2021/05/29(土) - 14:05
マグネットを利用したバックルなどを作るドイツのフィドロック。自転車用プロダクトとしてマグネット式ボトルケージなどをラインアップしており、今回はそのシステムを活かしたツールボックスがリリースされた。優れた固定力と外しやすさを両立したプロダクトを紹介しよう。
サイクリング用品に用いられることが増えてきたマグネット式バックル。例えば、ヘルメットやバックパックなどに採用され、素早い脱着作業と確かなホールド力を実現してきた。ドイツを拠点とするフィドロックは、日本でも発売されているABUSやレイザー、ケープラスのヘルメット、TIMBUK2、RESTRAPといったバッグに採用されており、既に身近な存在となっている。
そんなフィドロックは先述したアイテムを供給する以外にも、自転車向けプロダクトとして自社製品の開発を行っているブランドだ。代表例はボトルケージと台座のTWIST Bottle setであり、そこに用いられるホールディングシステムがフィドロックの自転車用プロダクトの中核となる。また、ボトルだけではなく様々なストレージが用意されており、拡張性や汎用性に富む製品群が構成されており、そこにツールボックスが加わることとなった。
ツールボックスの紹介の前にフィドロックのホールディングシステムについて説明していこう。重要なポイントは、マグネット+メカニカルな機構によって固定力を実現し、台座にウィングが設けられていないこと。マグネットだけや、形状だけでのマウントシステムではないため、どちらか一方のシステムよりも強固なホールド力を確保した。
また、マグネット+メカニカルという方式を採用したことで、脱着作業の容易さも実現している。ホルダーに装着する場合は、ホルダーに対してボトルのマウントを近づけるだけで、一般的なボトルケージのように差し込む動作は必要ない。取り外す際はボトルなどを回転させると、ロックは解除される仕組みだ。
ホルダーは一般的なボトルケージのようなウィングが廃されたことで、フレームサイズや形状由来のボトル脱着の難しさから逃れられる。小さいフレームサイズの自転車に乗っている方や、ボトルケージにボトルを差し込むのが難しいと感じるビギナーなどにぴったりだろう。
このシステムを利用できるのはボトルだけではなく、今回登場したツールボックスも同様だ。もちろん同じように手間取らない脱着を行える上、フレームサイズなどを気にする心配が少ない。今回紹介するプロダクトはボトルケージ台座用のホルダーとのセットのため、フレームに台座が用意されている場合はどこに装着しても良い。
例えば、マウントが充実しているグラベルバイクの場合は、トップチューブやフォークなどに取り付けることも可能だろう。また、フィドロックが最も活躍しそうなのは、ダウンチューブ下側のマウント。ここのマウントを使用しない時も、フィドロックのホルダーの場合は装着したままでも見た目をスッキリとさせられる。
また、フィドロックのウォーターボトルと組み合わせて使うことで、このシステムを活かすことができるだろう。クローズドなコースでレースを行う際はダブルボトル仕様で、日常のサイクリングでは1ボトル+1ツールボックスといったように、一般的なボトル+ボトルケージと同じ様な使い方が適しているはずだ。
ツールボックスの外寸は高さ195mm、幅92mm、深さ89mmで、容量は500mlというスペック。内部はメッシュポケットが備えられたコンパートメントと、ラバーバンドを備えた仕切り、自由に使えるコンパートメントという3つの収納場所で構成されている。
メッシュポケットのコンパートメントは、替えチューブを入れておくのにピッタリ。ケースが若干細身の作りのため、長細くなるように折りたたむのが収納するコツだ。ラバーバンドの仕切りは表と裏で仕様が異なり、表は2列4本バンドが備えられており、裏面は2列2本のバンドという構成。CO2インフレーターセットは表面、タイヤレバーなど長めのものは裏面というように使い分けられそうだ。
マグネットのマウントシステムが装着されているコンパートメントは比較的自由に使えるエリア。ミニツールなどを入れておくと便利だが、樹脂パーツと接触しがちなので、走行中の接触音などが気になる方は収納方法を工夫したほうが良いだろう。
フィドロック TWIST toolbox + bike base
カラー:ブラック
サイズ:550ml容量
価格:7,700円(税込)
サイクリング用品に用いられることが増えてきたマグネット式バックル。例えば、ヘルメットやバックパックなどに採用され、素早い脱着作業と確かなホールド力を実現してきた。ドイツを拠点とするフィドロックは、日本でも発売されているABUSやレイザー、ケープラスのヘルメット、TIMBUK2、RESTRAPといったバッグに採用されており、既に身近な存在となっている。
そんなフィドロックは先述したアイテムを供給する以外にも、自転車向けプロダクトとして自社製品の開発を行っているブランドだ。代表例はボトルケージと台座のTWIST Bottle setであり、そこに用いられるホールディングシステムがフィドロックの自転車用プロダクトの中核となる。また、ボトルだけではなく様々なストレージが用意されており、拡張性や汎用性に富む製品群が構成されており、そこにツールボックスが加わることとなった。
ツールボックスの紹介の前にフィドロックのホールディングシステムについて説明していこう。重要なポイントは、マグネット+メカニカルな機構によって固定力を実現し、台座にウィングが設けられていないこと。マグネットだけや、形状だけでのマウントシステムではないため、どちらか一方のシステムよりも強固なホールド力を確保した。
また、マグネット+メカニカルという方式を採用したことで、脱着作業の容易さも実現している。ホルダーに装着する場合は、ホルダーに対してボトルのマウントを近づけるだけで、一般的なボトルケージのように差し込む動作は必要ない。取り外す際はボトルなどを回転させると、ロックは解除される仕組みだ。
ホルダーは一般的なボトルケージのようなウィングが廃されたことで、フレームサイズや形状由来のボトル脱着の難しさから逃れられる。小さいフレームサイズの自転車に乗っている方や、ボトルケージにボトルを差し込むのが難しいと感じるビギナーなどにぴったりだろう。
このシステムを利用できるのはボトルだけではなく、今回登場したツールボックスも同様だ。もちろん同じように手間取らない脱着を行える上、フレームサイズなどを気にする心配が少ない。今回紹介するプロダクトはボトルケージ台座用のホルダーとのセットのため、フレームに台座が用意されている場合はどこに装着しても良い。
例えば、マウントが充実しているグラベルバイクの場合は、トップチューブやフォークなどに取り付けることも可能だろう。また、フィドロックが最も活躍しそうなのは、ダウンチューブ下側のマウント。ここのマウントを使用しない時も、フィドロックのホルダーの場合は装着したままでも見た目をスッキリとさせられる。
また、フィドロックのウォーターボトルと組み合わせて使うことで、このシステムを活かすことができるだろう。クローズドなコースでレースを行う際はダブルボトル仕様で、日常のサイクリングでは1ボトル+1ツールボックスといったように、一般的なボトル+ボトルケージと同じ様な使い方が適しているはずだ。
ツールボックスの外寸は高さ195mm、幅92mm、深さ89mmで、容量は500mlというスペック。内部はメッシュポケットが備えられたコンパートメントと、ラバーバンドを備えた仕切り、自由に使えるコンパートメントという3つの収納場所で構成されている。
メッシュポケットのコンパートメントは、替えチューブを入れておくのにピッタリ。ケースが若干細身の作りのため、長細くなるように折りたたむのが収納するコツだ。ラバーバンドの仕切りは表と裏で仕様が異なり、表は2列4本バンドが備えられており、裏面は2列2本のバンドという構成。CO2インフレーターセットは表面、タイヤレバーなど長めのものは裏面というように使い分けられそうだ。
マグネットのマウントシステムが装着されているコンパートメントは比較的自由に使えるエリア。ミニツールなどを入れておくと便利だが、樹脂パーツと接触しがちなので、走行中の接触音などが気になる方は収納方法を工夫したほうが良いだろう。
フィドロック TWIST toolbox + bike base
カラー:ブラック
サイズ:550ml容量
価格:7,700円(税込)
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