豪で開催中のサントス・フェスティバル・オブ・サイクリング第2ステージで、リッチー・ポートのアシストを受け、最後の登りで全員を置き去りにした20歳のトラック選手が金星を掴んだ。



サントスフェスティバル・オブ・サイクリング2021第1ステージ コースプロフィールサントスフェスティバル・オブ・サイクリング2021第1ステージ コースプロフィール (c)www.tourdownunder.com.au独走でフィニッシュするルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)独走でフィニッシュするルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) (c)www.tourdownunder.com.auオーストラリアで開催されているサントス・フェスティバル・オブ・サイクリングの第2ステージは、アデレードヒルズを駆け抜ける116km。全体的な難易度は低めだが、残り6km地点で山岳ポイント「フォックスクリーク」が控えているのがミソ。この日はスタート直後から4名がエスケープした。

ユンボ・ヴィズマ所属であり、このイベントは地元クラブチームの一員として走る(ジャージはユンボ・ヴィズマ)クリス・ハーパー(オーストラリア、サーヴェロ・トンズリーヴィレッジ)を含む逃げが先行したものの、総合首位ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)を擁するバイクエクスチェンジがタイム差をコントロール。

レース終盤に入ると、既に総合成績で大きく遅れているリッチー・ポート(オーストラリアナショナルチーム)が牽引するメイン集団がに逃げを捉え、KOMフォックスクリークでは予想通り勝負の火蓋が切って落とされる。すると、U23のオーストラリア個人タイムトライアルチャンピオンであり、トラック競技をメインに走るルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)が後続を引きちぎって独走に持ち込んだ。

平均勾配8%を超えるフォックスクリークで、シッティングで抜け出し、ダンシングで突き放したプラップが独走。一気に30秒以上のリードを築いた20歳がダウンヒルと平坦を飛ばし、独走で金星を挙げた。

リーダージャージをキープしたルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)リーダージャージをキープしたルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) (c)www.tourdownunder.com.au
総合リーダーのダーブリッジは33秒遅れた追走グループ内でフィニッシュし、前日に稼いだ2分28秒差を若干縮められながらも総合首位をキープしている。

サントス・フェスティバル・オブ・サイクリング2021第2ステージ結果
1位 ルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) 2:38:42
2位 ティム・ロウ(オーストラリア、サーヴェロ・トンズリーヴィレッジ) +0:33
3位 ケイデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)
4位 ケランド・オブライエン(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)
5位 イェンセン・プローライト(オーストラリア、チームブリッジレーン)
個人総合成績
1位 ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) 5:13:53
2位 ルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) +2:10
3位 ラファエル・フレイエンステン(ドイツ、インフォームTMインサイトメイク) +2:28
4位 クリス・ハーパー(オーストラリア、サーヴェロ・トンズリーヴィレッジ) +2:33
5位 ティム・ロウ(オーストラリア、サーヴェロ・トンズリーヴィレッジ) +2:51
text:So.Isobe

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