたので頼もしい限りだよ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Unipublic, CorVos
区間優勝&ポイント賞 マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
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レース直後インタビュー
最後のレイアウトが僕に向きであると分かっており、チームメイトが1日を通して集中を切らさず素晴らしいアシストをしてくれた。ようやくブエルタで勝利を挙げ、彼らの走りに報いることができて嬉しいよ。
最終コーナーの残り800mまでアレックス(キルシュ)が導いてくれ、ユンボ・ヴィスマが良いテンポを刻んでくれた。またパスカル(アッカーマン)による早めの仕掛けも僕に味方した。だけどフルスプリントでアッカーマンに食らいついたラスト350mは苦しかったよ。
僕らはブエルタにステージ優勝を狙いに来て、今日それを達成することができた。だが、まだこの後も積極的に狙っていくし、ポイント賞で良いリードを築いていることも嬉しい。このジャージはもちろん勝利も貪欲に狙っていきたい。
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表彰式後インタビュー
今朝、僕たちは皆が一丸となってコミットできる作戦を立てた。そのプランとは全チームにプレッシャーを与え、最後は僕が勝利を掴むというもの。自分に対し適度な重圧がかかるのは良いことで、今日のような(傾斜の)レイアウトでは僕の力が10%引き上げられるんだ。
2位という結果は無に等しく、僕らはここにステージ優勝するためにやってきた。それが達成できてスーパーハッピーだし、それはチームメイトだけではなくスタッフにとっても同じこと。たとえ1cmだろうが50mだろうが、勝利には変わらない。
区間2位 ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)
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最終盤は先に飛び出した選手たちを追いかけた。ピーダスンは強く、その背後につくことさえできなかった。だけどフィニッシュラインまで全力を尽くしたので後悔はないよ。
区間3位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、UAEチームエミレーツ)
チームによる素晴らしいアシストで良い位置につくことができた。残り500mの表示が見え、最終コーナーからフィニッシュまで僅かだと思いスプリントを開始した。だがカーブを曲がってもフィニッシュまで300mほど距離が残っており、その時「仕掛けるのが早すぎた」と悟ったよ。脚が良かっただけに残念だし、ここで逃したチャンスを挽回したい。
区間5位 ダニー・ファンポッぺル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
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フィニッシュラインまでの勾配は予想よりも遥かに厳しく、それは多くの選手も同じだっただろう。僕には勝利に足る爆発力がなかった。アッカーマンとピーダスンが前に出た時、フィニッシュラインはまだ先だと思っていたんだ。だから少し腰を上げるのを待ったのだが、彼らは遠く離れていってしまった。ベストは尽くしたが、僕の日ではなかったということだ。
マイヨロホ&ヤングライダー賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)
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もちろん(前日の落車による)怪我がなければ最高だが、大きな問題にはなっていない。また今日は(念の為)グローブをしたが、明日はしないだろうね。
今日はラスト1kmを良い位置で入りたかっただけで、勝利を狙ったわけではない。残り3kmまではチームが、その後は自分で良いポジションを探した。シーズン序盤でファビオ(ヤコブセン)のリードアウトした時の経験が活かされているよ。
ログリッチの動きの意図はわからない。もしかしたらステージ勝利を狙いに行ったのかもしれないが、僕の前で起こったことなので見ていない。明日は再び厳しいステージになる。第一目標は総合タイムを失わないこと。それが何よりも大事だよ。
最終盤の動きについて話すユンボ・ヴィスマのアディ・エンヘルス監督
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今日は意地悪なフィニッシュが設定されたクラシックスプリンターのためのステージだった。平坦フィニッシュであれば我々は集団先頭に上がることはなかったが、今日は僅かにあったチャンスを全力で掴みに行ったんだ。そのためプリモシュ(ログリッチ)を良い位置に導いたのだが、力ある選手たちには敵わなかった。だが良いタイミングで仕掛けることができ、挑戦しなければ良い結果は得られない。チームは今日、最高の走りを見せてくれたので頼もしい限りだよ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Unipublic, CorVos
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