2022/08/29(月) - 15:05
急勾配登坂を含む周回コースで争われたドイツ・ツアー最終ステージ。先鋭集団によるスプリントをペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)が制し、同タイムでフィニッシュしたアダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が総合優勝に輝いた。
ドイツ・ツアー(UCIプロツアー)最終日である第4ステージは5つのカテゴリー山岳を越える丘陵ステージ。スタート直後に1級山岳を越え、細かいアップダウンをこなしながら最後は最後は2級山岳(距離1.3km/平均7.8%)を含むコースを3周する。
この日逃げに乗ったのはツール・ド・フランス以来のレース復帰となったロマン・バルデ(フランス、チームDSM)。序盤は12名だった逃げグループは山岳を越える度に人数を減らし、最終的にドイツ王者のニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)や今年躍進を見せる23歳アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)ら7名が生き残った。
シュツットガルトに設定された周回コースに突入した時点(残り31.2km)で逃げとメイン集団の差は1分55秒。逃げグループには総合8位/56秒遅れのシルヴァン・モニケ(ベルギー、ロット・スーダル)が入ったため、イネオス・グレナディアーズと区間優勝を狙うB&Bホテルズ KTMがプロトンのペースアップを敢行した。
プロローグ勝者のフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)などの強力牽引もあり、最終周回の残り6.5km地点で逃げ集団は吸収。直後にルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)のためにEFエデュケーション・イージーポストが加速し、イェーツなど総合上位陣による12名の先鋭集団が形成された。
最終的に、イェーツの背後から飛び出したペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)がゲレイロらを抑えて集団スプリントを制す。そして同集団内でフィニッシュしたリーダージャージを着用するイェーツが第37代総合優勝者に輝いた。
「勝利で大会を締めくくることができて最高だ。(総合首位と)30秒差をひっくり返すのは難しいと思っていたものの、ステージで勝利する自信はあった。僕はスプリンターではないがこのような周回コースではみんな脚が疲れ、勝機があると思っていた。最後の200mは全力で踏み込んだ」と、ステージ優勝を果たし、ポイント賞と総合2位という成績で大会を終えたビルバオは喜んだ。
リーダージャージを守り抜いたイェーツは「タフなステージでチームは逃げを捉える素晴らしいアシストをしてくれた。これ以上の走りを望むことはできないくらいの走りだった。今年は不運続きだったので総合優勝の価値は大きくスーパーハッピーだ。これで残りのシーズンに気持ちよく向かうことができる」と、総合優勝を喜んでいる。
ドイツ・ツアー(UCIプロツアー)最終日である第4ステージは5つのカテゴリー山岳を越える丘陵ステージ。スタート直後に1級山岳を越え、細かいアップダウンをこなしながら最後は最後は2級山岳(距離1.3km/平均7.8%)を含むコースを3周する。
この日逃げに乗ったのはツール・ド・フランス以来のレース復帰となったロマン・バルデ(フランス、チームDSM)。序盤は12名だった逃げグループは山岳を越える度に人数を減らし、最終的にドイツ王者のニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)や今年躍進を見せる23歳アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)ら7名が生き残った。
シュツットガルトに設定された周回コースに突入した時点(残り31.2km)で逃げとメイン集団の差は1分55秒。逃げグループには総合8位/56秒遅れのシルヴァン・モニケ(ベルギー、ロット・スーダル)が入ったため、イネオス・グレナディアーズと区間優勝を狙うB&Bホテルズ KTMがプロトンのペースアップを敢行した。
プロローグ勝者のフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)などの強力牽引もあり、最終周回の残り6.5km地点で逃げ集団は吸収。直後にルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)のためにEFエデュケーション・イージーポストが加速し、イェーツなど総合上位陣による12名の先鋭集団が形成された。
最終的に、イェーツの背後から飛び出したペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)がゲレイロらを抑えて集団スプリントを制す。そして同集団内でフィニッシュしたリーダージャージを着用するイェーツが第37代総合優勝者に輝いた。
「勝利で大会を締めくくることができて最高だ。(総合首位と)30秒差をひっくり返すのは難しいと思っていたものの、ステージで勝利する自信はあった。僕はスプリンターではないがこのような周回コースではみんな脚が疲れ、勝機があると思っていた。最後の200mは全力で踏み込んだ」と、ステージ優勝を果たし、ポイント賞と総合2位という成績で大会を終えたビルバオは喜んだ。
リーダージャージを守り抜いたイェーツは「タフなステージでチームは逃げを捉える素晴らしいアシストをしてくれた。これ以上の走りを望むことはできないくらいの走りだった。今年は不運続きだったので総合優勝の価値は大きくスーパーハッピーだ。これで残りのシーズンに気持ちよく向かうことができる」と、総合優勝を喜んでいる。
ドイツ・ツアー2022第4ステージ結果
個人総合成績
1位 | アダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 12:43:39 |
2位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | 0:30 |
3位 | マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:48 |
4位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、トレック・セガフレード) | |
5位 | ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | 0:49 |
6位 | ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EFエデュケーション・イージーポスト) | 0:51 |
7位 | ジェームス・ノックス(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:56 |
8位 | シルヴァン・モニケ(ベルギー、ロット・スーダル) | |
9位 | ローレンス・ハイス(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | 1:02 |
10位 | イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター) | 1:06 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) |
山岳賞 | ヤコブ・ゲスナー(ドイツ、チームロット・ケルンハウス) |
ヤングライダー賞 | ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) |
チーム総合成績 | モビスター |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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