2022/08/15(月) - 14:58
クリストファー・フルーム擁するイスラエル・プレミアテックをサポートするバイクブランドのファクターが、マウンテンバイク"LANDO"をリリース。トレンドのジオメトリーを採用するクロスカントリー向けフルサスペンションバイクとハードテールバイクを紹介しよう。
ファクター Lando XC（Vintageブルー） （c）factorbikes
エアロロードのコンセプトモデル開発に端を発するファクター。エアロダイナミクスとカーボン素材への豊かな知見を活かし、エアロロードのONEシリーズ、軽量オールラウンドバイクのO2シリーズを次々と開発し、ロードレースの世界での知名度を獲得したブランドだ。
現在の中核マシンOSTRO VAMでは軽量エアロロードとしてイスラエル・プレミアテックの選手たちに使われる性能を実現するなど、ロードレーシングモデルの開発に長けるファクターだが、グラベルバイクにも早くから取り組んでおり、オフロードへの意欲を示していた。そんなファクターがマウンテンバイクの開発に乗り出し、第一作としてクロスカントリーレーサーのLANDOをローンチした。
軽量かつ高剛性なリンケージシステムに設計されている （c）factorbikes
LANDOシリーズにはフルサスペンションモデルのLANDO XCと、ハードテールモデルのLANDO HTという2種類が用意される。それぞれファクターの軽量モデル開発で得たノウハウをもとにフレームが設計されているため、レースで求められる軽さを獲得していることが特徴だ。
フルサスペンションモデルは年々激しさを増すクロスカントリー・オリンピック（XCO）競技のコースでパフォーマンスを発揮するために開発されており、XCOレースはもちろん、ケープエピックのようなクロスカントリー・マラソン、グラベルとトレイルをクロスオーバーして楽しむシチュエーションにぴったりの1台だ。
ロアーアームとピボットが同軸でショックに接続する （c）factorbikes
シートチューブ下部は二股に分かれる設計で、ロアーアームが挿入される （c）factorbikes
LANDO XC最大の特徴は、双胴ダウンチューブを持つエアロロード"ONE"の開発で得た知識をもとに、二股に設計されたシートチューブ下部だ。この開いた空間にシングルピボットの"faux-bar"リンケージのメインピヴォットを通し、リアショックと同軸で接続。このデザインによってアンチスクワットを90％の範囲内に留め、ペダリングパワーをロスすることなく推進力に変えられるという。
シートステーとショックを繋ぐカーボンモノコック製ロッカーアームは、リアショックへのストレスを低減し、ライド中の摩擦低減にも貢献しているという。先述したロアスイングアームの設計と合わせて、軽量かつ高剛性なリアサスシステムを実現した。
ファクター Lando XC（Crystal グリーン） （c）factorbikes
ジオメトリーは現在のトレンドにフィットする設定で、ヘッドアングルが67°（フロントフォークが120mmトラベル）と寝ていることが特徴。スピードが増すターン、車体が暴れるロックガーデンなどでこのジオメトリーは効果を発揮してくれるだろう。対してシーチューブ角度は75.5°と立ち気味で、ペダリングパワーをダイレクトに伝えられるはずだ。
フレームセットにもブラックインク製のステム一体型ハンドルバーが付属し、ファクターの狙った性能を引き出してくれるだろう。さらに、スラム XX1仕様の完成車には、ブラックインク Twenty-seven Cホイールがアセンブルされており、統一感のあるパッケージに仕上げられる。
激しくなるW杯コースにも対応するLANDO XC （c）factorbikes
カラーはCrystal グリーン、Vintageブルーの2種類。サイズはS、M、L、XL。価格はフレームセットが594,000円、フレームセット＋ブラックインク27C Dホイールセットが699,600円、完成車が946,000円（いずれも税込）。
ファクター Lando HT（Vintageブルー） （c）factorbikes
ハードテールモデルのLANDO HTはロードバイクの開発で得た軽量・高剛性のカーボンフレームを目指した1台。シートステーは薄く作られながらも、シートチューブとの接合点を下げることで、剛性のバランスを整えている。
ジオメトリーもヘッドアングルは68.5°で、シートアングルは74°とハードテール用に設計されている。フレーム重量は850g。登りの距離が長く、斜度が厳しいW杯コースでのハイスピードレースにも対応してくれるだろう。
ファクター Lando HT（Naked Carbon） （c）factorbikes
マウンテンバイクながら、ブラックインク製のリジッドフォークにも対応しておりフラットバーグラベルバイクとしても活用可能。グラベルからクロスカントリーマラソンまで幅広いシチュエーションに対応してくれる1台に仕上げられている。
販売パッケージはフルサス同様、フレームセットとフレームセット＋ホイールパッケージ、完成車の3種類。どの販売形態でもブラックインクのステム一体型ハンドルバーは付属する。完成車のコンポーネントはスラムXX1だ。価格はフレームセットが435,600円、フレーム＋ホイールが699,600円、完成車が946,000円（いずれも税込）。
Lando HTはリジッドフォークにも対応している （c）factorbikes
ファクター LANDO XC 基本スペック
ホイールサイズ：29″
トラベル：フロント120mm / リア115mm
最大タイヤクリアランス：2.4インチ
フレームサイズ：S、M、L、XL
フレームカラー：Crystal グリーン、Vintageブルー
重量：2100g(リアサスペンション含む)
Lando XC フレームセット
ヘッドセット：CeramicSpeedヘッドセット 1-1/2″ベアリング (upper1-1/8″ステ管用変換パーツ付き)
ハンドル：Black inc 一体型ハンドルバーステム ハンドル幅 760mm、ステム長：60 / 70 / 80 mm
シートポスト：blackincシートポスト(400mm / φ31.6 / 2ボルト / オフセット無し)
BB：CeramicSpeed T47ネジ切り BB Coatedベアリング
リアショック：DT SWISS DT232 リアショック (リアサスペンションのリモートレバー付属)
価格：594,000円（税込）
Lando XC フレームセット＋ホイール
ホイール：Black inc 27CDホイール
価格：858,000円（税込）
Lando XC 完成車
コンポーネント：スラムXX1
フロントフォーク：DT SWISS F DT232 ONE 120mm 29″ 51mm Offset REMOTE
クランク長： 170 / 175mm
チェーンリング : 32 / 34T
カセットコグ: XX1 10-52T
ホイール：Black inc Twenty-seven C
タイヤ : Good Year Peak 29 x 2.25″
サドル：Selle Italia SLR Boost Superflow X-Cross TI 145mm
価格：1,221,000円（税込）
ファクター LANDO HT 基本スペック
ホイールサイズ：29″
フロントトラベル：110mm / リジット
ブレーキタイプ： フラットマウント ディスクブレーキ
最大タイヤクリアランス：2.4″
フレームサイズ：XS、S、M、L
フレームカラー：Naked Carbon、Vintageブルー
重量：850g（フレームのみ）
Lando HT フレームセット
ヘッドセット：CeramicSpeedヘッドセット 1-1/2″ベアリング (upper1-1/8″ステ管用変換パーツ付き)
ハンドル：Black inc 一体型ハンドルバーステム ハンドル幅 760mm、ステム長：60 / 70 / 80 mm
シートポスト：blackincシートポスト(400mm / φ31.6 / 2ボルト / オフセット無し)
BB：CeramicSpeed T47ネジ切り BB Coatedベアリング
価格：435,600円（税込）
Lando HT フレームセット＋ホイール
ホイール：Black inc 27CDホイール
価格：699,600円（税込）
Lando HT 完成車
コンポーネント：スラムXX1
フロントフォーク：DT SWISS F DT232 ONE 120mm 29″ 51mm Offset REMOTE / Black inc リジットフォーク
クランク長： 170 / 175mm
チェーンリング : 32 / 34T
カセットコグ: XX1 10-52T
ホイール：Black inc Twenty-seven C
タイヤ : Good Year Peak 29 x 2.25″
サドル：Selle Italia SLR Boost Superflow X-Cross TI 145mm
価格：946,000円（税込）
ファクター Lando XC（Vintageブルー） （c）factorbikesエアロロードのコンセプトモデル開発に端を発するファクター。エアロダイナミクスとカーボン素材への豊かな知見を活かし、エアロロードのONEシリーズ、軽量オールラウンドバイクのO2シリーズを次々と開発し、ロードレースの世界での知名度を獲得したブランドだ。
現在の中核マシンOSTRO VAMでは軽量エアロロードとしてイスラエル・プレミアテックの選手たちに使われる性能を実現するなど、ロードレーシングモデルの開発に長けるファクターだが、グラベルバイクにも早くから取り組んでおり、オフロードへの意欲を示していた。そんなファクターがマウンテンバイクの開発に乗り出し、第一作としてクロスカントリーレーサーのLANDOをローンチした。
軽量かつ高剛性なリンケージシステムに設計されている （c）factorbikesLANDOシリーズにはフルサスペンションモデルのLANDO XCと、ハードテールモデルのLANDO HTという2種類が用意される。それぞれファクターの軽量モデル開発で得たノウハウをもとにフレームが設計されているため、レースで求められる軽さを獲得していることが特徴だ。
フルサスペンションモデルは年々激しさを増すクロスカントリー・オリンピック（XCO）競技のコースでパフォーマンスを発揮するために開発されており、XCOレースはもちろん、ケープエピックのようなクロスカントリー・マラソン、グラベルとトレイルをクロスオーバーして楽しむシチュエーションにぴったりの1台だ。
ロアーアームとピボットが同軸でショックに接続する （c）factorbikesシートチューブ下部は二股に分かれる設計で、ロアーアームが挿入される （c）factorbikesLANDO XC最大の特徴は、双胴ダウンチューブを持つエアロロード"ONE"の開発で得た知識をもとに、二股に設計されたシートチューブ下部だ。この開いた空間にシングルピボットの"faux-bar"リンケージのメインピヴォットを通し、リアショックと同軸で接続。このデザインによってアンチスクワットを90％の範囲内に留め、ペダリングパワーをロスすることなく推進力に変えられるという。
シートステーとショックを繋ぐカーボンモノコック製ロッカーアームは、リアショックへのストレスを低減し、ライド中の摩擦低減にも貢献しているという。先述したロアスイングアームの設計と合わせて、軽量かつ高剛性なリアサスシステムを実現した。
ファクター Lando XC（Crystal グリーン） （c）factorbikesジオメトリーは現在のトレンドにフィットする設定で、ヘッドアングルが67°（フロントフォークが120mmトラベル）と寝ていることが特徴。スピードが増すターン、車体が暴れるロックガーデンなどでこのジオメトリーは効果を発揮してくれるだろう。対してシーチューブ角度は75.5°と立ち気味で、ペダリングパワーをダイレクトに伝えられるはずだ。
フレームセットにもブラックインク製のステム一体型ハンドルバーが付属し、ファクターの狙った性能を引き出してくれるだろう。さらに、スラム XX1仕様の完成車には、ブラックインク Twenty-seven Cホイールがアセンブルされており、統一感のあるパッケージに仕上げられる。
激しくなるW杯コースにも対応するLANDO XC （c）factorbikesカラーはCrystal グリーン、Vintageブルーの2種類。サイズはS、M、L、XL。価格はフレームセットが594,000円、フレームセット＋ブラックインク27C Dホイールセットが699,600円、完成車が946,000円（いずれも税込）。
ファクター Lando HT（Vintageブルー） （c）factorbikesハードテールモデルのLANDO HTはロードバイクの開発で得た軽量・高剛性のカーボンフレームを目指した1台。シートステーは薄く作られながらも、シートチューブとの接合点を下げることで、剛性のバランスを整えている。
ジオメトリーもヘッドアングルは68.5°で、シートアングルは74°とハードテール用に設計されている。フレーム重量は850g。登りの距離が長く、斜度が厳しいW杯コースでのハイスピードレースにも対応してくれるだろう。
ファクター Lando HT（Naked Carbon） （c）factorbikesマウンテンバイクながら、ブラックインク製のリジッドフォークにも対応しておりフラットバーグラベルバイクとしても活用可能。グラベルからクロスカントリーマラソンまで幅広いシチュエーションに対応してくれる1台に仕上げられている。
販売パッケージはフルサス同様、フレームセットとフレームセット＋ホイールパッケージ、完成車の3種類。どの販売形態でもブラックインクのステム一体型ハンドルバーは付属する。完成車のコンポーネントはスラムXX1だ。価格はフレームセットが435,600円、フレーム＋ホイールが699,600円、完成車が946,000円（いずれも税込）。
Lando HTはリジッドフォークにも対応している （c）factorbikesファクター LANDO XC 基本スペック
ホイールサイズ：29″
トラベル：フロント120mm / リア115mm
最大タイヤクリアランス：2.4インチ
フレームサイズ：S、M、L、XL
フレームカラー：Crystal グリーン、Vintageブルー
重量：2100g(リアサスペンション含む)
Lando XC フレームセット
ヘッドセット：CeramicSpeedヘッドセット 1-1/2″ベアリング (upper1-1/8″ステ管用変換パーツ付き)
ハンドル：Black inc 一体型ハンドルバーステム ハンドル幅 760mm、ステム長：60 / 70 / 80 mm
シートポスト：blackincシートポスト(400mm / φ31.6 / 2ボルト / オフセット無し)
BB：CeramicSpeed T47ネジ切り BB Coatedベアリング
リアショック：DT SWISS DT232 リアショック (リアサスペンションのリモートレバー付属)
価格：594,000円（税込）
Lando XC フレームセット＋ホイール
ホイール：Black inc 27CDホイール
価格：858,000円（税込）
Lando XC 完成車
コンポーネント：スラムXX1
フロントフォーク：DT SWISS F DT232 ONE 120mm 29″ 51mm Offset REMOTE
クランク長： 170 / 175mm
チェーンリング : 32 / 34T
カセットコグ: XX1 10-52T
ホイール：Black inc Twenty-seven C
タイヤ : Good Year Peak 29 x 2.25″
サドル：Selle Italia SLR Boost Superflow X-Cross TI 145mm
価格：1,221,000円（税込）
ファクター LANDO HT 基本スペック
ホイールサイズ：29″
フロントトラベル：110mm / リジット
ブレーキタイプ： フラットマウント ディスクブレーキ
最大タイヤクリアランス：2.4″
フレームサイズ：XS、S、M、L
フレームカラー：Naked Carbon、Vintageブルー
重量：850g（フレームのみ）
Lando HT フレームセット
ヘッドセット：CeramicSpeedヘッドセット 1-1/2″ベアリング (upper1-1/8″ステ管用変換パーツ付き)
ハンドル：Black inc 一体型ハンドルバーステム ハンドル幅 760mm、ステム長：60 / 70 / 80 mm
シートポスト：blackincシートポスト(400mm / φ31.6 / 2ボルト / オフセット無し)
BB：CeramicSpeed T47ネジ切り BB Coatedベアリング
価格：435,600円（税込）
Lando HT フレームセット＋ホイール
ホイール：Black inc 27CDホイール
価格：699,600円（税込）
Lando HT 完成車
コンポーネント：スラムXX1
フロントフォーク：DT SWISS F DT232 ONE 120mm 29″ 51mm Offset REMOTE / Black inc リジットフォーク
クランク長： 170 / 175mm
チェーンリング : 32 / 34T
カセットコグ: XX1 10-52T
ホイール：Black inc Twenty-seven C
タイヤ : Good Year Peak 29 x 2.25″
サドル：Selle Italia SLR Boost Superflow X-Cross TI 145mm
価格：946,000円（税込）
リンク
Amazon.co.jp
