9.3kmの個人TTで争われたセラティジット・マドリードチャレンジbyブエルタ第2ステージ。昨年総合優勝者のリサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング)が、エリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)を1秒上回り優勝。総合順位でも首位に立った。
石畳が敷き詰められた緩やかな登りフィニッシュ (c)CERATIZIT Challenge by La Vuelta
マドリードチャレンジ第2ステージは、マドリード西部に位置するボアディージャ・デル・モンテの街中を舞台とした、距離9.3kmで争われる個人タイムトライアル。平坦かつ昨年と同じコースレイアウトの第2ステージは、時折雨がパラつくコンディションの中、與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)を含む16チームの選手たちがコースに挑んだ。
優勝候補である2人のオランダ人アネミエク・ファンフルーテン(ミッチェルトン・スコット)とエレン・ファンダイク(トレック・ セガフレード)が平均スピード43km/h台後半で突き進むも、一足先にフィニッシュ地点にたどり着いたエリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)が平均時速44km/hで首位に立った。
8秒差の4位に入ったアネミエク・ファンフルーテン(オランダ 、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
1秒差で勝利を逃したエリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) (c)CERATIZIT Challenge by La Vuelta
前日のステージ3位のリサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング)が、それを1秒更新するタイムでフィニッシュ。前回大会に続き個人TTを勝利し、総合リーダージャージも獲得した。
「序盤は慎重に走らなければならなかったので、そこで数秒失ってしまったかもしれない。スピードが上がってからは、フィニッシュラインまで全力で走った」と語るブレナウアー。「明日のためにチームと共に良い戦略を立てたいと思う。プレッシャーは感じているが、ネガティブなものではない」と、総合優勝2連覇を引き寄せる勝利の喜びを語った。
なお與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)はトップと1分8秒差の33位でフィニッシュしている。
平均時速44.1km/hで勝利したリサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング) (c)CERATIZIT Challenge by La Vuelta
総合でも首位に立った前回総合優勝者リサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング) (c)CERATIZIT Challenge by La Vuelta
以下は與那嶺本人によるコメント。
今日はタイムトライアル。昨晩はチームメイトとも色々話しをして楽しい時間を過ごしました。レースは9km。コーナーへのツッコミとパワーが相当必要。怖いので無理をせず、怪我なくゴールをしました。
タイムトライアル、好きなんですよね。あの集中した時間と一人での音の聞こえない空間。来年は万全の機材でタイムトライアルを楽しみたいと思います。
ルームメイトの仲良しマイカが9位!彼女はお好み焼きが大好きな22歳。(レース後は)すごくご機嫌で、彼氏に電話をしていました。昨晩は落ち込んでいたのに。
明日が最後のレース。マドリッドでのクリテリウムです。
怪我なく、楽しんできます!
ベルゲンの市街地コースを走る與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ) (c)CERATIZIT Challenge by La Vuelta

マドリードチャレンジ第2ステージは、マドリード西部に位置するボアディージャ・デル・モンテの街中を舞台とした、距離9.3kmで争われる個人タイムトライアル。平坦かつ昨年と同じコースレイアウトの第2ステージは、時折雨がパラつくコンディションの中、與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)を含む16チームの選手たちがコースに挑んだ。
優勝候補である2人のオランダ人アネミエク・ファンフルーテン(ミッチェルトン・スコット)とエレン・ファンダイク(トレック・ セガフレード)が平均スピード43km/h台後半で突き進むも、一足先にフィニッシュ地点にたどり着いたエリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)が平均時速44km/hで首位に立った。


前日のステージ3位のリサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング)が、それを1秒更新するタイムでフィニッシュ。前回大会に続き個人TTを勝利し、総合リーダージャージも獲得した。
「序盤は慎重に走らなければならなかったので、そこで数秒失ってしまったかもしれない。スピードが上がってからは、フィニッシュラインまで全力で走った」と語るブレナウアー。「明日のためにチームと共に良い戦略を立てたいと思う。プレッシャーは感じているが、ネガティブなものではない」と、総合優勝2連覇を引き寄せる勝利の喜びを語った。
なお與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)はトップと1分8秒差の33位でフィニッシュしている。


以下は與那嶺本人によるコメント。
今日はタイムトライアル。昨晩はチームメイトとも色々話しをして楽しい時間を過ごしました。レースは9km。コーナーへのツッコミとパワーが相当必要。怖いので無理をせず、怪我なくゴールをしました。
タイムトライアル、好きなんですよね。あの集中した時間と一人での音の聞こえない空間。来年は万全の機材でタイムトライアルを楽しみたいと思います。
ルームメイトの仲良しマイカが9位!彼女はお好み焼きが大好きな22歳。(レース後は)すごくご機嫌で、彼氏に電話をしていました。昨晩は落ち込んでいたのに。
明日が最後のレース。マドリッドでのクリテリウムです。
怪我なく、楽しんできます!

セラティジット・マドリードチャレンジbyブエルタ2020 第2ステージ結果
1位 | リサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング) | 12:40 |
2位 | エリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 0:01 |
3位 | エレン・ファンダイク(オランダ、トレック・ セガフレード) | 0:04 |
4位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ 、ミッチェルトン・スコット) | 0:08 |
5位 | リア・キルシュマン(カナダ、サンウェブ) | 0:14 |
6位 | サラ・ロイ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:18 |
7位 | ミーク・クローガー(ドイツ、ハイテックプロダクツ) | 0:21 |
8位 | アリス・バーンズ( イギリス、キャニオン・スラム) | 0:25 |
9位 | マーイケ・ブーガード(オランダ、アレ・BTCリュブリャナ) | 0:26 |
10位 | ハンナ・ルートヴィヒ(ドイツ、キャニオン・スラム) | 0:28 |
33位 | 與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ) | 1:08 |
個人総合成績
1位 | リサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング) | 2:12:51 |
2位 | エリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 0:10 |
3位 | エレン・ファンダイク(オランダ、トレック・ セガフレード) | 0:13 |
4位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ 、ミッチェルトン・スコット) | 0:17 |
5位 | ロレーナ・ウィーブス(オランダ、サンウェブ) | 0:18 |
6位 | リア・キルシュマン(カナダ、サンウェブ) | 0:23 |
7位 | サラ・ロイ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:27 |
8位 | ミーク・クローガー(ドイツ、ハイテックプロダクツ) | 0:30 |
9位 | アリス・バーンズ( イギリス、キャニオン・スラム) | 0:33 |
10位 | マーイケ・ブーガード(オランダ、アレ・BTCリュブリャナ) | 0:35 |
33位 | 與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ) | 1:17 |
ポイント賞
1位 | リサ・ブレナウアー(ドイツ、セラティツィット・WNTプロサイクリング) | 12pts |
2位 | ロレーナ・ウィーブス(オランダ、サンウェブ) | 10pts |
3位 | エリサ・ ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 5pts |
チーム総合成績
,, |
---|
1位,トレック・セガフレード,6:39:49 |
2位,ミッチェルトン・スコット,0:10 |
3位,サンウェブ,0:24 |
text:Sotaro Arakawa
photo:CorVos, CERATIZIT Challenge by La Vuelta
photo:CorVos, CERATIZIT Challenge by La Vuelta
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