2022/08/07(日) - 09:57
超級山岳ラグナス・デ・ネイラに登り詰めるブエルタ・ア・ブルゴス最終日でジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)が勝利。パヴェル・シヴァコフ(イネオス・グレナディアーズ)がフランス人として25年振りの総合優勝に輝いた。
スペイン北部のカスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県を舞台に行われたブエルタ・ア・ブルゴス(UCI2.Pro)。5日間の戦いを締めくくるのは170kmに4つのカテゴリー山岳が詰め込まれた本格山岳ステージで、超級山岳ラグナス・デ・ネイラ(登坂距離11.9km/平均勾配6.2%)で大会最後の山岳バトルが繰り広げられた。
この日もアクチュアルスタートからアタックと吸収を繰り返した結果、最初の1時間が時速49kmを越えるハイスピードで進行した。一時は17名による逃げグループが形成されたものの、途中の3級山岳で分裂。最終的にイスラエル・プレミアテックの下部チームであるイスラエル・サイクリングアカデミー所属のマルコ・フリゴ(イタリア)ら3名が先行した。
リーダージャージ擁するイネオス・グレナディアーズの集団コントロールにより、逃げグループのリードは4分を上限に縮まり始める。この日は気温26度と前日からの暑さが落ち着くなか、2012年大会の同じコースでプロ初勝利を挙げたエスデバン・チャベス(コロンビア)で勝利を狙うべく、EFエデュケーション・イージーポストも集団牽引に加わった。
ラスト3kmから勾配が上がり、最後は最大勾配13%が待ち受ける超級山岳ラグナス・デ・ネイラにプロトンが1分34秒遅れで突入する。最後まで粘ったフリゴを残り4kmで吸収すると、その直前に飛び出したたクリス・ハーパー(オーストラリア、ユンボ・ヴィスマ)のアタックから山岳決戦が始まった。
2019年のツアー・オブ・ジャパンを制覇した登坂力で一時は15秒まで差をつけたハーパーだったが、隊列を組んだイネオスが残り2.6km地点で捉える。そのカウンターでミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン)が飛び出すものの、スペイン王者カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ)によるペーシングで引き戻された。
このハイスピードの牽引にブエルタ・ア・エスパーニャを見据えるミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)ら強豪クライマーが脱落するなか、ロドリゲスの牽引はフィニッシュ手前500mまで続いた。その背後につくことができたのはリーダージャージを着るパヴェル・シヴァコフ(フランス、イネオス・グレナディアーズ)とロペス、そして一時は遅れながらも残り1kmで追いついたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)の3人だけだった。
残り250mでアルメイダが加速すると、ロペスが追従してシヴァコフが遅れを喫する。そしてこの一騎打ちをスプリント力で上回るアルメイダが制し、ポルトガル王者がブエルタ・ア・エスパーニャへ弾みをつける勝利を掴み取った。
「ここ数ヶ月はコンディションが上がらず困難な状況に陥っていたため、この勝利は特別に感じる。しかし今日は調子が良く、アタックして勝利を掴み取ることができた。次の目標である2週間後のブエルタ・ア・エスパーニャに向けて自信がついた。この後は少し休み、最後の合宿をこなしてブエルタに臨みたい」。そう語ったアルメイダは今年のジロ・デ・イタリアでは総合4位につけながらコロナ陽性になり棄権。その悔しさを晴らすべく、8月19日開幕のブエルタに挑む。
そして第44代ブエルタ・ア・ブルゴス総合優勝者の栄光は、アルメイダの7秒遅れでフィニッシュしたシヴァコフの手に。今年ロシアからフランスに国籍を変更したことで、シヴァコフはフランス人として1997年のローラン・ジャラベール以来25年振りとなる総合優勝者となった。
また惜しくも2位に沈んだロペスは山岳賞を獲得し、シヴァコフの総合優勝に尽力したロドリゲスはヤングライダー賞に輝いている。
スペイン北部のカスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県を舞台に行われたブエルタ・ア・ブルゴス(UCI2.Pro)。5日間の戦いを締めくくるのは170kmに4つのカテゴリー山岳が詰め込まれた本格山岳ステージで、超級山岳ラグナス・デ・ネイラ(登坂距離11.9km/平均勾配6.2%)で大会最後の山岳バトルが繰り広げられた。
この日もアクチュアルスタートからアタックと吸収を繰り返した結果、最初の1時間が時速49kmを越えるハイスピードで進行した。一時は17名による逃げグループが形成されたものの、途中の3級山岳で分裂。最終的にイスラエル・プレミアテックの下部チームであるイスラエル・サイクリングアカデミー所属のマルコ・フリゴ(イタリア)ら3名が先行した。
リーダージャージ擁するイネオス・グレナディアーズの集団コントロールにより、逃げグループのリードは4分を上限に縮まり始める。この日は気温26度と前日からの暑さが落ち着くなか、2012年大会の同じコースでプロ初勝利を挙げたエスデバン・チャベス(コロンビア)で勝利を狙うべく、EFエデュケーション・イージーポストも集団牽引に加わった。
ラスト3kmから勾配が上がり、最後は最大勾配13%が待ち受ける超級山岳ラグナス・デ・ネイラにプロトンが1分34秒遅れで突入する。最後まで粘ったフリゴを残り4kmで吸収すると、その直前に飛び出したたクリス・ハーパー(オーストラリア、ユンボ・ヴィスマ)のアタックから山岳決戦が始まった。
2019年のツアー・オブ・ジャパンを制覇した登坂力で一時は15秒まで差をつけたハーパーだったが、隊列を組んだイネオスが残り2.6km地点で捉える。そのカウンターでミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン)が飛び出すものの、スペイン王者カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ)によるペーシングで引き戻された。
このハイスピードの牽引にブエルタ・ア・エスパーニャを見据えるミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)ら強豪クライマーが脱落するなか、ロドリゲスの牽引はフィニッシュ手前500mまで続いた。その背後につくことができたのはリーダージャージを着るパヴェル・シヴァコフ(フランス、イネオス・グレナディアーズ)とロペス、そして一時は遅れながらも残り1kmで追いついたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)の3人だけだった。
残り250mでアルメイダが加速すると、ロペスが追従してシヴァコフが遅れを喫する。そしてこの一騎打ちをスプリント力で上回るアルメイダが制し、ポルトガル王者がブエルタ・ア・エスパーニャへ弾みをつける勝利を掴み取った。
「ここ数ヶ月はコンディションが上がらず困難な状況に陥っていたため、この勝利は特別に感じる。しかし今日は調子が良く、アタックして勝利を掴み取ることができた。次の目標である2週間後のブエルタ・ア・エスパーニャに向けて自信がついた。この後は少し休み、最後の合宿をこなしてブエルタに臨みたい」。そう語ったアルメイダは今年のジロ・デ・イタリアでは総合4位につけながらコロナ陽性になり棄権。その悔しさを晴らすべく、8月19日開幕のブエルタに挑む。
そして第44代ブエルタ・ア・ブルゴス総合優勝者の栄光は、アルメイダの7秒遅れでフィニッシュしたシヴァコフの手に。今年ロシアからフランスに国籍を変更したことで、シヴァコフはフランス人として1997年のローラン・ジャラベール以来25年振りとなる総合優勝者となった。
また惜しくも2位に沈んだロペスは山岳賞を獲得し、シヴァコフの総合優勝に尽力したロドリゲスはヤングライダー賞に輝いている。
ブエルタ・ア・ブルゴス2022第5ステージ結果
1位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | 4:06:19 |
2位 | ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン) | |
3位 | パヴェル・シヴァコフ(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 0:07 |
4位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | 0:15 |
5位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:21 |
個人総合成績
1位 | パヴェル・シヴァコフ(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 19:00:23 |
2位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | 0:35 |
3位 | ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン) | |
4位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | 0:41 |
5位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:42 |
その他の特別賞
山岳賞 | ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン) |
ポイント賞 | ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EFエデュケーション・イージーポスト) |
ヤングライダー賞 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) |
チーム総合成績 | ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
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