2020/12/24(木) - 18:27
ブライトンがリリースした新型サイクルコンピューター"Rider750"の機能を深堀りする連載も今回が最終回。これまでは目立つ機能を紹介してきたが、今回ピックアップするのはRider750で連携できるデバイスのこと。様々なセンサー類と連携して、ハイスペックサイクルコンピューターを使いこなそう。
サイクルコンピューターは速度やケイデンス、心拍、パワーといったデータを取得するため様々な外部センサーとペアリングすれば、使える機能が広がり、様々なユーザーの目的にマッチするデバイスとなっていく。「この機能を使ってみたい」と思うことで、サイクルコンピューターの魅力は高まっていく。本ページではペアリングできるデバイスのことに改めて触れていきたいと思う。
Rider750で接続できるのは以下のデバイス。
センサー:ケイデンス、速度、心拍数、パワー
スマートトレーナー:通信形式ANT+ FE-C
電動変速:Shimano DI2、SRAM eTap、Campagnolo EPS
E-BIKE:Simano STEPS
バイクレーダー:Garmin Varia
サイクルコンピューターを使いこなす上での基本のキは、走行データを計測するセンサーとコンピューターを連携させること。走行中のデータを表示/記録することは、サイクリングでより速くより遠くに走るために必要な要素の分析に繋がる。
分析というとシリアスに聞こえるが、表示されているデータをもとに走行ペースをコントロールするだけでも、走れる距離を伸ばせる可能性が高まる。例えば、走行中の平均速度と、目的地までの距離さえ把握していれば、到着予定時刻の概算ができるだろう。
レーサーたちのトレーニングに欠かせない"パワー"はツーリング派のサイクリストにも有用である。1時間に連続して出力し続けられる"FTP"の数値を知っていれば、登りでのペースコントロールなども行え、無理をしない走り方でサイクリングを楽しめるようになる。FTPといえば厳しいテストが必要かと思われるが、ストラバなどではライドログから概算値を計算してくれるため、想像以上に身近な数値になっているだろう。
サイクルコンピューターは速度やケイデンス、心拍、パワーといったデータを取得するため様々な外部センサーとペアリングすれば、使える機能が広がり、様々なユーザーの目的にマッチするデバイスとなっていく。「この機能を使ってみたい」と思うことで、サイクルコンピューターの魅力は高まっていく。本ページではペアリングできるデバイスのことに改めて触れていきたいと思う。
Rider750で接続できるのは以下のデバイス。
センサー:ケイデンス、速度、心拍数、パワー
スマートトレーナー:通信形式ANT+ FE-C
電動変速:Shimano DI2、SRAM eTap、Campagnolo EPS
E-BIKE:Simano STEPS
バイクレーダー:Garmin Varia
各種センサー:ケイデンス、速度、心拍数、パワー
サイクルコンピューターを使いこなす上での基本のキは、走行データを計測するセンサーとコンピューターを連携させること。走行中のデータを表示/記録することは、サイクリングでより速くより遠くに走るために必要な要素の分析に繋がる。
分析というとシリアスに聞こえるが、表示されているデータをもとに走行ペースをコントロールするだけでも、走れる距離を伸ばせる可能性が高まる。例えば、走行中の平均速度と、目的地までの距離さえ把握していれば、到着予定時刻の概算ができるだろう。
レーサーたちのトレーニングに欠かせない"パワー"はツーリング派のサイクリストにも有用である。1時間に連続して出力し続けられる"FTP"の数値を知っていれば、登りでのペースコントロールなども行え、無理をしない走り方でサイクリングを楽しめるようになる。FTPといえば厳しいテストが必要かと思われるが、ストラバなどではライドログから概算値を計算してくれるため、想像以上に身近な数値になっているだろう。
距離 | ODO | ラップ距離 | Trip1/2 |
速度 | 平均速度 | 最高速度 | |
ラップ平均速度 | ラップ最大速度 | 直前ラップ平均速度 | |
ケイデンス | 平均ケイデンス | 最大ケイデンス | |
ラップ平均ケイデンス | 直前ラップケイデンス | ||
心拍数 | 平均心拍数 | 最大心拍数 | |
MHR % | LTHR % | ||
心拍ゾーン | MHRゾーン | LTHRゾーン | |
ラップ平均HR | 直前ラップ平均HR | ラップMHR % | ラップLTHR % |
現在パワー | 平均パワー | 最大パワー | |
ラップ平均パワー | ラップ最大パワー | 直前平均パワー | 直前最大パワー |
3秒平均パワー | 10秒平均パワー | 30秒平均パワー | |
NP | TSS | IF(強度係数) | SP(W/kg) |
FTPゾーン | MAPゾーン | MAP % | FTP % |
ラップNP | 左パワー | 右パワー | |
左右パワーバランス | 左右パワーバランス平均 | ||
左右トルク効率 | 左右トルク効率最大 | 左右トルク効率平均 | |
左右ペダルストローク | 左右ペダリング効率最大 | 左右ペダリング効率平均 |
バッテリーレベル | フロントギア | リアギア |
ギア比 | ギア | ギアコンボ |
バッテリー状態 | 航続距離 | リアギア |
アシストモード | アシストレベル | アシストモード&レベル |
バイクレーダー:Garmin Varia
Rider750はガーミン社がリリースしている後方接近車両検知レーダー(Varia)とのペアリングできることも魅力。レーダーの使用中、後方150m以内から自車に接近する車両を検知し、アラームとサイコンの表示でその存在を教えてくれるというもの。
自動車のエンジン音が静かになっている近年、追い越しされるタイミングで気がつくということも少なくない。事前に接近する車両の存在に気がついていれば、追い越される時の心構えや対処することが可能となり、安全性が高まる。街中で路上駐車を避けるシチュエーション、峠道など活躍する場面は様々。事故に巻き込まれる恐れを低減するためにもバイクレーダーとの連携も選択肢に入れておいたほうが良さそうだ。
各種デバイスとのペアリング方法
ペアリング方法は「ホーム画面>設定>センサー」と移動していくと、ペアリング済みのセンサー管理画面へと移る。そこで新たにデバイスしたい場合は、緑色の「+」ボタンをタップする。その後はペアリングしたいデバイスの項目を見つけよう。電動変速に関してはシマノDI2とその他に分けられているなど、細分化されているものもあるので一つ一つ確認をしたほうが良さそうだ。
ペアリングしたいデバイスを選択すると、サイコンが近くにあるデバイスをスキャンする。サイコンがデバイスを見つけるとIDナンバーで表示してくれるため、それで良ければチェックマークをタップ。以上が必要な作業となる。一度ペアリングしたものはRider750が記憶しているため、次回使用時はオートスキャン機能で自動的にペアリングを行なってくれる。
おまけ:デイモード/ナイトモード
デイモードとナイトモードという画面のメインカラーが変化するモードが実装された。簡単に説明するとデイモードは背景色を白色とした日中での視認性を求めた表示、対してナイトモードは黒色を背景色とした画面表示。それぞれ手動で選ぶこともできるが、時間帯に合わせて自動的に切り替わるオートモードも用意されているため、日照時間の短い冬場のライドや、丸一日走り通すライドをするときに活躍してくれるはずだ。
設定方法は「ホーム画面>設定>システム>一般」と移動していくと現れる「メーターカラーモード」で行う。タップすると選択肢が表示されるので、使いたい機能をチョイスするだけだ。
これで全5回のRider750を使ってみる連載は終了だ。電源をオンにして、GPSを補足すれば速度とルートログを残せることが、GPSサイクルコンピューターの魅力の一つ。同時にRider750に関しては機能が作り込まれているため、少し使い方を勉強すれば更に多くの魅力を引き出すことが可能となっている。
ユーザー目的に応じる様々な機能が搭載されたRider750。詳しい使い方をユーザーマニュアルで確認しつつ、様々な機能を試してみて欲しい。
Vol.1:"自転車プロフィール"と"センサーのオートスキャン"
Vol.2:"Rider750の基本操作と画面表示"
Vol.3:"マップダウンロード&目的地の音声検索"
Vol.4:"コース機能:ルート案内やワークアウト"
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