2022/07/07(木) - 10:13
ロンゴボルギーニの登坂アタックに追従したマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス)がジロ・ドンネ6日目で今大会2勝目。落車したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)は自ら先頭集団に追いついてマリアローザ保持に成功している。
母国勝利を狙う今季好調のキアラ・コンソンニ(イタリア、バルカー・トラベル&サービス) photo:CorVos
アルプスでの山岳3連戦を翌日に控え、第33回ジロ・デ・イタリア・ドンネ(ワールドツアー)6日目は平坦基調の114.7kmで行われた。サルニコの街に設定された3級山岳サン・パンタレオーネ(距離1.8km/平均5.7%)を含む16.1kmコースを5周回し、その後は昨年のイル・ロンバルディアのフィニッシュ地点であるベルガモに向かい西へ。残り4km地点にカテゴリーのつかないチッタアルタの丘(距離1.3km/平均7.1%)を越え、そこから下り基調のままフィニッシュするレイアウトだ。
逃げが決まらぬまま周回を重ねたプロトンからは、この日4度目の3級山岳の下り(残り45km地点)で屈指のダウンヒルテクニックを有するルシンダ・ブラント(オランダ、トレック・セガフレード)が飛び出すも、初日勝者のクリステン・フォークナー(アメリカ、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)がブリッジをかけるとメイン集団に吸収。その後も散発的なアタックが繰り返されながら周回コースを終え、プロトンはベルガモの街に入っていった。
逃げが決まらずひと塊のまま周回コースを進むプロトン photo:CorVos
カテゴリーのつかないチッタアルタの丘でペースが上がる photo:CorVos
レースが動いたのは残り4km地点のチッタアルタの丘(距離1.3km/平均7.1%)だった。登り口に敷かれた石畳でマリアローザを着るアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が落車すると、時を同じくしてエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)がアタック。総合で5分遅れを取り戻したいロンゴボルギーニの動きにマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス)が反応し、そこに総合2位マビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ)も追従した。
アシストが遅れ単独となったファンフルーテンは自ら動き、総合3位のマルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)を引き連れ追走する。そして下り区間を巧みに利用して先頭集団に合流を果たすと、勝負は先頭11名によるスプリント勝負に。今大会のスプリントで争ったエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)とシャーロッテ・コール(オランダ、チームDSM)が登りで遅れ不在のスプリントで、フォスに勝る選手はいなかった。
フォスとその背後についたロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)がほぼ同時に腰を上げると、そこにシルヴィア・ペルシコ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス)も加わり三つ巴に。だが、そこから更に踏み込んだフォスが先頭でフィニッシュラインを通過。35歳の女子ロードレース界の女王が、その戦績にジロ・ドンネ区間通32勝目を加えた。
スプリントでロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)らを退けたマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス) photo:CorVos
今大会2勝目を挙げたマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス) photo:CorVos
大会2勝目を飾ったフォスは「再び勝利できたことはとてもクール。このジロ・ドンネで2勝できるとは思わなかった。1勝したことで肩の荷が下りたものの、更に勝ち星を伸ばしたかった。2位や3位がに沈んだ私に、チームは変わらぬサポートをしてくれた。その走りに勝利で報いることができて本当に嬉しい」と喜びを表現している。
落車したものの、自ら動いてトップとタイム差なしでフィニッシュしたファンフルーテンはマリアローザを死守。総合2位のガルシア、3位のカヴァッリも同じ集団内でレースを終えたため総合順位に変化なく、翌日からアルプス3連戦が幕を開ける。
ジロ・ドンネ通算32勝目を祝うマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス) photo:CorVos
落車しながらもマリアローザを死守したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:CorVos

アルプスでの山岳3連戦を翌日に控え、第33回ジロ・デ・イタリア・ドンネ(ワールドツアー)6日目は平坦基調の114.7kmで行われた。サルニコの街に設定された3級山岳サン・パンタレオーネ(距離1.8km/平均5.7%)を含む16.1kmコースを5周回し、その後は昨年のイル・ロンバルディアのフィニッシュ地点であるベルガモに向かい西へ。残り4km地点にカテゴリーのつかないチッタアルタの丘(距離1.3km/平均7.1%)を越え、そこから下り基調のままフィニッシュするレイアウトだ。
逃げが決まらぬまま周回を重ねたプロトンからは、この日4度目の3級山岳の下り(残り45km地点)で屈指のダウンヒルテクニックを有するルシンダ・ブラント(オランダ、トレック・セガフレード)が飛び出すも、初日勝者のクリステン・フォークナー(アメリカ、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)がブリッジをかけるとメイン集団に吸収。その後も散発的なアタックが繰り返されながら周回コースを終え、プロトンはベルガモの街に入っていった。


レースが動いたのは残り4km地点のチッタアルタの丘(距離1.3km/平均7.1%)だった。登り口に敷かれた石畳でマリアローザを着るアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が落車すると、時を同じくしてエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)がアタック。総合で5分遅れを取り戻したいロンゴボルギーニの動きにマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス)が反応し、そこに総合2位マビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ)も追従した。
アシストが遅れ単独となったファンフルーテンは自ら動き、総合3位のマルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)を引き連れ追走する。そして下り区間を巧みに利用して先頭集団に合流を果たすと、勝負は先頭11名によるスプリント勝負に。今大会のスプリントで争ったエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)とシャーロッテ・コール(オランダ、チームDSM)が登りで遅れ不在のスプリントで、フォスに勝る選手はいなかった。
フォスとその背後についたロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)がほぼ同時に腰を上げると、そこにシルヴィア・ペルシコ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス)も加わり三つ巴に。だが、そこから更に踏み込んだフォスが先頭でフィニッシュラインを通過。35歳の女子ロードレース界の女王が、その戦績にジロ・ドンネ区間通32勝目を加えた。


大会2勝目を飾ったフォスは「再び勝利できたことはとてもクール。このジロ・ドンネで2勝できるとは思わなかった。1勝したことで肩の荷が下りたものの、更に勝ち星を伸ばしたかった。2位や3位がに沈んだ私に、チームは変わらぬサポートをしてくれた。その走りに勝利で報いることができて本当に嬉しい」と喜びを表現している。
落車したものの、自ら動いてトップとタイム差なしでフィニッシュしたファンフルーテンはマリアローザを死守。総合2位のガルシア、3位のカヴァッリも同じ集団内でレースを終えたため総合順位に変化なく、翌日からアルプス3連戦が幕を開ける。


ジロ・デ・イタリア・ドンネ2022第6ステージ
1位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス) | 2:58:30 |
2位 | ロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス) | |
3位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス) | |
4位 | クリステン・フォークナー(アメリカ、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
5位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
6位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | |
7位 | マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | |
8位 | マビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ) | |
9位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | |
10位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) |
個人総合成績
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | 14:50:05 |
2位 | マビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ) | 0:25 |
3位 | マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 0:54 |
4位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 5:00 |
5位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 5:13 |
6位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | 5:14 |
7位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス) | 5:25 |
8位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、SDワークス) | 5:28 |
9位 | エリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム) | 5:45 |
10位 | エヴィータ・ムジック(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 5:55 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィス) |
ヤングライダー賞 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、SDワークス) |
山岳賞 | エリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp
Choice GOLDEN ISOLATE ゴールデンアイソレート ホエイプロテイン 抹茶 1kg【鮮度を保つ真空パックにリニューアル】 [ 乳酸菌ブレンド/人工甘味料不使用 ] GMOフリー 天然甘味料 ステビア タンパク�
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥6,980 (¥6,980 / 個)
チョイス SILVER WHEY (シルバーホエイ) ホエイプロテイン 抹茶 (1.05kg) GMOフリー/人工甘味料不使用/粉末 ドリンク グラスフェッド プロテイン
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥4,980 (¥4,980 / 個)
Choice ゴールデンホエイ グラスフェッド ホエイプロテイン 抹茶 1kg プロテイン 人工甘味料不使用 国内製造 乳酸菌ブレンド GMOフリー
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥5,980 (¥6 / グラム)