現役最後のブエルタ・ア・エスパーニャに向けスペインで練習していたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が7月2日、ひき逃げに遭ったとチームが発表した。バルベルデは検査入院したものの、骨折など大きな怪我はしていないという。



現役ラストシーズンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)現役ラストシーズンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:La Route d'Occitanie
モビスターは7月2日、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)がスペイン・ムルシアでのトレーニング中にひき逃げにあったとSNSで報告した。「チームメイトとアルカンタリージャを走行していた土曜日、バルベルデが事件に巻き込まれていたことが分かった。バルベルデに骨折や深刻な怪我はなく、24時間の入院と検査を受け、早期退院を予定している。また練習パートナーについても同じく怪我はない」とバルベルデの無事を伝えている。

現地スペインメディアによると事件が起こったのは発表同日の2日。走行中のバルベルデと練習を共にしていた2人の側を車が猛スピードで通過すると、それに練習パートナーの1人が抗議。一度通り過ぎた車が一時停止すると、バックのままバルベルデたちに突っ込んできたのだという。


バルベルデは自身のインスタグラムで「今日受け取ったサポートと愛情に感謝する。幸い僕は元気だ」と投稿した。また車の運転手は69歳の男性で、事件直後に現場から逃走したものの、その後地元警察に出頭したと報じられている。

昨年10月に2022年限りでの現役引退を発表している42歳のバルベルデ。今年はストラーデビアンケで2位に入ると、続くラ・フレーシュ・ワロンヌでも僅差で2位に。またジロ・デ・イタリアを総合11位で完走するなど、ラストイヤーとは思えぬ活躍を見せている。

text:Sotaro.Arakawa

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