最終コーナーで大規模落車が発生したクロ・レース4日目。絞り込まれた4名によるスプリントを制した19歳オラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)が今大会2勝目を挙げた。
晴天のザダルを出発 photo:www.crorace.com
後半戦に突入した「CRO Race(クロ・レース)」の第4ステージは、ローマ時代の遺跡が残るザダルからクリクヴェニカまで北上する197km。フィニッシュまで残り7km地点に3級山岳(距離1km/平均勾配7.9%)が登場するものの、昨日に続きアドリア海の沿岸を進む平坦基調のレイアウトはスプリンター向きだ。
ポーランドのフォスターATSチームやドイツのP&Sメタルテクニックといったコンチネンタルチームによる7名の逃げ集団が形成されると、前日のステージ優勝者でリーダージャージを着るミラン・メンテン(ベルギー)のビンゴール・パウウェルスソースWBがメイン集団をコントロール。最大6分差をつけながら距離を消化していった。
メイン集団はコントロールするビンゴール・パウウェルスソースWB photo:www.crorace.com
粘りを見せた逃げ集団が残り14kmでプロトンに吸収されると、スプリントを見据えユンボ・ヴィズマやイスラエル・スタートアップネイションが集団先頭に人数を揃え、アタックを許さないペースで最終山岳を通過。一塊のままテクニカルなコーナーが連続するクリクヴェニカの街中に突入していった。
各チームによる激しい位置争いが繰り広げられながらフラムルージュ(残り1km地点)を通過すると、鋭角なU字コーナーに先頭付近で入ったウノエックス・プロサイクリングチームの選手が落車。これにより集団先頭は第2ステージを制したオラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)など4名に絞り込まれ、同じく落車を免れたカーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)らを並ばせることなく先頭を突き進んだコーイが拳を上げた。
カーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)を下したオラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) photo:www.crorace.com
「勝利はいつだった気持ちがいい。でも最後の落車は見たくなかったね」とコーイ。今大会2勝目を挙げた19歳スプリンターについてマールテン・ワイナンツ監督は「完璧なスプリントだった。良いポジションから差を作るオラフの動きは素晴らしかった」と答え、「明日はクイーンステージだが登りフィニッシュではないので、総合3位につけるミック(ファンダイク)で勝負したい」と総合優勝への意気込みを語った。
メンテンと同タイムで総合2位のミラン・メンテン(ベルギー、ビンゴール・パウウェルスソースWB)が着順で上回り首位に浮上。総合トップ10が11秒差の中でひしめく僅差のまま、超級山岳が待ち受ける翌日の第5ステージを迎える。

後半戦に突入した「CRO Race(クロ・レース)」の第4ステージは、ローマ時代の遺跡が残るザダルからクリクヴェニカまで北上する197km。フィニッシュまで残り7km地点に3級山岳(距離1km/平均勾配7.9%)が登場するものの、昨日に続きアドリア海の沿岸を進む平坦基調のレイアウトはスプリンター向きだ。
ポーランドのフォスターATSチームやドイツのP&Sメタルテクニックといったコンチネンタルチームによる7名の逃げ集団が形成されると、前日のステージ優勝者でリーダージャージを着るミラン・メンテン(ベルギー)のビンゴール・パウウェルスソースWBがメイン集団をコントロール。最大6分差をつけながら距離を消化していった。

粘りを見せた逃げ集団が残り14kmでプロトンに吸収されると、スプリントを見据えユンボ・ヴィズマやイスラエル・スタートアップネイションが集団先頭に人数を揃え、アタックを許さないペースで最終山岳を通過。一塊のままテクニカルなコーナーが連続するクリクヴェニカの街中に突入していった。
各チームによる激しい位置争いが繰り広げられながらフラムルージュ(残り1km地点)を通過すると、鋭角なU字コーナーに先頭付近で入ったウノエックス・プロサイクリングチームの選手が落車。これにより集団先頭は第2ステージを制したオラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)など4名に絞り込まれ、同じく落車を免れたカーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)らを並ばせることなく先頭を突き進んだコーイが拳を上げた。

「勝利はいつだった気持ちがいい。でも最後の落車は見たくなかったね」とコーイ。今大会2勝目を挙げた19歳スプリンターについてマールテン・ワイナンツ監督は「完璧なスプリントだった。良いポジションから差を作るオラフの動きは素晴らしかった」と答え、「明日はクイーンステージだが登りフィニッシュではないので、総合3位につけるミック(ファンダイク)で勝負したい」と総合優勝への意気込みを語った。
メンテンと同タイムで総合2位のミラン・メンテン(ベルギー、ビンゴール・パウウェルスソースWB)が着順で上回り首位に浮上。総合トップ10が11秒差の中でひしめく僅差のまま、超級山岳が待ち受ける翌日の第5ステージを迎える。
クロ・レース2021第4ステージ結果
1位 | オラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 4:49:16 |
2位 | カーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | |
3位 | ヨシプ・ルマク(クロアチア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | |
4位 | マチェイ・パテルスキ(ポーランド、フォスターATSチーム) | |
5位 | イタマル・アインホルン(イスラエル、イスラエル・スタートアップネイション) |
個人総合成績
1位 | アンネシュ・スコーシェス(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリング) | 19:01:50 |
2位 | ミラン・メンテン(ベルギー、ビンゴール・パウウェルスソースWB) | |
3位 | ミック・ファンダイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 0:06 |
4位 | ヨシプ・ルマク(クロアチア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | 0:08 |
5位 | マルクス・フールゴー(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリング) | 0:09 |
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