バレンシアナ女子3日目のクイーンステージをアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が制圧。1級山岳でライバルを突き放し、総合首位に浮上した。
バレンシア内陸部の山岳地帯を走る photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines
ボルタ・コムニタ・バレンシアナ・フェミネス2022第3ステージ photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Feminesバレンシア州を駆け巡る女子レース、セトマーナ・バレンシアナ・ボルタ・コムニタ・バレンシアナ・フェミネス(UCI2.1)は3日目のクイーンステージ。135kmコースに3つ用意されたカテゴリー山岳は全て1級で、しかも最終版にそのうち2つが連続し、3つ目のビスタベッラ・デル・マエスラット山頂にフィニッシュする。
この日序盤に逃げグループは生まれず、後半にようやくアレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)たち4名が1分半リードで逃げるも、2連続1級山岳の序盤で引き戻された。
ここから組織的なペースアップを行ったのは、元世界王者アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)をエースに据えるモビスターだった。「残り17km地点で急勾配区間があるのが分かっていた。向かい風だったのでチーム力を使うことに少し躊躇したけれど、やはりチームメイトに頼んでペースを上げてもらった」と言うファンフルーテンは、ライバルチームの力を削ったのち、自ら急勾配区間で加速した。
モビスター列車の先頭に立ち、自らペースを上げるアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:CorVos
独走し、後続との差を広げるアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:CorVos
元世界王者のアタックに反応したのはFDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープのセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク)とマルタ・カヴァッリ(イタリア)、そしてマビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ)の3名だけ。そして「4〜5kmを全力で踏み込んだ後に彼女たちにローテーションを回すように頼んだ。その後頂上まで残り1.5km地点でFDJの二人がチーム戦に出たけれど、その差を埋め、急コーナーで思い切り踏んだ」と言うファンフルーテンがライバルたちを振りきった。
ファンフルーテンは2つ目の山頂を20秒リードで越え、短い下りと最終山岳ビスタベッラ・デル・マエスラット(登坂距離6.9km/平均5.3%)をタイムトライアルモードで突き進む。「無線が機能しなかったけれど、チームカーからの応援で気合が入った」と言うファンフルーテンは、リードを1分以上まで広げてフィニッシュ。圧倒的な登坂力と独走力を武器に、今季1勝目と総合リーダージャージを掴み取った。
今季初勝利をクイーンステージで挙げたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:CorVos
「すごく上手くいった一日で、いい脚試しになった。オフシーズンに重ねたたくさんの練習が報われてとても嬉しい。1時間の登りもシミュレーションしていたし自信になった。明日はスプリンターチームの助けも期待できるので、上手く走ってリーダージャージを持ち帰りたい」と、2022年もプロトンの中心となることを予見させる走りを披露したファンフルーテンは話している。


この日序盤に逃げグループは生まれず、後半にようやくアレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)たち4名が1分半リードで逃げるも、2連続1級山岳の序盤で引き戻された。
ここから組織的なペースアップを行ったのは、元世界王者アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)をエースに据えるモビスターだった。「残り17km地点で急勾配区間があるのが分かっていた。向かい風だったのでチーム力を使うことに少し躊躇したけれど、やはりチームメイトに頼んでペースを上げてもらった」と言うファンフルーテンは、ライバルチームの力を削ったのち、自ら急勾配区間で加速した。


元世界王者のアタックに反応したのはFDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープのセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク)とマルタ・カヴァッリ(イタリア)、そしてマビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ)の3名だけ。そして「4〜5kmを全力で踏み込んだ後に彼女たちにローテーションを回すように頼んだ。その後頂上まで残り1.5km地点でFDJの二人がチーム戦に出たけれど、その差を埋め、急コーナーで思い切り踏んだ」と言うファンフルーテンがライバルたちを振りきった。
ファンフルーテンは2つ目の山頂を20秒リードで越え、短い下りと最終山岳ビスタベッラ・デル・マエスラット(登坂距離6.9km/平均5.3%)をタイムトライアルモードで突き進む。「無線が機能しなかったけれど、チームカーからの応援で気合が入った」と言うファンフルーテンは、リードを1分以上まで広げてフィニッシュ。圧倒的な登坂力と独走力を武器に、今季1勝目と総合リーダージャージを掴み取った。

「すごく上手くいった一日で、いい脚試しになった。オフシーズンに重ねたたくさんの練習が報われてとても嬉しい。1時間の登りもシミュレーションしていたし自信になった。明日はスプリンターチームの助けも期待できるので、上手く走ってリーダージャージを持ち帰りたい」と、2022年もプロトンの中心となることを予見させる走りを披露したファンフルーテンは話している。
ボルタ・コムニタ・バレンシアナ・フェミネス2022第3ステージ結果
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | 4:07:46 |
2位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | +1:07 |
3位 | マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | +1:51 |
4位 | グレース・ブラウン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | +2:27 |
5位 | マビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ) | +2:28 |
6位 | エレン・ファンダイク(オランダ、トレック・セガフレード) | +2:37 |
7位 | アン・サンテステバン(スペイン、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
8位 | ジュリエット・ラボウ(フランス、チームDSM) | |
9位 | エリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム) | |
10位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | 2:39 |
その他の特別賞
個人総合成績 | ソラヤ・パラディン(イタリア、キャニオン・スラム) |
山岳賞 | エリカ・マグナルディ(イタリア、UAEチームADQ) |
ヤングライダー賞 | シルヴィア・ザナルディ(イタリア、ビーピンク) |
チーム総合成績 | FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ |
text:So Isobe
photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines,CorVos
photo:SC-Volta Comunitat Valenciana Femines,CorVos
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