2021/11/30(火) - 09:40
リトアニア・パネヴェジースで開催されたUCIトラック・チャンピオンズリーグ第2ラウンド。リーダージャージを纏うケイティ・アーチボルド(イギリス)などが下馬評通りの活躍を見せるなか、女子スクラッチで梶原悠未が3位と健闘した。
バルト海に面した唯一のヴェロドロームで行われたUCIトラック・チャンピオンズリーグ第2ラウンド。世界から集った72名のトップ選手たちが11月27日、エンデュランス2種目(スクラッチ、エリミネーション)とスプリント2種目(ケイリン、スプリント)で争った。
この日最初の決勝種目として行われた男子スクラッチは、トラック20周回(5km)を最も早くフィニッシュした選手が勝利という単純明快なエンデュランス種目。ラスト2周まで穏やかなペース進んだ展開に水色のリーダージャージを着るコルビン・ストロング(ニュージーランド)がリズムを乱されるなか、大集団スプリントをかつてマトリックスパワータグにも所属していたセバスチャン・モラ(スペイン)が制し、終盤に番手を下げた窪木一茂は10位でフィニッシュした。
もう一つのエンデュランス種目である男子エリミネーションでも勝利したのはモラだった。ニュートラルで一時レースが中断する影響からか、スクラッチで2位だったギャビン・フーバー(アメリカ)が早々に敗退。第1ラウンドで2冠のストロングも力尽きてしまう。最後はアーロン・ゲイト(ニュージーランド)との一騎打ちをモラが制し、ストロングから2ポイント差で総合首位を奪い取った。
男子ケイリンではハリー・ラブレイセン(オランダ)が、この日の最高速度時速82km/hをマークしたジェフリー・ホーフランド(オランダ)や第1ラウンドの勝者シュテファン・ベティヒャー(ドイツ)を抑えて優勝。続く男子スプリントでもラブレイセンは準決勝でベティヒャー(ドイツ)破ったニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)を差し切りスプリント種目で2冠を達成した。これによりラブレイセンは総合でも首位に立っている。
リーダージャージを着るケイティ・アーチボルド(イギリス)が2周目で意表を突く飛び出しを見せた女子スクラッチ決勝は、集団に吸収されたアーチボルドが集団スプリントでマギー・コールズリスター(カナダ)と梶原悠未を下し優勝。好調なアーチボルドはエリミネーションも制し、この種目2連勝とともに総合首位もキープしている。
女子スプリントを勝利したのはエンデュランス種目と同じく、総合首位のエマ・ヒンツェ(ドイツ)だった。決勝でロリアヌ・ジュネ(カナダ)の前方でレースを作ったヒンツェは、最終周回でバンクの傾斜を使い加速そのままフィニッシュ。「疲れ果てたが総合ポイントを加算できたこの勝利を誇りに思う」と語るように、2位に18ポイントをつける大差で首位を堅守した。
太田りゆが決勝進出した女子ケイリンは、21歳のレアソフィー・フリードリヒ(ドイツ)がヒンツェやラスト周回で仕掛けた第1ラウンドの勝者ケルシー・ミッチェル(カナダ)を抑えて勝利した。優勝とともにこの日の最速の71km/hを記録したフリードリヒは「スプリントで結果を残せなかったのでケイリンには高いモチベーションで挑むことができた」とレースを振り返り、笑顔を見せた。
バルト海に面した唯一のヴェロドロームで行われたUCIトラック・チャンピオンズリーグ第2ラウンド。世界から集った72名のトップ選手たちが11月27日、エンデュランス2種目(スクラッチ、エリミネーション)とスプリント2種目(ケイリン、スプリント)で争った。
この日最初の決勝種目として行われた男子スクラッチは、トラック20周回(5km)を最も早くフィニッシュした選手が勝利という単純明快なエンデュランス種目。ラスト2周まで穏やかなペース進んだ展開に水色のリーダージャージを着るコルビン・ストロング(ニュージーランド)がリズムを乱されるなか、大集団スプリントをかつてマトリックスパワータグにも所属していたセバスチャン・モラ(スペイン)が制し、終盤に番手を下げた窪木一茂は10位でフィニッシュした。
もう一つのエンデュランス種目である男子エリミネーションでも勝利したのはモラだった。ニュートラルで一時レースが中断する影響からか、スクラッチで2位だったギャビン・フーバー(アメリカ)が早々に敗退。第1ラウンドで2冠のストロングも力尽きてしまう。最後はアーロン・ゲイト(ニュージーランド)との一騎打ちをモラが制し、ストロングから2ポイント差で総合首位を奪い取った。
男子ケイリンではハリー・ラブレイセン(オランダ)が、この日の最高速度時速82km/hをマークしたジェフリー・ホーフランド(オランダ)や第1ラウンドの勝者シュテファン・ベティヒャー(ドイツ)を抑えて優勝。続く男子スプリントでもラブレイセンは準決勝でベティヒャー(ドイツ)破ったニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)を差し切りスプリント種目で2冠を達成した。これによりラブレイセンは総合でも首位に立っている。
リーダージャージを着るケイティ・アーチボルド(イギリス)が2周目で意表を突く飛び出しを見せた女子スクラッチ決勝は、集団に吸収されたアーチボルドが集団スプリントでマギー・コールズリスター(カナダ)と梶原悠未を下し優勝。好調なアーチボルドはエリミネーションも制し、この種目2連勝とともに総合首位もキープしている。
女子スプリントを勝利したのはエンデュランス種目と同じく、総合首位のエマ・ヒンツェ(ドイツ)だった。決勝でロリアヌ・ジュネ(カナダ)の前方でレースを作ったヒンツェは、最終周回でバンクの傾斜を使い加速そのままフィニッシュ。「疲れ果てたが総合ポイントを加算できたこの勝利を誇りに思う」と語るように、2位に18ポイントをつける大差で首位を堅守した。
太田りゆが決勝進出した女子ケイリンは、21歳のレアソフィー・フリードリヒ(ドイツ)がヒンツェやラスト周回で仕掛けた第1ラウンドの勝者ケルシー・ミッチェル(カナダ)を抑えて勝利した。優勝とともにこの日の最速の71km/hを記録したフリードリヒは「スプリントで結果を残せなかったのでケイリンには高いモチベーションで挑むことができた」とレースを振り返り、笑顔を見せた。
女子スクラッチ
1位 | ケイティ・アーチボルド(イギリス) |
2位 | マギー・コールズリスター(カナダ) |
3位 | 梶原悠未 |
男子スクラッチ
1位 | セバスチャン・モラ(スペイン) |
2位 | リース・ブリットン(イギリス) |
3位 | ギャビン・フーバー(アメリカ) |
10位 | 窪木一茂 |
女子エリミネーション
1位 | ケイティ・アーチボルド(イギリス) |
2位 | アニータ・イボンネ・ステンベル(ノルウェー) |
3位 | シルヴィア・ザナルディ(イタリア) |
16位 | 梶原悠未 |
男子エリミネーション
1位 | セバスチャン・モラ(スペイン) |
2位 | アーロン・ゲイト(ニュージーランド) |
3位 | ケランド・オブライエン(オーストラリア) |
6位 | 窪木一茂 |
女子ケイリン
1位 | レアソフィー・フリードリヒ(ドイツ) |
2位 | エマ・ヒンツェ(ドイツ) |
3位 | ケルシー・ミッチェル(カナダ) |
6位 | 太田りゆ |
男子ケイリン
1位 | ハリー・ラブレイセン(オランダ) |
2位 | ジェフリー・ホーフランド(オランダ) |
3位 | シュテファン・ベティヒャー(ドイツ) |
女子スプリント
1位 | エマ・ヒンツェ(ドイツ) |
2位 | ロリアヌ・ジュネ(カナダ) |
男子スプリント
1位 | ハリー・ラブレイセン(オランダ) |
2位 | ニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ) |
総合リーダー(第2ラウンド終了時)
女子スプリント | エマ・ヒンツェ(ドイツ) |
男子スプリント | ハリー・ラブレイセン(オランダ) |
女子エンデュランス | ケイティ・アーチボルド(イギリス) |
男子エンデュランス | セバスチャン・モラ(スペイン) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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