2021/10/26(火) - 17:37
ロード全日本選手権で勝利した、ウィニングバイクを連載形式で紹介していく。第1弾は、選手権初日にタイムトライアル2連覇を飾った増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のTTバイクにフォーカスする。
2位山本大喜(KINAN Cycling Team)以下を大きく引き離し、圧倒的と形容できる走りで全日本選手権タイムトライアル2連覇を飾った増田成幸(宇都宮ブリッツェン)。チャンピオンの走りを支えたのは、メリダのタイムトライアルバイク、TIME WARP TTだ。
エアロ性能はもちろんのこと、メリダ史上最高レベルとなる剛性と軽さを両立したタイムトライアルバイク。基本的に宇都宮ブリッツェンにはメリダの市販モデルが供給されているため、バーレーン・メリダのロゴは黒いテープで目隠しされている。
増田のロードバイク(SCULTURA)にはR9200系新型デュラエースが投入されたものの、まだ供給数が極僅かであるため、このTIME WARP TTはR9100世代のDi2が継続使用されている。アップダウンの多い広島中央森林公園コースに対し、増田はフロント55-42T、リア11-30Tという歯数構成で臨んでいた。ホイールはフロントC60、リアはPROのディスクホイールだ。
目を引くのはタイヤ。パナレーサーのロゴだけが記されたプロトタイプであり、現場に居合わせたメーカー担当者も詳細を明かさなかった。見る限りコットンケーシングのチューブラーモデルであり、サポートチームのロードバイクにも少なくない本数がセットされていた。決戦バイクに投入されていたことからも、今後情報公開となる日は近そうだ。
ハンドル周りはヴィジョンで、増田は合計55mmスペーサーを積んだセッティング。サドルはプロロゴで、滑り止めがついたDimension 143 CPCが使われていた。
text&photo:So Isobe
2位山本大喜(KINAN Cycling Team)以下を大きく引き離し、圧倒的と形容できる走りで全日本選手権タイムトライアル2連覇を飾った増田成幸(宇都宮ブリッツェン)。チャンピオンの走りを支えたのは、メリダのタイムトライアルバイク、TIME WARP TTだ。
エアロ性能はもちろんのこと、メリダ史上最高レベルとなる剛性と軽さを両立したタイムトライアルバイク。基本的に宇都宮ブリッツェンにはメリダの市販モデルが供給されているため、バーレーン・メリダのロゴは黒いテープで目隠しされている。
増田のロードバイク(SCULTURA)にはR9200系新型デュラエースが投入されたものの、まだ供給数が極僅かであるため、このTIME WARP TTはR9100世代のDi2が継続使用されている。アップダウンの多い広島中央森林公園コースに対し、増田はフロント55-42T、リア11-30Tという歯数構成で臨んでいた。ホイールはフロントC60、リアはPROのディスクホイールだ。
目を引くのはタイヤ。パナレーサーのロゴだけが記されたプロトタイプであり、現場に居合わせたメーカー担当者も詳細を明かさなかった。見る限りコットンケーシングのチューブラーモデルであり、サポートチームのロードバイクにも少なくない本数がセットされていた。決戦バイクに投入されていたことからも、今後情報公開となる日は近そうだ。
ハンドル周りはヴィジョンで、増田は合計55mmスペーサーを積んだセッティング。サドルはプロロゴで、滑り止めがついたDimension 143 CPCが使われていた。
text&photo:So Isobe
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