2021/09/03(金) - 17:56
フルモデルチェンジを遂げたラピエールの新型XELIUS SLを初披露し注目を集めたグルパマFDJ。AIRCODE DRSや、プロトホイールを装着したAEROSTORMなど、伝統あるフランスチームのツール使用機材にフォーカス。
背中の痛むに苦しむティボー・ピノ(フランス)ではなく、24歳のダヴィ・ゴデュ(フランス)を総合エースに、スプリントステージではアルノー・デマール(フランス)をエースに据えてツールを戦ったグルパマFDJ。ゴデュは連日の山岳ステージでトップ10入りを繰り返したが、その走りだけでなく、詳細未発表の新型XELIUS SLにも大きな注目が集まった。
ラピエールならではのデザインと、近代軽量モデルのトレンドである直線的なエアロフォルムを融合させた第3世代のXELIUSは、「グルパマFDJのルーラーやパンチャー、そしてクライマーたちのニーズを叶え、それと同時にパフォーマンスやスリルを求めるアマチュアライダーにもフィットする(ラピエール公式リリース)」ようデザインされたもの。
重量などは公開されていないものの、「超軽量ディスクブレーキフレーム」かつ「登り下り問わず攻められるアグレッシブなジオメトリー」、「UHMカーボンファイバーを使い、最適化された構造」、そして「フルケーブル内装」といった4つの柱を中心に据えている。グルパマFDJは主に山岳ステージでこの新型XELIUS SLを、平坦〜丘陵ステージでは昨年モデルチェンジしたばかりのAIRCODE DRSを乗りわけて運用。なお第10ステージからは、ラピエールの創業75周年を記念したゴールドロゴのバイクが登場している。
TTバイク「AEROSTORM」もディスクブレーキ採用であるため、チームは今年ようやくディスクブレーキ100%化を果たしたこととなる。なおパンク時のホイール交換時間を短縮するため、すべてのバイクにレバー付きのスルーアクスルが取り付けられていた。なおヴァランタン・マデュアス(フランス)はディスクブレーキ仕様の旧型XELIUS SLをメインバイクに選ぶ日もあった。
例年のチームカラーよりもシックな色調のバイクに組み合わせるのは、もちろんシマノのDURA-ACE Di2。グルパマは長年シマノとパートナーシップを組んでおり、複数選手がノーロゴのプロトタイプと思われるホイールを使用していたりとその関係深さが垣間見える。通常仕様はDURA-ACEのC40またはC60で、TTステージで使われたバトンホイールとディスクホイールもプロトタイプだと思われる。チューブラータイヤを運用しており、組み合わせるタイヤはコンチネンタルのプロ供給専用品であるCOMPETITION PRO LTD。
ラピエールの専用ステムやハンドル、シートピラーを主に使うが、バーテープは引き続きシマノグループのプロを継続使用中。TTバイクのハンドル周りはPROだが、TTヨーロッパチャンピオンカラーに塗られたシュテファン・キュング(スイス)らのバイクにはデダと思われるTTハンドルがロゴを消した状態で装着されていた。
text:So Isobe
背中の痛むに苦しむティボー・ピノ(フランス)ではなく、24歳のダヴィ・ゴデュ(フランス)を総合エースに、スプリントステージではアルノー・デマール(フランス)をエースに据えてツールを戦ったグルパマFDJ。ゴデュは連日の山岳ステージでトップ10入りを繰り返したが、その走りだけでなく、詳細未発表の新型XELIUS SLにも大きな注目が集まった。
ラピエールならではのデザインと、近代軽量モデルのトレンドである直線的なエアロフォルムを融合させた第3世代のXELIUSは、「グルパマFDJのルーラーやパンチャー、そしてクライマーたちのニーズを叶え、それと同時にパフォーマンスやスリルを求めるアマチュアライダーにもフィットする(ラピエール公式リリース)」ようデザインされたもの。
重量などは公開されていないものの、「超軽量ディスクブレーキフレーム」かつ「登り下り問わず攻められるアグレッシブなジオメトリー」、「UHMカーボンファイバーを使い、最適化された構造」、そして「フルケーブル内装」といった4つの柱を中心に据えている。グルパマFDJは主に山岳ステージでこの新型XELIUS SLを、平坦〜丘陵ステージでは昨年モデルチェンジしたばかりのAIRCODE DRSを乗りわけて運用。なお第10ステージからは、ラピエールの創業75周年を記念したゴールドロゴのバイクが登場している。
TTバイク「AEROSTORM」もディスクブレーキ採用であるため、チームは今年ようやくディスクブレーキ100%化を果たしたこととなる。なおパンク時のホイール交換時間を短縮するため、すべてのバイクにレバー付きのスルーアクスルが取り付けられていた。なおヴァランタン・マデュアス(フランス)はディスクブレーキ仕様の旧型XELIUS SLをメインバイクに選ぶ日もあった。
例年のチームカラーよりもシックな色調のバイクに組み合わせるのは、もちろんシマノのDURA-ACE Di2。グルパマは長年シマノとパートナーシップを組んでおり、複数選手がノーロゴのプロトタイプと思われるホイールを使用していたりとその関係深さが垣間見える。通常仕様はDURA-ACEのC40またはC60で、TTステージで使われたバトンホイールとディスクホイールもプロトタイプだと思われる。チューブラータイヤを運用しており、組み合わせるタイヤはコンチネンタルのプロ供給専用品であるCOMPETITION PRO LTD。
ラピエールの専用ステムやハンドル、シートピラーを主に使うが、バーテープは引き続きシマノグループのプロを継続使用中。TTバイクのハンドル周りはPROだが、TTヨーロッパチャンピオンカラーに塗られたシュテファン・キュング(スイス)らのバイクにはデダと思われるTTハンドルがロゴを消した状態で装着されていた。
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