2021/05/17(月) - 17:07
日本学生自転車競技連盟(JICF)が主催するロードレースのシリーズ戦「ロードレース・カップ・シリーズ」の開幕戦が、5月16日(日)に群馬サイクルスポーツセンターで開催された。最上位カテゴリーとなるクラス1+2のレースは、中央大学の岩田聖矢が優勝した。併催のJICF女子カップ・オープンロードレースでは、明治大学の渡部春雅が優勝した。大会の模様をフォトレポートする。
日本学生自転車競技連盟(以下、学連)が主催する「ロードレース・カップ・シリーズ(RCS)」は、年間を通して日本各地で開催される大学生のためのロードレースのシリーズ戦。2021年度はクリテリウムやヒルクライムなども含む全11戦が予定されている。最終戦は来年3月に行われる明治神宮外苑クリテリウムだ。
本来であれば4月中旬に長野県の飯山市で開幕戦が開催される予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止となってしまったため、1ヶ月遅れでの開幕となった。昨年度はRCSのレースがほとんど開催出来なかったことを考えれば、遅れても開幕出来たことは良いニュースと言えよう。
昨年の学連大会同様、今大会も大学生以外でも参加できるオープンレースとして行われた。
男子クラス1+2 岩田聖矢が優勝 前日の山本哲央に続き中央大連勝
最上位カテゴリーとなるクラス1+2のレースは、6kmサーキットを20周する120kmで行われた。オープン参加のエカーズのメンバーが積極的なレースを展開。逃げと吸収が何度も繰り返されたのち、レース終盤に抜け出した5名が後続に1分以上の差をつけて逃げ切った。最後はスプリント勝負となり、中央大学の岩田星矢が優勝。前日のJプロツアーでは、中央大在学中の山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)が優勝しており、2日連続で中央大が席巻する結果となった。
女子 渡部春雅が独走逃げ切りで優勝 女子カップ総合優勝は五味田奈穂
女子は5月4日に長野県の美鈴湖自転車競技場で行われたオープントラック大会と合わせて総合成績を争う「JICF女子カップ」のレースとして行われた。
8周48kmのレース後半、先行した4名から渡部春雅(明治大学)がアタックして独走。石田唯(早稲田大学)が追走するものの、3分以上まで差を広げた渡部が優勝した。総合成績は、五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)がトラック種目でのリードを維持して優勝した。
5月30日以降の大会はPCR検査を義務づけ
学連は5月30日以降開催の大会について、選手、スタッフ、大会役員など大会会場に来るすべての人を対象にPCR検査の結果提出を義務付けると発表した。ワクチン接種が完了している場合は免除される。
学連では大会開催に際して感染拡大防止策を取っており、今大会も大学の立地地域ごとに駐車場を分けるなど独自の方策を打ち出している。しかし昨今の社会情勢から、開催地の不安を和らげるためにも検査義務化に踏み切ったとしている。
今後、他の国内大会にも波及することになるのか?。
日本学生自転車競技連盟(以下、学連)が主催する「ロードレース・カップ・シリーズ(RCS)」は、年間を通して日本各地で開催される大学生のためのロードレースのシリーズ戦。2021年度はクリテリウムやヒルクライムなども含む全11戦が予定されている。最終戦は来年3月に行われる明治神宮外苑クリテリウムだ。
本来であれば4月中旬に長野県の飯山市で開幕戦が開催される予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止となってしまったため、1ヶ月遅れでの開幕となった。昨年度はRCSのレースがほとんど開催出来なかったことを考えれば、遅れても開幕出来たことは良いニュースと言えよう。
昨年の学連大会同様、今大会も大学生以外でも参加できるオープンレースとして行われた。
男子クラス1+2 岩田聖矢が優勝 前日の山本哲央に続き中央大連勝
最上位カテゴリーとなるクラス1+2のレースは、6kmサーキットを20周する120kmで行われた。オープン参加のエカーズのメンバーが積極的なレースを展開。逃げと吸収が何度も繰り返されたのち、レース終盤に抜け出した5名が後続に1分以上の差をつけて逃げ切った。最後はスプリント勝負となり、中央大学の岩田星矢が優勝。前日のJプロツアーでは、中央大在学中の山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)が優勝しており、2日連続で中央大が席巻する結果となった。
女子 渡部春雅が独走逃げ切りで優勝 女子カップ総合優勝は五味田奈穂
女子は5月4日に長野県の美鈴湖自転車競技場で行われたオープントラック大会と合わせて総合成績を争う「JICF女子カップ」のレースとして行われた。
8周48kmのレース後半、先行した4名から渡部春雅(明治大学)がアタックして独走。石田唯(早稲田大学)が追走するものの、3分以上まで差を広げた渡部が優勝した。総合成績は、五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)がトラック種目でのリードを維持して優勝した。
5月30日以降の大会はPCR検査を義務づけ
学連は5月30日以降開催の大会について、選手、スタッフ、大会役員など大会会場に来るすべての人を対象にPCR検査の結果提出を義務付けると発表した。ワクチン接種が完了している場合は免除される。
学連では大会開催に際して感染拡大防止策を取っており、今大会も大学の立地地域ごとに駐車場を分けるなど独自の方策を打ち出している。しかし昨今の社会情勢から、開催地の不安を和らげるためにも検査義務化に踏み切ったとしている。
今後、他の国内大会にも波及することになるのか?。
RCS第1戦 JICFオープンロードレース大会 男子クラス1+2 結果
1位 | 岩田聖矢(中央大学) | 3時間4分40秒 |
2位 | 山田拓海(早稲田大学) | +0秒 |
3位 | 平井光介(エカーズ) | |
4位 | 谷 彰太(日本大学) | |
5位 | 川野碧己(慶應義塾大学) | +5秒 |
6位 | 仮屋和駿(日本大学) | +1分36秒 |
JICF女子カップ 結果
ロードレース結果 | 総合順位 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 渡部春雅(明治大学) | 1時間24分43秒 | 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) | 14p |
2位 | 石田 唯(早稲田大学) | +3分2秒 | 石田 唯(早稲田大学) | 15p |
3位 | 阿部花梨(順天堂大学) | +10分45秒 | 渡部春雅(明治大学) | 18p |
男子クラス3 結果(48km)
1位 | 大城 奨(駒澤大学) | 1時間15分15秒 |
2位 | 髙田楓雅(作新学院大学) | +0秒 |
3位 | 篠﨑蒼平(東京大学) |
text:Satoru Kato
photo:Satoru Kato, Kensaku SAKAI
photo:Satoru Kato, Kensaku SAKAI
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