120年以上の歴史を誇るイタリアンバイクブランドのビアンキ。プレミアムレーシングブランドを自負するビアンキが新たにレース走行を楽しみたい方向けのグラベルバイク"IMPULSO PRO"をリリースする。



ビアンキ IMPULSO PRO(SAGE ESCAPE)ビアンキ IMPULSO PRO(SAGE ESCAPE) (c)ビアンキ
ビアンキは2021年モデルでARCADEXというカーボングラベルバイクをラインアップに加えたが、2022年モデルで早くもIMPULSO PROという新しいグラベルバイクを追加した。IMPULSOといえばこれまでもラインアップに用意されてきたモデルであり、PROはそのカーボン版にあたる新型だ。

IMPULSO PROでフォーカスされたのは走行スピード。ARCADEXは快適性や走破性が重視されていたのに対し、IMPULSO PROでは高速域でのパフォーマンスに焦点を当て、ビアンキが持つレーシングバイク開発のノウハウが落とし込まれた。

タイヤクリアランスは最大37mmまでタイヤクリアランスは最大37mmまで (c)ビアンキリアトライアングルの設計を煮詰めることで、優れた剛性と反応性を実現したリアトライアングルの設計を煮詰めることで、優れた剛性と反応性を実現した (c)ビアンキ


特に注力したのがバイクの横剛性で、そのためにビアンキはリアトライアングルを強化。ライダーが掛けたパワーが逃げないように捻れ剛性を向上させることで、スピードを追い求めるグラベル系のイベントや高速でのアドベンチャーライドにぴったりな一台を実現している。

ジオメトリー面でもARCADEXよりも短いホイールベースとし俊敏性を確保。BB下がりもARCADEXが75mm(全サイズ)、IMPULSO PROは60mm(52、54サイズ)とされている。またリーチは長め、スタックは低めとアグレッシブなポジションを取れる設計だ。

アグレッシブなライドをする方にぴったりなグラベルバイクだアグレッシブなライドをする方にぴったりなグラベルバイクだ (c)ビアンキIMPULSO PROは俊敏さや高速という言葉がキーワードとなるIMPULSO PROは俊敏さや高速という言葉がキーワードとなる (c)ビアンキ


タイヤクリアランスは37mmまでとレース向けバイクらしい洗練されたスペック。ライトなグラベルを高速で駆け抜けていくのには最適だろう。フレーム重量は1,100gに仕上げられている。軽量性は長距離のライドや、登坂距離が長い時にアドバンテージとなってくれるだろう。

デザインもグラベルからインスパイアを受けたグリーン(IT、SAGE ESCAPE)と、伝統的なチェレステ(CK16 AQUAMARINE)の2色展開だ。販売はシマノ GRX600をベースとした完成車で行われる。価格は605,000円(税込)。

ビアンキ IMPULSO PRO(CK16 AQUAMARINE)ビアンキ IMPULSO PRO(CK16 AQUAMARINE) (c)ビアンキ


ビアンキ IMPULSO PRO
フレーム:Impulso Pro carbon disc brake flat mount, FM-JM09- 2021, press fit 86.5x41 headset 1.5" - 11/8", thru axle 12x142
フォーク:Full carbon 1.5" - 1.1/8", disc brake flat mount, 1.5" - 1.1/8", thru axle 12x100
シフター:Shimano GRX 600 11sp Hydraulic disc brake
クランクセット:Shimano FC-RX600, GRX, 11-speed
ブレーキ:Shimano BR-RX400 flat mount hydraulic disc brake
タイヤ:Riddler Comp 700 x 37c, 30tpi Casing
カラー:CK16 AQUAMARINE、SAGE ESCAPE
サイズ:48、50、52、54、56、58
価格:605,000円(税込)

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