令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の自転車競技が、香川県高松市の高松競輪場で開幕した。初日は女子500mタイムトライアルで決勝が行われたほか、団体種目の男子チームスプリントと4kmチームパーシュートの予選などが行われた。



インターハイ自転車競技の会場となる高松競輪場インターハイ自転車競技の会場となる高松競輪場 photo:Satoru Kato
令和4年度のインターハイは「躍動の青い力 四国総体2022」をテーマに、四国4県の徳島県、香川県、愛媛県、高知県を舞台に各種目が開催される(ヨットのみ和歌山県で開催)。自転車競技は、トラック競技が香川県高松市の高松競輪場で8月4日から6日の3日間、ロードレースは高松市の南に隣接する綾川町で8月7日に開催される。

初日は、女子500mタイムトライアル決勝、男子チームスプリント予選、男子4kmチームパーシュート予選、男女ケイリン予選、男子スプリント予選+1/8決勝、男子4km速度競争予選が行われた。



チームスプリントは平工業高校、チームパーシュートは北桑田高校が予選トップ

男子チームスプリント予選1位 平工業高校(高木、山崎、大井川)1分16秒424男子チームスプリント予選1位 平工業高校(高木、山崎、大井川)1分16秒424 photo:Satoru Kato
男子チームスプリント予選2位 静岡北高校(熊谷、岩辺、吉田)1分17秒355男子チームスプリント予選2位 静岡北高校(熊谷、岩辺、吉田)1分17秒355 photo:Satoru Kato
男子チームスプリント予選3位 高松工芸高校(香西、川元、釜野)1分18秒023男子チームスプリント予選3位 高松工芸高校(香西、川元、釜野)1分18秒023 photo:Satoru Kato男子チームスプリント予選4位 祐誠高校(宮川、志波、倉持)1分18秒917男子チームスプリント予選4位 祐誠高校(宮川、志波、倉持)1分18秒917 photo:Satoru Kato

400m×3で行われたチームスプリントは、参加校の中で唯一1分16秒台を出した平工業高校が予選トップタイム。2位の静岡北高校に約1秒の差をつけた。3位には地元高松市の高松工芸高校、4位は祐誠高校となった。

男子4kmチームパーシュート予選1位 北桑田高校(西村、細谷、三宅、長島)4分22秒765男子4kmチームパーシュート予選1位 北桑田高校(西村、細谷、三宅、長島)4分22秒765 photo:Satoru Kato
男子4kmチームパーシュート予選2位 九州学院高校(福永、徳永、並江、船津)4分23秒299男子4kmチームパーシュート予選2位 九州学院高校(福永、徳永、並江、船津)4分23秒299 photo:Satoru Kato
4kmチームパーシュートは、北桑田高校が4分22秒台を出して予選トップ。九州学院高校が2位となり、昨年インターハイと同じ決勝の組み合わせとなった。北桑田の連覇となるか、九州学院がリベンジを果たすか?3位は崇德高校、4位は松山学院高校となった。

チームスプリント、4kmチームパーシュート共に、明日の2日目に決勝と3位決定戦が行われる。
男子チームスプリント 予選(400×3)
1位 平工業高校(高木、山崎、大井川) 1分16秒424
2位 静岡北高校(熊谷、岩辺、吉田) 1分17秒355
3位 高松工芸高校(香西、川元、釜野) 1分18秒023
4位 祐誠高校(宮川、志波、倉持) 1分18秒917
5位 岐阜第一高校(岩井、小栗、内山) 1分19秒361
6位 松山工業高校(加藤、本田、梅澤) 1分19秒405
男子4kmチーム・パーシュート 予選
1位 北桑田高校(西村、細谷、三宅、長島) 4分22秒765
2位 九州学院高校(福永、徳永、並江、船津) 4分23秒299
3位 崇德高校(大室、森田、塩出、廣田) 4分23秒770
4位 松山学院高校(阿部英斗、阿部源、鎌田、木綿) 4分25秒145
5位 東北高校(菅原、新宮、金子、上戸) 4分25秒306
6位 岐南工業高校(渡邊、河尻、別府、若原) 4分26秒702


女子500mタイムトライアル 北岡マリアが優勝

女子500mTT優勝 北岡マリア(内灘高校)37秒376女子500mTT優勝 北岡マリア(内灘高校)37秒376 photo:Satoru Kato
女子500mTT2位 米田千紘(内灘高校)37秒398女子500mTT2位 米田千紘(内灘高校)37秒398 photo:Satoru Kato女子500mTT3位 伊藤優里(朝明高校)37秒512女子500mTT3位 伊藤優里(朝明高校)37秒512 photo:Satoru Kato

初日唯一の決勝種目となった女子500mタイムトライアルには12名が出場。内灘高校2年の北岡マリアが37秒376で暫定首位に立つと、3月に行われた高校選抜の同種目で優勝した伊藤優里(朝明高校)や、同じ高校の先輩となる米田千紘も37秒台前半のタイムを出す。しかし北岡のタイムには僅かに届かず、2位米田とは0.022秒差という極僅差で北岡の優勝が決まった。

女子500mTT 表彰式女子500mTT 表彰式 photo:Satoru Kato
北岡マリア コメント
「36秒台を出したかったが、思うように走れず、イマイチなタイムになってしまった。6月の北信越大会の1週間前に落車して骨折してしまって良い結果が出せなかったが、「自信を持ってやれば大丈夫」とアドバイスされたので、その通りに挑んだ。来年またインターハイに出て、今度は36秒台前半を出したい」
女子500mタイムトライアル 結果
1位 北岡マリア(内灘高校) 37秒376
2位 米田千紘(内灘高校) 37秒398
3位 伊藤優里(朝明高校) 37秒512
4位 渡邊あかり(千原台高校) 37秒659
5位 中島 瞳(川越工業高校) 37秒965
6位 濱 彩春(東北高校) 38秒318


10秒台後半の争いとなったスプリント予選

男子スプリント予選1位 阿部英斗(松山学院高校)10秒675男子スプリント予選1位 阿部英斗(松山学院高校)10秒675 photo:Satoru Kato男子スプリント予選2位 高木海安(平工業高校)10秒854男子スプリント予選2位 高木海安(平工業高校)10秒854 photo:Satoru Kato

男子スプリント予選の200mフライングタイムトライアルは、阿部英斗(松山学院高校)の10秒675を筆頭に上位5名が10秒台をマーク。午後には1/8決勝が行われ、上位勢が順当に1/4決勝に勝ち進んだ。
男子スプリント予選(200mFTT)


text&photo:Satoru Kato

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