マヴィック　パッドラインアップを一新した2021SSのボトムスシリーズ

ホイールのみならずアパレルなどにも定評のあるマヴィックが、ボトムスに搭載するパッドラインアップを一新。これまで12種類用意されたパッドがメンズ3種類、レディース1種類へと統合され、ボトムスが選びやすくなっている。COSMIC、ESSENTIAL、KSYRIUMという3種類のボトムスを紹介しよう。

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各パネルは圧着されているため、縫い目のストレスが少ない
マヴィックといえばCOSMICやKSYRIUMなどハイパフォーマンスなホイールと、プロレースのニュートラルサービスが印象深いブランドだろう。それと同時にアパレルやシューズなどのソフトグッズにも力を入れており、シューズはワールドチームの選手たちも履くほどの優れた性能を誇る。

そんなマヴィックは2021年のサマースプリングコレクションから、ボトムスに搭載するパッドラインアップを刷新し、製品展開を整理した。これまでは12種類ものパッドが用意されていたが、今シーズンより大まかにメンズ3種類、レディース1種類となる。具体的には新たなパッドはERGO CONTACT、ERGO CUSHION、ERGO ESSENTIALという3種類が中心。レディースモデルはERGO ESSENTIALを女性向けにアレンジしたものだ。

赤色のマークはCONTACTシリーズ
新しいパッドはそれぞれ異なる特性を持っており、ライドスタイルに適したパッドを選ぶことで、快適かつ高いパフォーマンスでサイクリングを楽しめるようになっている。CONTACTは坐骨をしっかりと支えつつ無駄を省いた軽量・コンパクトなモデルで、ESSENTIALは着用時の柔らかさや馴染み良さが特徴。CUSHIONは面積が広く厚手の構造かつ高機能なメモリーフォームを備えることで、長時間のライドでもパッドの弾力で腰を支えてくれるというものだ。

各パッドはシリーズごとにテーマカラー（CONTACT：赤、ESSENTIAL：黒、CUSHION：青）が決められており、かつ販売時には大きなステッカーが貼られているため、店頭でパッドの種類を直感的に把握しやすくなっている。

赤色が目印のCONTACTは表皮3mm、中間層4mm、低層6mmの厚さのパッド。トップレイヤーは柔らかな肌触りかつ速乾性に優れた生地が採用されている。中間層は2つの素材でできており、坐骨を支える部分はOrtholiteというメモリーフォームが用いられており、非常に優れた形状記憶で腰を支えてくれる。もう一つの素材は一般的なメモリーフォームだ。最下層には120gr/m3という高密度フォームが採用されており、柔らかすぎない硬さを実現した。

黒色の目印はESSENTIALシリーズだ
黒色インサートのESSENTIAL（メンズ）は、表層4mm、中間層6mm、最下層6mという厚さのパッド。トップレイヤーは肌触りが柔らかく、伸縮性に富む生地が用いられている。中間層のフォームは90g/m3という衝撃吸収性を持つもので、最下層は40g/m3という密度の低いメモリーフォームを使用することで、快適性を高めている。

ESSENTIALのレディースはメンズと構成が異なり、トップレイヤーと1層のクッションというミニマルな作りとなっている。表層の生地はメンズと同じ様に4mm厚の柔軟性と伸縮性に優れた素材が用いられる。対してクッションは110gr/m3という高密度のオープンセルフォーム（10mm厚）を採用し快適性を確保。発泡フォームのため通気性も備えられていることが特徴だ。

青色は最も厚手のCUSHIONシリーズのパッド 非常に柔軟性に優れ、ボトムスの快適性を向上させるCUSHIONシリーズ


パッドの面積が広いCUSHIONは、4層に及ぶパッドに仕立てられている。基本的な構成はCONTACTと同様で、トップレイヤー3mm、2層目4mm厚（Ortholite）、3層目120gr/m3の高密度10mmという作り。CUSHIONでは4層目に軽量な3mmフォームを追加することで、さらなる快適性を実現した。

これらのパッドを搭載したボトムスのラインアップは以下の通り。