マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)が超ロングスプリントでライバルを一蹴した。ヘントでの落車から僅か6週間。36歳が勢いよく今季初勝利を射止めている。
オマーン国旗を振りながらレースを応援 photo:A.S.O.
ツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)の2日目の舞台は、ナシーム公園からスハーラ・コーニッシュウェを目指すほぼ真っ平らな167.5km。前日よりも難易度を下げたレイアウトであり、この日も各チームは集団スプリント向けた作戦を持ってスタートラインに集結した。
逃げ切りチャンスがほぼ0%のこの日、果敢に集団から飛び出したのはアントニオ・アングロ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)とスティーブン・クランシー(アイルランド、ノボ ノルディスク)の2人。追いかけるメイン集団の先頭はオマーンナショナルチームとバイクエクスチェンジ・ジェイコが牽引し、2人のリードは最大でも3分以内に抑え込まれた。
先頭2人による中間スプリントのボーナスタイム争いはアングロが先着してこの日終了時点での総合成績4位浮上を叶える。海風吹き付けるオマーン湾沿岸地帯は集団分裂の危険もはらんでいたものの、この日積極的に分断作戦を選ぶチームは現れなかった。
逃げるアントニオ・アングロ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)とスティーブン・クランシー(アイルランド、ノボ ノルディスク) photo:A.S.O.
繰り下がりでポイント賞ジャージを着るマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:A.S.O.
スプリントを狙うヤングライダー賞のカーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) photo:A.S.O.
真っ白なモスクを横目に駆け抜ける photo:A.S.O.
レース後半。アングロとクランシーは互いの健闘を中継カメラにアピールしながら吸収され、ここから前日のリベンジを狙うクイックステップ・アルファヴィニル勢が徒党を組んで集団コントロール。単独で飛び出し、一時40秒ほどのリードを稼いだガブリエル・ミュラー(フランス、ブルゴスBH)もレース終盤に引き戻されている。
美しい砂浜に脇目も振らず、フィニッシュまで続く一直線ルートでバイクエクスチェンジ・ジェイコとUAEチームエミレーツが激しくリードアウトトレインをぶつけ合う。その争いに勝利したUAEは最終発射台マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)が2連勝を狙うフェルナンド・ガビリア(コロンビア)を率いたが、リードアウトを失って沈んでいたマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)が強烈な追い上げを披露した。
圧倒的なスプリントで今季初勝利を掴んだマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:A.S.O.
カヴェンディッシュは一人風を受けながらスルスルとポジションを上げ、各スプリンターたちが加速する時既に勝負の最前線へ。アモリ・カピオ(ベルギー、アルケア・サムシック)とフェンスに挟まれトップスピードに持ち込めないガビリアを抜き去り、追い込むカーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)を一切寄せ付けずにガッツポーズ。余裕すら感じさせる追い上げスプリントで今季初勝利を射止めた。
ボーナスタイムを得て総合首位に浮上したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:A.S.O.
11月のヘント6日間レースで落車し、肺に穴が開いてからわずか6週間。あまりにも強すぎるカヴェンディッシュが復活。ガビリアの繰り下がりで着ていたポイント賞ジャージを我がものにした「マンクス・ミサイル(マン島超特急)」。「昨日を経て強い自信と共にスタートしたんだ。かなり遠い場所からのスプリントだったけれど、十分にスピードをのせることができた。怪我から僅かな間に復活し、コンディションを上げることができてとても満足しているよ」と、ボーナスタイムによって総合リーダーにも立ったカヴは話している。

ツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)の2日目の舞台は、ナシーム公園からスハーラ・コーニッシュウェを目指すほぼ真っ平らな167.5km。前日よりも難易度を下げたレイアウトであり、この日も各チームは集団スプリント向けた作戦を持ってスタートラインに集結した。
逃げ切りチャンスがほぼ0%のこの日、果敢に集団から飛び出したのはアントニオ・アングロ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)とスティーブン・クランシー(アイルランド、ノボ ノルディスク)の2人。追いかけるメイン集団の先頭はオマーンナショナルチームとバイクエクスチェンジ・ジェイコが牽引し、2人のリードは最大でも3分以内に抑え込まれた。
先頭2人による中間スプリントのボーナスタイム争いはアングロが先着してこの日終了時点での総合成績4位浮上を叶える。海風吹き付けるオマーン湾沿岸地帯は集団分裂の危険もはらんでいたものの、この日積極的に分断作戦を選ぶチームは現れなかった。




レース後半。アングロとクランシーは互いの健闘を中継カメラにアピールしながら吸収され、ここから前日のリベンジを狙うクイックステップ・アルファヴィニル勢が徒党を組んで集団コントロール。単独で飛び出し、一時40秒ほどのリードを稼いだガブリエル・ミュラー(フランス、ブルゴスBH)もレース終盤に引き戻されている。
美しい砂浜に脇目も振らず、フィニッシュまで続く一直線ルートでバイクエクスチェンジ・ジェイコとUAEチームエミレーツが激しくリードアウトトレインをぶつけ合う。その争いに勝利したUAEは最終発射台マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)が2連勝を狙うフェルナンド・ガビリア(コロンビア)を率いたが、リードアウトを失って沈んでいたマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)が強烈な追い上げを披露した。

カヴェンディッシュは一人風を受けながらスルスルとポジションを上げ、各スプリンターたちが加速する時既に勝負の最前線へ。アモリ・カピオ(ベルギー、アルケア・サムシック)とフェンスに挟まれトップスピードに持ち込めないガビリアを抜き去り、追い込むカーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)を一切寄せ付けずにガッツポーズ。余裕すら感じさせる追い上げスプリントで今季初勝利を射止めた。

11月のヘント6日間レースで落車し、肺に穴が開いてからわずか6週間。あまりにも強すぎるカヴェンディッシュが復活。ガビリアの繰り下がりで着ていたポイント賞ジャージを我がものにした「マンクス・ミサイル(マン島超特急)」。「昨日を経て強い自信と共にスタートしたんだ。かなり遠い場所からのスプリントだったけれど、十分にスピードをのせることができた。怪我から僅かな間に復活し、コンディションを上げることができてとても満足しているよ」と、ボーナスタイムによって総合リーダーにも立ったカヴは話している。
ツアー・オブ・オマーン2022第2ステージ結果
1位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) | 4:10:31 |
2位 | カーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
3位 | アモリ・カピオ(ベルギー、アルケア・サムシック) | |
4位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | |
5位 | トム・デブリーント(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | |
6位 | ミヒケル・レイム(エストニア、ブルゴスBH) | |
7位 | キャンベル・スチュワート(ニュージーランド、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
8位 | ポール・ペノエ(フランス、グルパマ・エフデジ) | |
9位 | ミラン・メンテン(ベルギー、ビンゴール・パウェルスソース WB) | |
10位 | カルロス・カナル(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) |
個人総合成績
1位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) | 7:27:16 |
2位 | カーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | +0:09 |
3位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | +0:09 |
4位 | アントニオ・アングロ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) | +0:13 |
5位 | ペイオ・ゴイコエチェア(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) | +0:13 |
6位 | アモリ・カピオ(ベルギー、アルケア・サムシック) | +0:15 |
7位 | ポール・ペノエ(フランス、グルパマ・エフデジ) | +0:17 |
8位 | ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | +0:19 |
9位 | ミヒケル・レイム(エストニア、ブルゴスBH) | |
10位 | ミラン・メンテン(ベルギー、ビンゴール・パウェルスソース WB) |
その他特別賞
ポイント賞 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ) |
ヤングライダー賞 | カーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:So Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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