2022/01/29(土) - 14:52
2021年から連続してバイクを2台リリースしてきたダボスが、第3弾となるM-605をリリースする。今回のバイクのコンセプトはオールテレインのツーリングバイク。荷物をフル装備して、自由気ままにサイクリングを楽しむための自転車だ。
名古屋に拠点を構える総合代理店のフカヤが、創業110周年を記念してリリースしてきたツーリングバイクのD-604とD-309に続いてM-605をローンチする。これまでそれぞれ、ネオ・ランドナー、ネオ・スポルティーフというコンセプトを掲げてきたダボスのバイクだが、今回はオールテレイン・バイク(ATB)に位置づけられたモデルとなっている。
ATBといえばマウンテンバイクが誕生した頃に、今で言うところのマウンテンバイクに相当する自転車を示す言葉だった。その頃から時代が進み、機材が進化していくとマウンテンバイクは言葉通り山で遊ぶための自転車として特化していく一方、ATBはその名前が示す通り、オールテレイン、つまりあらゆる路面に対応するバイクとしてMTBの原型に近いスタイルを維持する自転車を示すようになった。
つまり、M-605はオフロード走行に適したスタイルの1台ということになる。今回のオールテラインバイクというコンセプトに"ネオ"とつけられていない理由は、オフロード車をベースとしたツーリングスタイルはアメリカなどでも行われているため。ダボスでもATBをベースにツーリングを楽しんでもらいたいという想いから今回のバイクをリリースしている。
ツーリングバイクとしてのATBは、キャンプの荷物を大量に持ち運んでも耐えられる車体、走行の安定性が魅力となる。程よい荷物量を自転車に積載するために、携行する荷物を吟味し、最適化していくバイクパッキングのようなスタイルではなく、キャンプでの快適性を高めるために必要な物を全て持ち運ぶようなスタイルも似合う自転車に仕上げられている。
その耐久性と安定性を向上させるために試作を繰り返し、フレーム素材にはTANGEのChampion No.1を採用。ジオメトリーや詳細のスペックなどもブラッシュアップを続けたという。
フォークまでクロモリ素材として信頼性を確保していることもポイントだ。カーボンフォークが全盛の今、熟練の溶接工による作業が求められるクロモリ製フォークを採用したのは、ダボスのこだわりに他ならない。また、トラベル量100mmのサスペンションフォークに換装することも可能だという。
装着できるホイールサイズを29インチと27.5のどちらにも設定していることもポイント。MTBで再び主流となった29インチはタイヤ外径の大きさによる巡航性能や走破性が魅力だが、小柄な方にとっては扱いにくいことも事実である。そのため、27.5インチも装着できるのは嬉しいスペックだろう。
同時に27.5インチホイールを装着する際の最大タイヤ幅は2.8インチという27.5プラスサイズとされている。プラスサイズは接地面積が広がり、グリップ力や安定性に優れるだけではなく、タイヤ外径が29インチホイールを使う場合に近づき、似たような性能を得られることがメリット。様々なホイールやタイヤを使うことができる選択肢の広さは魅力だろう。
ホイールサイズをコンパーチブル仕様とするために採用されたのが、リアのスライダーエンドだ。開発の段階ではエキセントリックBBも候補に上がったというが、パーツ等の入手性を考慮してスライダーエンドを採用したという。また、シングルスピードとしても使う事が可能となっており、走りのシンプルさも求めたいという要望にも応えてくれるバイクとなっている。エンド幅はBOOST規格で、パーツを選びやすくしている。
M-605はスタンドオーバーハイトが低く足つき性が良いことも魅力であり、荷物をフル積載した状態でもバランスを崩しにくいはずだ。同時にドロッパーシートポストの装着も可能とされており、サスペンションフォークと合わせればMTBのように遊べるだろう。
パーツのチョイス次第で、フル積載のキャンプツーリングスタイル、荷物を洗練させるバイクパッキングスタイル、コミュータースタイル、MTBスタイルにカスタマイズできるM-605。ユーザーの自由なアイデア次第でバイクの魅力を引き出せるはずだ。フレームセットの価格は115,500円(税込)。
今回のローンチをうけてダボスは舗装路をメインとして快速に走るためのD-309、舗装路とグラベルどちらもカバーするD-604とあわせて、ほぼ全てのツーリングシチュエーションをカバーするラインアップを揃えたことになる。
得意とするスピードレンジが各モデルで異なり、ユーザーは行動範囲でバイクを選べそうだ。走行する路面の得意不得意はあるかもしれないが、基本はサイクリングルートの選択肢にオフロードが含まれても対応できるようになっているのがダボスのバイクだろう。
M-605もオールテレインだからといってシングルトラックやグラベルがメインとなるわけではなく、荷物を積んだ状態で20km/hほどの速度で走行して、ツーリングを楽しむものと感じる。だからこそ、スピードをあげすぎないアーバンライドにも適している1台だとダボスは言う。
仲間と会話を楽しみながらキャンプツーリングを満喫、パニアバッグを搭載して通勤通学に使うといったシチュエーションを走りつつ、オフロードのエッセンスを加えて楽しみたい方にはフィットするだろう。
ダボス M-605
フレーム:TANGE Champion No.1 クロモリダブルバテッドパイプ
フォーク:4130クロモリフォーク
フレーム重量:2400g(未塗装、Mサイズ)
フォーク重量:1500g(未塗装、コラム未カット、スルーアクスルなし)
ヘッドチューブ:ストレート44ヘッドチューブ(専用ヘッドパーツ付属)
ブレーキマウント:前:インターナショナルマウント 後:ポストマウント
スルーアクスル:F15x110(M15*P1.5mm)、R12x148 (M12*P1.5mm)
クランク:シングル38T(max), ダブル38Tx28T(max)
ローター径:F:最大180mm R:最大160mm対応
シートポスト:27.2mm/ 29.8mm(シートクランプ付属)
タイヤサイズ:29インチ Max 2.6/ 27.5インチ Max 2.8
カラー:Lake dull blue、Wandering Desert
サイズ:S、M、L
価格:115,500円(税込)
名古屋に拠点を構える総合代理店のフカヤが、創業110周年を記念してリリースしてきたツーリングバイクのD-604とD-309に続いてM-605をローンチする。これまでそれぞれ、ネオ・ランドナー、ネオ・スポルティーフというコンセプトを掲げてきたダボスのバイクだが、今回はオールテレイン・バイク(ATB)に位置づけられたモデルとなっている。
ATBといえばマウンテンバイクが誕生した頃に、今で言うところのマウンテンバイクに相当する自転車を示す言葉だった。その頃から時代が進み、機材が進化していくとマウンテンバイクは言葉通り山で遊ぶための自転車として特化していく一方、ATBはその名前が示す通り、オールテレイン、つまりあらゆる路面に対応するバイクとしてMTBの原型に近いスタイルを維持する自転車を示すようになった。
つまり、M-605はオフロード走行に適したスタイルの1台ということになる。今回のオールテラインバイクというコンセプトに"ネオ"とつけられていない理由は、オフロード車をベースとしたツーリングスタイルはアメリカなどでも行われているため。ダボスでもATBをベースにツーリングを楽しんでもらいたいという想いから今回のバイクをリリースしている。
ツーリングバイクとしてのATBは、キャンプの荷物を大量に持ち運んでも耐えられる車体、走行の安定性が魅力となる。程よい荷物量を自転車に積載するために、携行する荷物を吟味し、最適化していくバイクパッキングのようなスタイルではなく、キャンプでの快適性を高めるために必要な物を全て持ち運ぶようなスタイルも似合う自転車に仕上げられている。
その耐久性と安定性を向上させるために試作を繰り返し、フレーム素材にはTANGEのChampion No.1を採用。ジオメトリーや詳細のスペックなどもブラッシュアップを続けたという。
フォークまでクロモリ素材として信頼性を確保していることもポイントだ。カーボンフォークが全盛の今、熟練の溶接工による作業が求められるクロモリ製フォークを採用したのは、ダボスのこだわりに他ならない。また、トラベル量100mmのサスペンションフォークに換装することも可能だという。
装着できるホイールサイズを29インチと27.5のどちらにも設定していることもポイント。MTBで再び主流となった29インチはタイヤ外径の大きさによる巡航性能や走破性が魅力だが、小柄な方にとっては扱いにくいことも事実である。そのため、27.5インチも装着できるのは嬉しいスペックだろう。
同時に27.5インチホイールを装着する際の最大タイヤ幅は2.8インチという27.5プラスサイズとされている。プラスサイズは接地面積が広がり、グリップ力や安定性に優れるだけではなく、タイヤ外径が29インチホイールを使う場合に近づき、似たような性能を得られることがメリット。様々なホイールやタイヤを使うことができる選択肢の広さは魅力だろう。
ホイールサイズをコンパーチブル仕様とするために採用されたのが、リアのスライダーエンドだ。開発の段階ではエキセントリックBBも候補に上がったというが、パーツ等の入手性を考慮してスライダーエンドを採用したという。また、シングルスピードとしても使う事が可能となっており、走りのシンプルさも求めたいという要望にも応えてくれるバイクとなっている。エンド幅はBOOST規格で、パーツを選びやすくしている。
M-605はスタンドオーバーハイトが低く足つき性が良いことも魅力であり、荷物をフル積載した状態でもバランスを崩しにくいはずだ。同時にドロッパーシートポストの装着も可能とされており、サスペンションフォークと合わせればMTBのように遊べるだろう。
パーツのチョイス次第で、フル積載のキャンプツーリングスタイル、荷物を洗練させるバイクパッキングスタイル、コミュータースタイル、MTBスタイルにカスタマイズできるM-605。ユーザーの自由なアイデア次第でバイクの魅力を引き出せるはずだ。フレームセットの価格は115,500円(税込)。
今回のローンチをうけてダボスは舗装路をメインとして快速に走るためのD-309、舗装路とグラベルどちらもカバーするD-604とあわせて、ほぼ全てのツーリングシチュエーションをカバーするラインアップを揃えたことになる。
得意とするスピードレンジが各モデルで異なり、ユーザーは行動範囲でバイクを選べそうだ。走行する路面の得意不得意はあるかもしれないが、基本はサイクリングルートの選択肢にオフロードが含まれても対応できるようになっているのがダボスのバイクだろう。
M-605もオールテレインだからといってシングルトラックやグラベルがメインとなるわけではなく、荷物を積んだ状態で20km/hほどの速度で走行して、ツーリングを楽しむものと感じる。だからこそ、スピードをあげすぎないアーバンライドにも適している1台だとダボスは言う。
仲間と会話を楽しみながらキャンプツーリングを満喫、パニアバッグを搭載して通勤通学に使うといったシチュエーションを走りつつ、オフロードのエッセンスを加えて楽しみたい方にはフィットするだろう。
ダボス M-605
フレーム:TANGE Champion No.1 クロモリダブルバテッドパイプ
フォーク:4130クロモリフォーク
フレーム重量:2400g(未塗装、Mサイズ)
フォーク重量:1500g(未塗装、コラム未カット、スルーアクスルなし)
ヘッドチューブ:ストレート44ヘッドチューブ(専用ヘッドパーツ付属)
ブレーキマウント:前:インターナショナルマウント 後:ポストマウント
スルーアクスル:F15x110(M15*P1.5mm)、R12x148 (M12*P1.5mm)
クランク:シングル38T(max), ダブル38Tx28T(max)
ローター径:F:最大180mm R:最大160mm対応
シートポスト:27.2mm/ 29.8mm(シートクランプ付属)
タイヤサイズ:29インチ Max 2.6/ 27.5インチ Max 2.8
カラー:Lake dull blue、Wandering Desert
サイズ:S、M、L
価格:115,500円(税込)
リンク
Amazon.co.jp