AG2Rシトロエンが新チームキットを発表　

来季AG2R（アージェードゥーゼル）シトロエンとして活動するフランスチームがチームキットを発表した。オリバー・ナーセンやグレッグ・ファンアーヴェルマート（ベルギー）たちが、白ベースに斜めロゴの新ジャージ姿を披露した。

---

AG2Rシトロエンのチームキット (c)AG2RLM Pro Cycling Team
「このAG2Rシトロエンのジャージは、我々の歴史における新しい章の幕開けを示している。共通の価値観を持つアージェードゥーゼル・ラモンディアールとシトロエンによるクリエイティブなコラボレーションの結果だ。グラフィックは変われども、コアとなるアイデンティティは変わらない。選手たちが新しいキットを着て走るレースが待ち遠しい」。AG2Rシトロエンのゼネラルマネージャーであるヴァンサン・ラヴニュ氏は発表の中でそのように語っている。

これまでチームは白、茶、水色の組み合わせを用いてきた同チームだが、来年は水色をほぼ使わず、白地にタイトルスポンサー2社のロゴを斜めに配置したデザインに。シトロエンのコーポレートカラーである赤が加わることで印象が大きく変化している。「力強いグラフィックはプロトンの中でユニークなものとして際立つ」とリリースでは説明されている。

ドゥクーニンク・クイックステップから移籍するボブ・ユンゲルス（ルクセンブルク） (c)AG2RLM Pro Cycling Team
新ジャージ姿を披露したのは、オリバー・ナーセン（ベルギー）やナンス・ペテルス、クレモン・シャンプッサン、ブノワ・コスヌフロワ（フランス）、新加入のグレッグ・ファンアーヴェルマート（ベルギー）やボブ・ユンゲルス（ルクセンブルク）といったチームの主力となる選手たち。下部育成チーム「シャンベリー・シクリズム・フォルマション（2021年は津田悠義が所属する）」出身のシャンプッサンは「新しい冒険にフィットしたチームキット」と話している。

AG2Rはこれまでエースを担ってきたロマン・バルデ（フランス）を手放した一方、ファンアーヴェルマートやユンゲルス、ミヒャエル・シェアー（スイス）らを獲得し、クラシックレースに対する大幅な戦力補強を図った。既報の通りバイクはエディメルクスからBMCに替わり、コンポーネントはシマノからカンパニョーロに。ヘルメットもイコイからHJCへと変更される。



text:So Isobe