2022/09/02(金) - 11:34
本来の切れ味鋭い登坂で勝利したリチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)は「ようやく調子が戻ってきた」と喜んだ。落車の影響について語るエヴェネプールなど、ブエルタ12日目を終えた選手たちの言葉を紹介します。
区間優勝 リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
キャリア初のブエルタステージ優勝を遂げたリチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ) photo:Unipublic
幸せな気持ちに包まれている。なぜなら大会前に立てた目標に対し、僕たちの状況が芳しくなかったからだ。そのためチームはステージ優勝に目標を切り替え、達成することができた。とても満足だよ。
ボーラ・ハンスグローエがほぼ全ての働きをこなし、僕は最後に飛び出すだけだった。ラスト2km地点から、また残り8km地点から勾配が一定かつ厳しい勾配が続くことは分かっていた。あと一度しかなかったアタックするチャンスを見事勝利に繋げることができた。
キャリア初のブエルタステージ優勝を挙げたリチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
とても嬉しいし、開幕から求めていた調子がようやく戻りつつある。だからこのコンディションを最大限楽しまないとね。自宅近くで落車した影響もあり、このブエルタには最高のコンディションで臨むことができなかった。オランダでの開幕後、スペイン本土で最初の山岳ステージは僕にとって困難だった。だからステージ優勝に目標を切り替えたんだ。
ブエルタでは区間2位や3位に入ったことはあったけれど、これが初のステージ優勝なのでとても感動しているよ。まだまだステージは続いていくので、現状で掴むことのできる最大限の結果を求めていきたい。
区間2位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
最終1級山岳を登坂するウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Unipublic
逃げに乗ろうと試みて、プロトンが容認してくれるまで長い時間を要した。最後はマッテオ(ファッブロ)と僕で勝利を狙いに行った。マッテオの走りは素晴らしく、特に登りではその実力を存分に発揮した。
長い登りは僕に向いており、完璧な走りができた。僕らの作戦はハイテンポに持ち込んでライバルたちを振り落とすこと。それは上手く行ったのだが、カラパス1人が予想以上に強かっただけ。勝てなかったが、全力を尽くすことができた。
区間3位 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)
ケルデルマンらのペースに遅れるマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
自分のコンディションには満足しているものの、再びの勝利を逃し落ち込んでいる。今日のカラパスは本当に強かった。僕たちチームは総合上位をアユソとアルメイダで狙っている。だからブエルタ後半戦も楽しみだよ。
区間6位 エリー・ジェベール(フランス、アルケア・サムシック)
最後は積極的に攻めた。なぜならリスクを取らなければ何も得るものはないのだからね。後悔はないし、数日前までコンディションが良くなかったからこの走りができて嬉しささえ感じているよ。
マイヨロホ&ヤングライダー賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)
下りで落車し、擦過傷を作ったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:CorVos
落車による怪我は脚に少し擦過傷があるだけ。僕の身体よりもバイクのダメージの方が大きかったね。とてもスリッピーなコーナーで、モーターバイクでさえ滑って減速していたぐらいだった。だからこそ最短距離でコーナーをクリアしたかったけれど、無理をし過ぎたようだ。
(最後の登坂は)特に何も悪いことは起こることなく、集団についていくだけだった。ラスト200mは身体に力を残していたので踏み込んだ。感触は良く、それが何よりも大切なことだ。もちろん落車は余計だったが、チームの皆はその強さを発揮してくれた。
いまは傷を癒やし、厳しい週末に向けて回復に務めたい。
総合2位 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
エヴェネプールを追うプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)とフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
(エヴェネプールの)落車は目の前で起こった。道は滑りやすく、その原因はこの暑さにあるのだろう。ハイスピードでの落車は避けることはできない。幸い皆が無事にバイクに戻ることができた。レムコ(エヴェネプール)が登りで良いペースを刻んでいたため、落車の影響はないのだろう。
総合3位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)
フィニッシュ後にエヴェネプールと言葉をかわすエンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:Movistar Team
アタックを仕掛け、レムコだけではない皆の反応が見たかった。なぜなら彼ら全員が表彰台を争うライバルなのだからね。今日の山岳である程度のことが分かったものの、具体的なことは秘密だ。楽しみはこの後に待っているのだからね。
レムコに落車の影響を聞いたところ「問題はない」と答えた。擦過傷だけだとね。皆彼がタフであることを知っており、今日は難易度の高い登りではなかったものの、彼が弱点を見せることはなかった。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Unipublic, CorVos
区間優勝 リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
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幸せな気持ちに包まれている。なぜなら大会前に立てた目標に対し、僕たちの状況が芳しくなかったからだ。そのためチームはステージ優勝に目標を切り替え、達成することができた。とても満足だよ。
ボーラ・ハンスグローエがほぼ全ての働きをこなし、僕は最後に飛び出すだけだった。ラスト2km地点から、また残り8km地点から勾配が一定かつ厳しい勾配が続くことは分かっていた。あと一度しかなかったアタックするチャンスを見事勝利に繋げることができた。
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とても嬉しいし、開幕から求めていた調子がようやく戻りつつある。だからこのコンディションを最大限楽しまないとね。自宅近くで落車した影響もあり、このブエルタには最高のコンディションで臨むことができなかった。オランダでの開幕後、スペイン本土で最初の山岳ステージは僕にとって困難だった。だからステージ優勝に目標を切り替えたんだ。
ブエルタでは区間2位や3位に入ったことはあったけれど、これが初のステージ優勝なのでとても感動しているよ。まだまだステージは続いていくので、現状で掴むことのできる最大限の結果を求めていきたい。
区間2位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
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逃げに乗ろうと試みて、プロトンが容認してくれるまで長い時間を要した。最後はマッテオ(ファッブロ)と僕で勝利を狙いに行った。マッテオの走りは素晴らしく、特に登りではその実力を存分に発揮した。
長い登りは僕に向いており、完璧な走りができた。僕らの作戦はハイテンポに持ち込んでライバルたちを振り落とすこと。それは上手く行ったのだが、カラパス1人が予想以上に強かっただけ。勝てなかったが、全力を尽くすことができた。
区間3位 マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)
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自分のコンディションには満足しているものの、再びの勝利を逃し落ち込んでいる。今日のカラパスは本当に強かった。僕たちチームは総合上位をアユソとアルメイダで狙っている。だからブエルタ後半戦も楽しみだよ。
区間6位 エリー・ジェベール(フランス、アルケア・サムシック)
最後は積極的に攻めた。なぜならリスクを取らなければ何も得るものはないのだからね。後悔はないし、数日前までコンディションが良くなかったからこの走りができて嬉しささえ感じているよ。
マイヨロホ&ヤングライダー賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)
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落車による怪我は脚に少し擦過傷があるだけ。僕の身体よりもバイクのダメージの方が大きかったね。とてもスリッピーなコーナーで、モーターバイクでさえ滑って減速していたぐらいだった。だからこそ最短距離でコーナーをクリアしたかったけれど、無理をし過ぎたようだ。
(最後の登坂は)特に何も悪いことは起こることなく、集団についていくだけだった。ラスト200mは身体に力を残していたので踏み込んだ。感触は良く、それが何よりも大切なことだ。もちろん落車は余計だったが、チームの皆はその強さを発揮してくれた。
いまは傷を癒やし、厳しい週末に向けて回復に務めたい。
総合2位 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
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(エヴェネプールの)落車は目の前で起こった。道は滑りやすく、その原因はこの暑さにあるのだろう。ハイスピードでの落車は避けることはできない。幸い皆が無事にバイクに戻ることができた。レムコ(エヴェネプール)が登りで良いペースを刻んでいたため、落車の影響はないのだろう。
総合3位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)
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アタックを仕掛け、レムコだけではない皆の反応が見たかった。なぜなら彼ら全員が表彰台を争うライバルなのだからね。今日の山岳である程度のことが分かったものの、具体的なことは秘密だ。楽しみはこの後に待っているのだからね。
レムコに落車の影響を聞いたところ「問題はない」と答えた。擦過傷だけだとね。皆彼がタフであることを知っており、今日は難易度の高い登りではなかったものの、彼が弱点を見せることはなかった。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Unipublic, CorVos
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