6月から10月に延期されていた「ツール・ド・熊野」が、今年の開催中止を発表した。今年はUCI2.2のステージレースとして、またジャパンサイクルリーグ(JCL)のシリーズ戦として開催される予定だったが、開催2ヶ月前になっても新型コロナウィルス感染拡大が収まらない状況を踏まえ、中止を発表した。以下、プレスリリースより。



千枚田を登る集団の姿は今年も見られず(2019年大会第2ステージ)千枚田を登る集団の姿は今年も見られず(2019年大会第2ステージ) photo:Satoru Kato
大会実行委員会(事務局)では、6月初旬の大会を延期し10月末開催に向けて準備を進めて参りました。

しかしながら、開催2ヶ月前においても感染者の減少が見られず変異株の急拡大に伴う緊急事態宣言の延長やまん延防止等重点措置の適用が拡大され、また全国の医療提供体制がひっ迫する中、現在の社会情勢を踏まえ大会実行委員会で協議をした結果、参加者、ボランティアの方々、スタッフ、そして何より地域住民への感染リスクを減らすことを最優先に考え、苦渋の決断ではありますが大会を開催することは困難であると判断し、大会の中止を決定いたしました。

「ツール・ド・熊野」を楽しみにしてされていた選手やファンの皆さまには、2年続けての中止となり大変残念なお知らせとなりましたが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

来年こそこの光景が見られることを祈って(2018年大会第3ステージ)来年こそこの光景が見られることを祈って(2018年大会第3ステージ) photo:Satoru Kato
開催に向けて色々サポートいただきました関係者各位におかれましては、この判断に対して何卒ご理解賜りますよう、節にお願い申し上げますと共に、新型コロナウイルス感染の終息を心よりお祈り申し上げ、2022年の大会をより安全・安心に開催できるよう準備を進めて参りますので、引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


text:Satoru Kato

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