チームクベカ・アソスがロブ・パワー(オーストラリア)とベアトヤン・リンデマン(オランダ)の加入を発表し、同時に27人で2021年シーズンのロースターを確定させた。なお日本の入部正太朗は契約に至らず、1年でチームを去ることになった。
2年間サンウェブで過ごしたロブ・パワー(オーストラリア)がクベカアソスに移籍する (c)CorVos
来季よりチームクベカ・アソスに名称が変わるNTTプロサイクリングが、ユンボ・ヴィスマのベアトヤン・リンデマン(オランダ)と、サンウェブのロブ・パワー(オーストラリア)の加入を発表した。
25歳のパワーは2016年にオリカ・バイクエクルチェンジ(現ミッチェルトン・スコット)でプロデビューすると、2018年のジャパンカップで優勝。その後2年間をサンウェブで過ごし、自身3つ目のチームとしてクベカ・アソスを選んだ。
パワーはリリースの中で「来年よりチームクベカ・アソスのカラーで走れることを楽しみにしている。(プロとして)6年を過ごし、新しい環境で培ってきた知識や技術を新しいチームで発揮することを楽しみに思う。またこの機会を活用し、視野を広げ、次なるステップに進みたいと思っている」とコメント。
6年間ユンボ・ヴィズマで活躍したベアトヤン・リンデマン(オランダ) (c)CorVos
一方、プロ10年目を迎える31歳のリンデマンは6年所属したユンボ・ヴィスマを離れ、世界トップレベルへと成長したユンボでの知見を期待されての加入となった。リンデマンは同リリースで「2021年、チームクベカ・アソスに加入できてとても嬉しい。選手やスタッフと会うのが楽しみだよ。僕とクベカ・アソスの相性は抜群で、チームのパートナーたちと一緒に働けることが楽しみだ。来年からBMCに乗れることは本当に素晴らしい」と、喜びを語っている。
この2人の加入により、クベカ・アソスは所属選手27人でロースターが確定したことを発表。ただし、10人が所属する下部組織チームクベカから、育成プログラムの状況によりトップカテゴリーのレースへの出場機会を与えるとも説明している。
スポンサーの変更に伴い、契約が引き継がれた選手を含む11人がチームが残留し、新たに16人が加わる大幅な選手の入れ替えが行われることになったクベカ・アソス。
新加入するファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
加入選手の中でも注目されるのが、UAEチームエミレーツから移籍したファビオ・アル(イタリア)。2015年にブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝を掴むも、その後は体調不良などに悩まされ、総合エースとして3シーズンを過ごしたUAEチームエミレーツでは目立った成績を上げることができず、今年のツール・ド・フランスも第9ステージで棄権している。アルは加入時のコメントで「再び(ブエルタ優勝と)同じような成功の可能性が、自分にはあると確信している」と、復活への意気込みを語っている。
その一方で、トタル・ディレクトエネルジーへ移籍が発表されたエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)や、いまだ所属先が発表されていない全日本王者、入部正太朗を含む18人がチームを去ることになっている。
2年間サンウェブで過ごしたロブ・パワー(オーストラリア)がクベカアソスに移籍する (c)CorVos来季よりチームクベカ・アソスに名称が変わるNTTプロサイクリングが、ユンボ・ヴィスマのベアトヤン・リンデマン(オランダ)と、サンウェブのロブ・パワー(オーストラリア)の加入を発表した。
25歳のパワーは2016年にオリカ・バイクエクルチェンジ(現ミッチェルトン・スコット)でプロデビューすると、2018年のジャパンカップで優勝。その後2年間をサンウェブで過ごし、自身3つ目のチームとしてクベカ・アソスを選んだ。
パワーはリリースの中で「来年よりチームクベカ・アソスのカラーで走れることを楽しみにしている。(プロとして)6年を過ごし、新しい環境で培ってきた知識や技術を新しいチームで発揮することを楽しみに思う。またこの機会を活用し、視野を広げ、次なるステップに進みたいと思っている」とコメント。
6年間ユンボ・ヴィズマで活躍したベアトヤン・リンデマン(オランダ) (c)CorVos一方、プロ10年目を迎える31歳のリンデマンは6年所属したユンボ・ヴィスマを離れ、世界トップレベルへと成長したユンボでの知見を期待されての加入となった。リンデマンは同リリースで「2021年、チームクベカ・アソスに加入できてとても嬉しい。選手やスタッフと会うのが楽しみだよ。僕とクベカ・アソスの相性は抜群で、チームのパートナーたちと一緒に働けることが楽しみだ。来年からBMCに乗れることは本当に素晴らしい」と、喜びを語っている。
この2人の加入により、クベカ・アソスは所属選手27人でロースターが確定したことを発表。ただし、10人が所属する下部組織チームクベカから、育成プログラムの状況によりトップカテゴリーのレースへの出場機会を与えるとも説明している。
スポンサーの変更に伴い、契約が引き継がれた選手を含む11人がチームが残留し、新たに16人が加わる大幅な選手の入れ替えが行われることになったクベカ・アソス。
新加入するファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos加入選手の中でも注目されるのが、UAEチームエミレーツから移籍したファビオ・アル(イタリア)。2015年にブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝を掴むも、その後は体調不良などに悩まされ、総合エースとして3シーズンを過ごしたUAEチームエミレーツでは目立った成績を上げることができず、今年のツール・ド・フランスも第9ステージで棄権している。アルは加入時のコメントで「再び(ブエルタ優勝と)同じような成功の可能性が、自分にはあると確信している」と、復活への意気込みを語っている。
その一方で、トタル・ディレクトエネルジーへ移籍が発表されたエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)や、いまだ所属先が発表されていない全日本王者、入部正太朗を含む18人がチームを去ることになっている。
チームクベカ・アソス2021年ロースター
| 継続選手 |
| カルロス・バルベロ(スペイン) |
| コナー・ブラウン(ニュージーランド ) |
| ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー) |
| ニコラス・ドラミニ(南アフリカ) |
| ミヒャエル・ゴグル(オーストリア) |
| レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ) |
| ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア) |
| ドメニコ・ポッツォ ヴィーヴォ(イタリア) |
| アンドレアス・ストクブロ(デンマーク) |
| ディラン・サンダーランド(オーストラリア) |
| マックス・ヴァルシャイド(ドイツ) |
| 加入選手 |
| サンデル・アルメ(ベルギー) |
| ファビオ・アル(イタリア) |
| ショーン・ベネット(アメリカ) |
| ディミトリ・クレイス(ベルギー) |
| サイモン・クラーク(オーストラリア) |
| キリアン・フランキーニー(スイス) |
| ラッセノーマン・ハンセン(デンマーク) |
| セルジオ・エナオ(コロンビア) |
| ベアトヤン・リンデマン(オランダ) |
| マッテオ・ペルッキ(イタリア) |
| ロブ・パワー(オーストラリア) |
| マウロ ・シュミッド(スイス) |
| ハリー・タンフィールド(イギリス) |
| カレル・ヴァチェク(チェコ ) |
| エミル・ヴィンイェボ(デンマーク) |
| ルーカス・ヴィシニオウスキー(ポーランド) |
| 離脱選手 |
| サムエーレ・バティステッラ(イタリア) |
| エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー) |
| ステファン・デボッド(南アフリカ) |
| ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア) |
| エンリコ・ガスパロット(イタリア) |
| アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(エリトリア) |
| ライアン・ギボンズ(南アフリカ) |
| 入部正太朗(日本) |
| ベンジャミン・キング(アメリカ) |
| ロマン・クロイツィゲル(チェコ) |
| ジーノ・マーダー(スイス) |
| ルイス・メインチェス(南アフリカ) |
| ベン・オコーナー(オーストラリア) |
| マッテオ・ソブレロ(イタリア) |
| ジェイロバート・トムソン(南アフリカ) |
| ラスムス・ティレル(ノルウェー) |
| ミケル・ヴァルグレン(デンマーク) |
| ダニーロ・ヴィス(スイス) |
text:Sotaro.Arakawa
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