2022/01/24(月) - 17:48
東京・浅草で2年ぶりに開催されたサイクルパーツ合同展示会レポート後編。輪界のメーカー&代理店が一挙に集う展示会で見つけた気になるパーツやアクセサリーの数々を一挙に紹介する。
カーボンドライジャパンが東京オフィス CDJ Tokyoを開設
今春には東京事務所を開設予定だというカーボンドライジャパン。新スタッフの野澤さん(左)と早川社長(右)
破損したカーボンフレームの超音波診断や修理で好評のカーボンドライジャパン(愛知県日進市)は今春に東京オフィス CDJ Tokyo (仮称)を開設するという。新たに赤外線を使用する診断システムを導入、東京事務所での診断と修理受付も可能になる。また洗車サービスや好評のフレームペイントの相談窓口にもなるという。関東圏の人なら愛車を持ち込んでの対面相談が可能になるのは嬉しい限りだ。
カーボンドライジャパンは補修だけでなくカスタムペイント塗装も得意だ
ビッグプーリー&ケージも好評だ
ビッグプーリーにはカスタムペイントも可能
オルベアORCA AERO
エアロダイナミクスを追求したオルベアORCA AERO
オルベアのエアロを追求したロードバイク「ORCA AERO」はTTバイクのようなフレームにエアロ効果を高めるストレージボックスなども一体化して設計された究極のバイク。写真の仕様で850,300円(税込み)のプライス。(サイクルクリエーション)
ダウンチューブ下にはエアロ形状をしたストレージボックスが備わる
オルベアORCA AEROのハンドル周り
LAKE 新作CX302シューズ
LAKEの新モデルロードシューズ、CX302
LAKEは新モデルのロードシューズ、CX302を展示。BOAのLi2ダイヤルを搭載してフィット感を向上させた軽量シューズで、ヒルクライマーや上り重視のレーサーにヒットしそうだ。またフラットペダルで踏みやすいソールのシューズも展示していた。(キルシュベルク)
BOA Li2ダイヤルを搭載してフィット感を向上させた軽量シューズだ
好評のフルカーボンソールを採用する
フラットソールを搭載したLAKEシューズ
フラペ、ピン打ちペダルに対応したアウトソール
CYCOLOGY アパレル&アクセサリー
カラフルでサイケなCYCOLOGY(サイコロジー)のウェア
とにかくカラフルでサイケなCYCOLOGY(サイコロジー)はオーストラリアのシドニー、ノーザンビーチ発のサイクリングウエアブランド。ジャージやビブ、アクサセリー、自転車を降りてもライドへのモチベーションを上げてくれるTシャツやアンダーウエアまでカバーしたラインナップだ。
カラフル&にぎやかなハンドルバーテープ
カラフルなソックスも大人気だという
フジチカ TUBERESSCUE チューブレス修理キット
ロードチューブレスタイヤの路上での完全なパンク修理を目指して開発されたフジチカ TUBERESSCUE
ゴムパッチをTUBERESSCUEで穴に打ち込み、パンク穴を塞ぐ
KISEKIシーラントと併用して完全に修理できた例
GOKISOの近藤会長が自身のモノづくりを追求するために生まれた別ブランドが「フジチカ」。チューブレスタイヤ修理キットのTUBERESSCUE(チューブレスキュー)は路上でのチューブレスロードタイヤの完璧な修理を完結できるアイデア商品。パンク穴を整えるニードルを備え、ゴムパッチ(プラグ)を挿入して引き抜くことで内部から穴を塞いでしまう。コンドームと同じ純度の天然ラテックスシーラントKISEKI(キセキ)を併せて使用する。軽量を追求するレーサーに。
フジチカが開発するカーボンチューブレスリム ASHIGAL(足軽)。GOKISOホイールに搭載されるのも間近だろうか?
そしてチューブレスカーボンリムのASHIGAL(アシガル)もリリース間近だ。このリムを用いたホイールをサポートチームの選手によってレースでの実戦テストが重ねられているのを見ている。GOKISOホイールに搭載されるのも間近だろうか?
Finetrackドライレイヤー、オールロードグローブ
ファイントラックのドライレイヤーアンダー。サイクリストに向けて本格展開を開始する
ハイカーやアウトドアアクティビティストに人気の日本のアウトドア総合ブランドFinetrack(ファイントラック)は今季サイクル界に本格進出するという。「ドライレイヤー」を使用したアンダーは汗冷えを防ぐ撥水アンダーで、すでにハードなライドを伴うサイクリストに人気。おもに3タイプタイプあり、シーンにあわせて選べる。
Finetrack オールロードグローブ
インナーグローブは薄手でレイヤリングがしやすい
ドライレイヤーを使用した「オールロードグローブ」は指先が露出する撥水サイクリンググローブ。レイヤリングが可能で、雨のなかでも使用できるレイングローブとしても使えるオールシーズン&オールロードグローブ。3月より販売開始。
Muc-off ケミカル
マックオフの錆止め剤HCB-1は強力な防錆効果を発揮する
洗車を楽しくしてくれるUS発のケミカル、Muc-offは新製品をデモ&展示。錆止め剤HCB-1は屋外に放置したバイクの錆抑制効果で他社のケミカルを大きく上回る効果を実験で実証。水洗いやインドアトレーニングの汗で過酷な環境のバイクを錆から守ってくれる要注目ケミカルだ。洗車が手で楽しめるウォッシュグローブや、高価格ながら最高の潤滑性能をもつLUDICROUS AFなども注目だ。
洗車が楽しくなるマックオフのケミカル類
マックオフの洗車グローブは手でホイールやフレームの裏側・細部を洗うことができる
Vipros プロショップ向けガラスコーティング剤
Viprosのガラスコーティング剤 V-SHIELD TypeG
日本のケミカルブランドのViprosがスポーツバイク用のガラスコーティング剤「V-SHIELD TypeG」を開発。硬化皮膜型ガラスコーティングにより光沢、撥水、滑走性を発揮。保護が長持ちするプロ仕様で、まもなくサイクルショップ等で施工サービスがスタートする。
OCCAM APEXフレームストラップ
OCCAM APEXフレームストラップ
BOAシステムを用いてフレームに取り付ける
チューブやタイヤレバーをコンパクトにまとめられる
OCCAMは BOAシステムを利用してフレームに直接取り付けるストラップ式の「APEXフレームストラップ」を展示。スペアチューブやパンク修理キットなどをスマートに携帯できる人気アイテムだ。
ASTUTO BERDスポークホイール、IMEZIシーラント
振動吸収能力をもつ繊維状のBERD Polylightスポークを採用したASTUTOのホイールとティム・スミス氏
繊維状のBERD Polylightスポークが振動吸収能力をもつ
リムベッドにはスポーク穴も無いチューブレスカーボンリム
群馬の安中市に拠点を持つ、ティム・スミス氏がプロデュースするホイールブランドのGS ASTUTO(アステュート)。振動吸収能力をもつ繊維状のBERD Polylightスポークを用いたホイールは最近のワイドリム&軽量のポイントも抑えつつ価格が手頃なのが魅力。IMEZIシーラントは空気保持とパンク時の修復の2つの機能を分けて用意し、プロショップの評価の高い逸品。
IMEZIシーラントは空気保持とパンク時の修復の2つの機能を分けて用意
ゼータトレーディング Close The Gap、PedalPlate
一体型ハンドルの数だけあるClose The Gapのベル付きサイコンホルダー
世界中のマニアックでニッチなパーツを取り扱うゼータトレーディングはClose The Gapでベル付きサイコンホルダーを展示。ピナレロのMOSTやスコット採用のシンクロスの一体型ハンドルに着けられるサイコンホルダーで、下部にベルを備える。各社・ブランドに適合する多くの種類を揃える徹底ぶり。
PedalPlateはビンディングペダルを普通履きのシューズで踏めるようになるアダプター
マグネットの力を利用したMagpedペダル
他にもクリートのようなPedalPlateはビンディングペダルを普通履きのシューズで踏めるようになるアダプター。Magpedペダルはマグネットの力で安定させる初心者に嬉しいペダルシステムだ。
R250 サイクルバッグ類が何でも揃う
R250企画人の岩田康裕さん(ワールドサイクル)
R250のバッグ類は膨大なバリエーションを揃える
サイクリストのニーズに応じたバッグやアクセサリー類を揃えるR250(アールニーゴーマル)は日本のワールドサイクルのオリジナルブランド。「輪行マイスター」として知られる企画者の岩田康裕さんのアイデアを生かした製品を続々リリースしている。最近流行のバイクパッキング系の製品は痒いところに手が届く製品がいっぱいだ。
もっと運びたいという人向けの大型のツールケース
ライド先でコーヒーを淹れるためのグッズを収納できる
ステアリング操作に影響しないトップチューブバッグ
R250のコンパクト輪行袋。右端は現在の最軽量モデル
好評のオルトリーブのサドルバッグのファスナー延長キット。巻数1回でも届くようになるとか
ハンドルバッグ脇にライトホルダーを取り付けることもできる
背中に500mlペットボトルを入れられるブルベ用セーフティベスト
初心者マーク型のリフレクターも
MCインターナショナル SHRED.
ソフトタイプで装着が楽そうなSHREDのプロテクター
マグラブレーキの代理店として知られるMCインターナショナルがSHRED.(シュレッド)の取り扱いを開始。アイウェア、パッド、ヘルメットなどMTB用プロテクター製品群が充実している。
SHREDのMTB用ヘルメット&ゴーグル
またReverse ComponentにはMTBハンドルやステム、そして手頃な価格ながら最新スペックのMTBリムが充実。ライダーに選ばれるブランドだ。需要が高まっているマグラE-Bike対応ローターは堅牢で軽量、放熱性にも優れている。なによりスタイリッシュだ。
MTB系のパーツをラインナップする Reverse Component
Reverse ComponentのMTB系リムは手軽な価格で「今のサイズ」が揃う
マグラのE-Bike対応ローターは堅牢で軽量、放熱性にも優れている
TUBAGRA パンプトラック&ダージャン専用MTBフレーム
内藤仁雄さんがプロデュースするTUBAGRA パンプトラック・バイクパーク・ジャンプトレイル用26インチMTBフレーム
MTBインストラクターでもある内藤仁雄さんがプロデュースするTUBAGRA(ツバグラ)。 「パンプトラック・バイクパーク・ジャンプトレイル用26インチMTBフレーム」はなんと名前の通りパンプトラックなどで遊ぶためのテクニックを磨ける、内藤さんのこだわりが詰まった日本製フレームだ。他にも26インチで最近の設計のリムやハンドル、ステム、ギア板などのパーツを揃える。
MTBフレームのほかにもハンドル、ステム、ハブ、コグなども揃える
26インチの最新規格のダージャン&MTBリムもあります!
パーツ合同展示会は新型コロナウィルス感染拡大対策も万全に開催に踏み切ったが、搬入作業中において2人の陽性者がでてしまう。それでも濃厚接触者が居なかったことで結果的には2日間無事開催しきった。遠方からの出展を見合わせるブースもいくつかあったのは残念なところ。来場数は18日(火)653名、19日(水)797名の2日間合計 1,450名だった。
text&photo:Makoto AYANO
カーボンドライジャパンが東京オフィス CDJ Tokyoを開設

破損したカーボンフレームの超音波診断や修理で好評のカーボンドライジャパン(愛知県日進市)は今春に東京オフィス CDJ Tokyo (仮称)を開設するという。新たに赤外線を使用する診断システムを導入、東京事務所での診断と修理受付も可能になる。また洗車サービスや好評のフレームペイントの相談窓口にもなるという。関東圏の人なら愛車を持ち込んでの対面相談が可能になるのは嬉しい限りだ。



オルベアORCA AERO

オルベアのエアロを追求したロードバイク「ORCA AERO」はTTバイクのようなフレームにエアロ効果を高めるストレージボックスなども一体化して設計された究極のバイク。写真の仕様で850,300円(税込み)のプライス。(サイクルクリエーション)


LAKE 新作CX302シューズ

LAKEは新モデルのロードシューズ、CX302を展示。BOAのLi2ダイヤルを搭載してフィット感を向上させた軽量シューズで、ヒルクライマーや上り重視のレーサーにヒットしそうだ。またフラットペダルで踏みやすいソールのシューズも展示していた。(キルシュベルク)




CYCOLOGY アパレル&アクセサリー

とにかくカラフルでサイケなCYCOLOGY(サイコロジー)はオーストラリアのシドニー、ノーザンビーチ発のサイクリングウエアブランド。ジャージやビブ、アクサセリー、自転車を降りてもライドへのモチベーションを上げてくれるTシャツやアンダーウエアまでカバーしたラインナップだ。


フジチカ TUBERESSCUE チューブレス修理キット



GOKISOの近藤会長が自身のモノづくりを追求するために生まれた別ブランドが「フジチカ」。チューブレスタイヤ修理キットのTUBERESSCUE(チューブレスキュー)は路上でのチューブレスロードタイヤの完璧な修理を完結できるアイデア商品。パンク穴を整えるニードルを備え、ゴムパッチ(プラグ)を挿入して引き抜くことで内部から穴を塞いでしまう。コンドームと同じ純度の天然ラテックスシーラントKISEKI(キセキ)を併せて使用する。軽量を追求するレーサーに。

そしてチューブレスカーボンリムのASHIGAL(アシガル)もリリース間近だ。このリムを用いたホイールをサポートチームの選手によってレースでの実戦テストが重ねられているのを見ている。GOKISOホイールに搭載されるのも間近だろうか?
Finetrackドライレイヤー、オールロードグローブ

ハイカーやアウトドアアクティビティストに人気の日本のアウトドア総合ブランドFinetrack(ファイントラック)は今季サイクル界に本格進出するという。「ドライレイヤー」を使用したアンダーは汗冷えを防ぐ撥水アンダーで、すでにハードなライドを伴うサイクリストに人気。おもに3タイプタイプあり、シーンにあわせて選べる。


ドライレイヤーを使用した「オールロードグローブ」は指先が露出する撥水サイクリンググローブ。レイヤリングが可能で、雨のなかでも使用できるレイングローブとしても使えるオールシーズン&オールロードグローブ。3月より販売開始。
Muc-off ケミカル

洗車を楽しくしてくれるUS発のケミカル、Muc-offは新製品をデモ&展示。錆止め剤HCB-1は屋外に放置したバイクの錆抑制効果で他社のケミカルを大きく上回る効果を実験で実証。水洗いやインドアトレーニングの汗で過酷な環境のバイクを錆から守ってくれる要注目ケミカルだ。洗車が手で楽しめるウォッシュグローブや、高価格ながら最高の潤滑性能をもつLUDICROUS AFなども注目だ。


Vipros プロショップ向けガラスコーティング剤

日本のケミカルブランドのViprosがスポーツバイク用のガラスコーティング剤「V-SHIELD TypeG」を開発。硬化皮膜型ガラスコーティングにより光沢、撥水、滑走性を発揮。保護が長持ちするプロ仕様で、まもなくサイクルショップ等で施工サービスがスタートする。
OCCAM APEXフレームストラップ



OCCAMは BOAシステムを利用してフレームに直接取り付けるストラップ式の「APEXフレームストラップ」を展示。スペアチューブやパンク修理キットなどをスマートに携帯できる人気アイテムだ。
ASTUTO BERDスポークホイール、IMEZIシーラント



群馬の安中市に拠点を持つ、ティム・スミス氏がプロデュースするホイールブランドのGS ASTUTO(アステュート)。振動吸収能力をもつ繊維状のBERD Polylightスポークを用いたホイールは最近のワイドリム&軽量のポイントも抑えつつ価格が手頃なのが魅力。IMEZIシーラントは空気保持とパンク時の修復の2つの機能を分けて用意し、プロショップの評価の高い逸品。

ゼータトレーディング Close The Gap、PedalPlate

世界中のマニアックでニッチなパーツを取り扱うゼータトレーディングはClose The Gapでベル付きサイコンホルダーを展示。ピナレロのMOSTやスコット採用のシンクロスの一体型ハンドルに着けられるサイコンホルダーで、下部にベルを備える。各社・ブランドに適合する多くの種類を揃える徹底ぶり。


他にもクリートのようなPedalPlateはビンディングペダルを普通履きのシューズで踏めるようになるアダプター。Magpedペダルはマグネットの力で安定させる初心者に嬉しいペダルシステムだ。
R250 サイクルバッグ類が何でも揃う


サイクリストのニーズに応じたバッグやアクセサリー類を揃えるR250(アールニーゴーマル)は日本のワールドサイクルのオリジナルブランド。「輪行マイスター」として知られる企画者の岩田康裕さんのアイデアを生かした製品を続々リリースしている。最近流行のバイクパッキング系の製品は痒いところに手が届く製品がいっぱいだ。








MCインターナショナル SHRED.

マグラブレーキの代理店として知られるMCインターナショナルがSHRED.(シュレッド)の取り扱いを開始。アイウェア、パッド、ヘルメットなどMTB用プロテクター製品群が充実している。

またReverse ComponentにはMTBハンドルやステム、そして手頃な価格ながら最新スペックのMTBリムが充実。ライダーに選ばれるブランドだ。需要が高まっているマグラE-Bike対応ローターは堅牢で軽量、放熱性にも優れている。なによりスタイリッシュだ。



TUBAGRA パンプトラック&ダージャン専用MTBフレーム

MTBインストラクターでもある内藤仁雄さんがプロデュースするTUBAGRA(ツバグラ)。 「パンプトラック・バイクパーク・ジャンプトレイル用26インチMTBフレーム」はなんと名前の通りパンプトラックなどで遊ぶためのテクニックを磨ける、内藤さんのこだわりが詰まった日本製フレームだ。他にも26インチで最近の設計のリムやハンドル、ステム、ギア板などのパーツを揃える。


パーツ合同展示会は新型コロナウィルス感染拡大対策も万全に開催に踏み切ったが、搬入作業中において2人の陽性者がでてしまう。それでも濃厚接触者が居なかったことで結果的には2日間無事開催しきった。遠方からの出展を見合わせるブースもいくつかあったのは残念なところ。来場数は18日(火)653名、19日(水)797名の2日間合計 1,450名だった。
text&photo:Makoto AYANO
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