ファンバーレが独走！ ライバル勢を置き去りにし、パリ〜ルーベ初優勝を掴む

第119回パリ〜ルーベは2014年以来となる独走で決着。並み居るライバルを置き去りにし、およそ19kmを一人逃げ切ったディラン・ファンバーレ（オランダ、イネオス・グレナディアーズ）が栄冠を掴み取った。

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カルフール＝ド＝ラルブルで独走するディラン・ファンバーレ（オランダ、イネオス・グレナディアーズ） photo:CorVos
序盤の横風分断作戦によって、いきなりマチュー・ファンデルプール（オランダ、アルペシン・フェニックス）とワウト・ファンアールト（ベルギー、ユンボ・ヴィスマ）が遅れを取るという衝撃的な展開で幕開けた第119回パリ〜ルーベ。レースのあちこちで攻撃とメカトラブル、落車が絶えず続くカオスの中、最終的に有力勢が軒並み揃った状態で最終局面を迎えた。

独走でルーベのヴェロドロームにフィニッシュしたディラン・ファンバーレ（オランダ、イネオス・グレナディアーズ） photo:CorVos
1分47秒遅れの2位争いはワウト・ファンアールト（ベルギー、ユンボ・ヴィスマ）が先着 photo:CorVos
マテイ・モホリッチ（スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス）たちと共に先頭グループを作り、残り20kmを切ったNo.4「カンファナン・ペヴェル」で飛び出したのはディラン・ファンバーレ（オランダ、イネオス・グレナディアーズ）。ファンデルプールは力無く失速し、全開で追うファンアールトとシュテファン・キュング（スイス、グルパマFDJ）も追いつかない。誰よりも速く残り距離を駆け抜けたファンバーレが、キャリア最大の独走勝利を掴んだ。