2022/03/28(月) - 10:41
前回王者マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)とエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)によるスプリントが繰り広げられたヘント〜ウェヴェルヘム女子レース。白熱の戦いはバルサモが制し、ワールドツアー3連続勝利を飾った。
男子レース同様メニン門をスタートするヘント〜ウェヴェルヘム女子レース photo:CorVos
男子と同じく「クラシックの王様」ロンド・ファン・フラーンデレンを1週間後に控えた3月27日、ワールドツアー第5戦ヘント〜ウェヴェルヘム女子レースが開催された。モニュメント以外で最長距離を誇る男子レースとは異なり、距離は136.8kmと女子ワールドツアーレースの平均レベルだが、バーネベルグと最大勾配22%を誇るケンメルベルグは健在。後半35kmは平坦基調のためスプリンターによる争いが予想された。
バグパイプが吹かれるメニン門のスタート地点には、昨年王者のマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)やロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)、ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM)など有力選手が勢揃い。またワールドツアーでハットトリック(3連続優勝)のかかるエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)もアルカンシエルを身に纏い出走した。
終始集団前方でマリアンヌ・フォス(オランダ)を守るユンボ・ヴィスマ photo:CorVos
1度目のケンメルベルグを登るロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)ら4名 photo:CorVos
序盤からアタックと吸収を繰り返したレースは、残り59km地点のモンテベルグでクリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス)の加速から本格的に動き出す。頂上を越えてロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)が短い下りで飛び出すと、その動きに追随したカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)やリアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM)らが4名の先頭集団を作った。
30秒のリードを奪いながら1度目のケンメルベルグを越えていったコペッキーたちだったが、集団スプリントに持ち込みたいトレック・セガフレードが牽引するメイン集団によって引き戻される。2度目かつ最後のケンメルベルグでグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が仕掛けるものの決まらず、その後もアタックと吸収を繰り返した集団は、ひと塊のままフィニッシュの待つウェヴェルヘム市街へ。
集団スプリントに向けSDワークスが人数を揃えてリードアウトしたが、選手が入り乱れたスプリントでバルサモのスピードに敵うものはいなかった。フォスやコペッキーも追従することはできず、アルカンシエルを着るバルサモが8日間で3度目となるワールドツアー勝利を飾った。
混沌の集団スプリントを制したエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) photo:CorVos
絶好調エリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)がスプリントを制す photo:CorVos
「1番好きなレースでの勝利。夢が叶い、これ以上の喜びはない。ケンメルベルグは急勾配で厳しかったが、チームメイトの助けによって良い位置でクリアすることができた。チームによる素晴らしい働きが少しプレッシャーになったものの、調子の良い脚が勝利へと導いてくれた。冬のトレーニングが報われたようだ」と、ワールドツアー3戦3勝と絶好調をキープするバルサモは語った。
ワールドツアー3連続勝利を挙げたエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) photo:CorVos
一方、2連覇を阻まれたフォスは「軽い風邪から回復し、その中で掴んだ2位という結果には満足している。複雑なスプリントになり、腰を上げるタイミングが難しかった。適切なタイミングからスプリントを始められたと思うので、バルサモが私より強かっただけ」と、敗れるも笑顔でレースを振り返った。
2連覇に及ばなかったマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
![男子レース同様メニン門をスタートするヘント〜ウェヴェルヘム女子レース](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-004.jpeg)
男子と同じく「クラシックの王様」ロンド・ファン・フラーンデレンを1週間後に控えた3月27日、ワールドツアー第5戦ヘント〜ウェヴェルヘム女子レースが開催された。モニュメント以外で最長距離を誇る男子レースとは異なり、距離は136.8kmと女子ワールドツアーレースの平均レベルだが、バーネベルグと最大勾配22%を誇るケンメルベルグは健在。後半35kmは平坦基調のためスプリンターによる争いが予想された。
バグパイプが吹かれるメニン門のスタート地点には、昨年王者のマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)やロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)、ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM)など有力選手が勢揃い。またワールドツアーでハットトリック(3連続優勝)のかかるエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)もアルカンシエルを身に纏い出走した。
![終始集団前方でマリアンヌ・フォス(オランダ)を守るユンボ・ヴィスマ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-017.jpeg)
![1度目のケンメルベルグを登るロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)ら4名](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-041.jpeg)
序盤からアタックと吸収を繰り返したレースは、残り59km地点のモンテベルグでクリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス)の加速から本格的に動き出す。頂上を越えてロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)が短い下りで飛び出すと、その動きに追随したカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)やリアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM)らが4名の先頭集団を作った。
30秒のリードを奪いながら1度目のケンメルベルグを越えていったコペッキーたちだったが、集団スプリントに持ち込みたいトレック・セガフレードが牽引するメイン集団によって引き戻される。2度目かつ最後のケンメルベルグでグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が仕掛けるものの決まらず、その後もアタックと吸収を繰り返した集団は、ひと塊のままフィニッシュの待つウェヴェルヘム市街へ。
集団スプリントに向けSDワークスが人数を揃えてリードアウトしたが、選手が入り乱れたスプリントでバルサモのスピードに敵うものはいなかった。フォスやコペッキーも追従することはできず、アルカンシエルを着るバルサモが8日間で3度目となるワールドツアー勝利を飾った。
![混沌の集団スプリントを制したエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-027.jpeg)
![絶好調エリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)がスプリントを制す](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-047.jpeg)
「1番好きなレースでの勝利。夢が叶い、これ以上の喜びはない。ケンメルベルグは急勾配で厳しかったが、チームメイトの助けによって良い位置でクリアすることができた。チームによる素晴らしい働きが少しプレッシャーになったものの、調子の良い脚が勝利へと導いてくれた。冬のトレーニングが報われたようだ」と、ワールドツアー3戦3勝と絶好調をキープするバルサモは語った。
![ワールドツアー3連続勝利を挙げたエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-051.jpeg)
一方、2連覇を阻まれたフォスは「軽い風邪から回復し、その中で掴んだ2位という結果には満足している。複雑なスプリントになり、腰を上げるタイミングが難しかった。適切なタイミングからスプリントを始められたと思うので、バルサモが私より強かっただけ」と、敗れるも笑顔でレースを振り返った。
![2連覇に及ばなかったマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/03/28/corvos00034097-025.jpeg)
ヘント〜ウェヴェルヘム2022結果
1位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) | 3:39:15 |
2位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | |
3位 | マリアジュリア・コンファロニエーリ(イタリア、セラティツィット・WNTプロサイクリング) | |
4位 | ロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス) | |
5位 | エマセシル・ノルスゴー(デンマーク、モビスター) | |
6位 | マルタ・バスティアネッリ(イタリア、UAEチームADQ) | |
7位 | スザンヌ・アンデルセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) | |
8位 | タマラ・ドロノワバラボリナ(ロシア、ローラン・コジェアス・エーデルワイス スクアッド) | |
9位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス) | |
10位 | クララ・コッポニ(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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