オーストラリアでサントスフェスティバル・オブ・サイクリングが開催中だ。本日開幕した4日間のロードレースの初日に、レース距離の5分の4を独走した豪州TT王者ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)が勝利した。
サントスフェスティバル・オブ・サイクリング2021第1ステージ コースプロフィール (c)www.tourdownunder.com.au
後続に2分半差を付けて逃げ切ったルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) (c)www.tourdownunder.com.au1月19日に開幕したサントスフェスティバル・オブ・サイクリングは、新型コロナウイルスの流行と、それに伴う移動の難しさゆえ中止となったツアー・ダウンアンダーの代替イベント。トラック競技やXCCショートトラック、パラサイクリング、サマーシクロクロスを含めたダウンアンダー主催者による、オセアニア選手を中心とした総合レースフェスティバルだ。
男女ロードレースは1月21日から24日までの全4ステージ(非UCIレース)で開催でされ、第3ステージにはダウンアンダーの名物登坂であるウィランガヒルの山頂フィニッシュも登場する。ミッチェルトン・スコットから名前を変えたバイクエクスチェンジ(ダーブリッジ、エドモンソン、グローブス、ハミルトン、ホーゾン、マイヤー)という強力布陣を揃えたほか、リッチー・ポート(オーストラリア)がナショナルチームの一員として、そしてクリス・ハーパー(オーストラリア)も地元クラブチームの一員として参加中だ。
屋外用透明ブラインドシステムのジップトラック社がスポンサーに就く第1ステージは、アデレード北を駆け抜ける106.8km。レースディレクターを務めるスチュワート・オグレディ氏によれば「上りの難易度が高くないため、集団を置き去りにするのは難しい」コースだが、その予想をルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)が覆した。
レースは合計4回通過するメングラーズヒルの初回で活発化し、中間スプリント争いをきっかけに豪州TTチャンピオンのダーブリッジが発進。ダーブリッジに対して数名の追走グループが生まれたものの、ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)がチェックに入ったことでタイム差は広がるばかり。およそ80kmもの独走を成功させたTTスペシャリストが、後続に2分半ものリードを稼いでフィニッシュした。
「計画していた作戦ではなかった。唯一のワールドチームだけに大きなプレッシャーがあったけれど、チームはやる気に満ちていたんだ」と語るダーブリッジ。「自分に"勇気を出して行こう。(レースは)たったの100kmなんだから"と言い聞かせたよ。ただし40度の気温の中では100kmでも楽じゃない。中間スプリントで少し絞り込みをかけたら一人になった。すぐに差が開いたので良いテンポではしれていると理解したんだ」と、2時間半の短距離レースを振り返っている。
ホーゾンが総合リーダージャージを手にした一方、ポートは17分近く遅れた大集団の中でフィニッシュしている。


男女ロードレースは1月21日から24日までの全4ステージ(非UCIレース)で開催でされ、第3ステージにはダウンアンダーの名物登坂であるウィランガヒルの山頂フィニッシュも登場する。ミッチェルトン・スコットから名前を変えたバイクエクスチェンジ(ダーブリッジ、エドモンソン、グローブス、ハミルトン、ホーゾン、マイヤー)という強力布陣を揃えたほか、リッチー・ポート(オーストラリア)がナショナルチームの一員として、そしてクリス・ハーパー(オーストラリア)も地元クラブチームの一員として参加中だ。
屋外用透明ブラインドシステムのジップトラック社がスポンサーに就く第1ステージは、アデレード北を駆け抜ける106.8km。レースディレクターを務めるスチュワート・オグレディ氏によれば「上りの難易度が高くないため、集団を置き去りにするのは難しい」コースだが、その予想をルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)が覆した。
レースは合計4回通過するメングラーズヒルの初回で活発化し、中間スプリント争いをきっかけに豪州TTチャンピオンのダーブリッジが発進。ダーブリッジに対して数名の追走グループが生まれたものの、ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)がチェックに入ったことでタイム差は広がるばかり。およそ80kmもの独走を成功させたTTスペシャリストが、後続に2分半ものリードを稼いでフィニッシュした。
「計画していた作戦ではなかった。唯一のワールドチームだけに大きなプレッシャーがあったけれど、チームはやる気に満ちていたんだ」と語るダーブリッジ。「自分に"勇気を出して行こう。(レースは)たったの100kmなんだから"と言い聞かせたよ。ただし40度の気温の中では100kmでも楽じゃない。中間スプリントで少し絞り込みをかけたら一人になった。すぐに差が開いたので良いテンポではしれていると理解したんだ」と、2時間半の短距離レースを振り返っている。
ホーゾンが総合リーダージャージを手にした一方、ポートは17分近く遅れた大集団の中でフィニッシュしている。
サントス・フェスティバル・オブ・サイクリング2021第1ステージ結果
1位 | ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | 2:34:51 |
2位 | ラファエル・フレイエンステン(ドイツ、インフォームTMインサイトメイク) | +2:24 |
3位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | |
4位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、サーヴェロ・トンズリーヴィレッジ) | +2:26 |
5位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) | +2:40 |
34位 | リッチー・ポート(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) | +16:52 |
個人総合成績
1位 | ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | 2:34:38 |
2位 | ラファエル・フレイエンステン(インフォームTMインサイトメイク) | +2:28 |
3位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) | +2:32 |
4位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、サーヴェロ・トンスレーヴィレッジ) | +2:39 |
5位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) | +2:53 |
text:So.Isobe
Amazon.co.jp