最終スプリントを制したのは2007年世界王者のマルタ・バスティアネッリ(イタリア、UAEチームADQ)。危なげなく走ったアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が早くも今季最初の総合優勝を決めている。
メイン集団をコントロールするモビスター photo:CorVos
ボルタ・コムニタ・バレンシアナ・フェミネス2022第4ステージ photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines前日に山岳決戦を終え、セトマーナ・バレンシアナ・ボルタ・コムニタ・バレンシアナ・フェミネス(UCI2.1)は歴史ある街サグントからバレンシア州の州都バレンシアに向かう118kmの最終ステージに舞台を移した。
緩やかなアップダウンが続く序盤から中盤にかけて逃げグループが2度形成され、その中から単独逃げに持ち込んだグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)は2分のリードを得たものの、モビスターやスプリンターチームの猛追によって残り8kmで吸収される。
2分リードで逃げるグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines
初日に続く区間2勝目を狙ったエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) photo:CorVos
集団スプリントを制したマルタ・バスティアネッリ(イタリア、UAEチームADQ) photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines
平均40km/hオーバーで進んだ1日の最後、勝負はバレンシア市街地でのスプリントに。トレック・セガフレードが絶好のリードアウトを組み世界王者エリーザ・バルサモ(イタリア)を発進させたものの、マルタ・バスティアネッリ(イタリア、UAEチームADQ)が追い上げ、パス。2007年の世界選手権を制した34歳のベテランスプリンターが波に乗る現チャンピオンを打ち負かした。
マルタ・バスティアネッリ(イタリア)の勝利を喜ぶUAEチームADQ photo:CorVos
総合優勝を挙げたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:CorVosphoto:CorVos
また、前日に圧倒的な力を披露したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が今季初となる総合優勝を早速手に入れた。「今日はチームメイトのおかげで一度もパニックになることなく走りきれた。モビスターの女子チームは年々レベルを上げていて、リーダーチームとしての走り方の経験値も上がってきている」とチームを評価する。
4ヶ月半前のパリ〜ルーベの落車で大怪我を負い(当初3週間のベッド安静だったものの、24時間後には歩行練習開始)、12月半ばにようやく松葉杖から解放されていたファンフルーテン。そこから急仕込みでトレーニングを重ね、トップ選手たちを打ち負かして総合優勝を掴んだ。
「今こうしてシーズンインに間に合わせることができて嬉しい。自分の走りを披露できてプレッシャーから解放された。暖かいスペインレースを走れてリラックスできたし、これから目標とするジロとツールに合わせていく。1年前のこの日に亡くなったチームソワニエと、まだ病院にいるアミー・ピーテルスに優勝ジャージを捧げたい。才能あるエマ(ノルスゴー)と一緒に走る、次のオンループ・ヘット・ニュースブラッドが楽しみ」とファンフルーテンは締めくくっている。
なお、今回の勝利はモビスターにとって1980年の設立以降通算998勝目。記録的な1000勝目まであと2勝に迫っている。


緩やかなアップダウンが続く序盤から中盤にかけて逃げグループが2度形成され、その中から単独逃げに持ち込んだグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)は2分のリードを得たものの、モビスターやスプリンターチームの猛追によって残り8kmで吸収される。



平均40km/hオーバーで進んだ1日の最後、勝負はバレンシア市街地でのスプリントに。トレック・セガフレードが絶好のリードアウトを組み世界王者エリーザ・バルサモ(イタリア)を発進させたものの、マルタ・バスティアネッリ(イタリア、UAEチームADQ)が追い上げ、パス。2007年の世界選手権を制した34歳のベテランスプリンターが波に乗る現チャンピオンを打ち負かした。


また、前日に圧倒的な力を披露したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が今季初となる総合優勝を早速手に入れた。「今日はチームメイトのおかげで一度もパニックになることなく走りきれた。モビスターの女子チームは年々レベルを上げていて、リーダーチームとしての走り方の経験値も上がってきている」とチームを評価する。
4ヶ月半前のパリ〜ルーベの落車で大怪我を負い(当初3週間のベッド安静だったものの、24時間後には歩行練習開始)、12月半ばにようやく松葉杖から解放されていたファンフルーテン。そこから急仕込みでトレーニングを重ね、トップ選手たちを打ち負かして総合優勝を掴んだ。
「今こうしてシーズンインに間に合わせることができて嬉しい。自分の走りを披露できてプレッシャーから解放された。暖かいスペインレースを走れてリラックスできたし、これから目標とするジロとツールに合わせていく。1年前のこの日に亡くなったチームソワニエと、まだ病院にいるアミー・ピーテルスに優勝ジャージを捧げたい。才能あるエマ(ノルスゴー)と一緒に走る、次のオンループ・ヘット・ニュースブラッドが楽しみ」とファンフルーテンは締めくくっている。
なお、今回の勝利はモビスターにとって1980年の設立以降通算998勝目。記録的な1000勝目まであと2勝に迫っている。
ボルタ・コムニタ・バレンシアナ・フェミネス2022第4ステージ結果
1位 | マルタ・バスティアネッリ(イタリア、UAEチームADQ) | 2:56:23 |
2位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) | |
3位 | スザンヌ・アンデルセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) | |
4位 | ジョージア・ベイカー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
5位 | サラ・ロイ(オーストラリア、キャニオン・スラム) | |
6位 | シルヴィア・ザナルディ(イタリア、ビーピンク) | |
7位 | カーリーン・スヴィンケルス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | |
8位 | ヴァレンティーヌ・フォルタン(フランス、コフィディス) | |
9位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) | |
10位 | マルティナ・アルツィーニ(イタリア、コフィディス) |
その他の特別賞
個人総合成績 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) |
山岳賞 | エリカ・マグナルディ(イタリア、UAEチームADQ) |
ヤングライダー賞 | シルヴィア・ザナルディ(イタリア、ビーピンク) |
チーム総合成績 | FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ |
text:So Isobe
photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines,CorVos
photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines,CorVos
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