キャノンデール SuperX 2　シマノGRXを搭載するフルカーボン・シクロクロスバイク

いよいよ到来したシクロクロスシーズンに合わせ、キャノンデールが2021モデルのSuperX 2を発売する。独自のAiテクノロジーが採用されたフルカーボンフレームに、シマノGRXを組み合わせた完成車を紹介しよう。

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キャノンデール SuperX 2 (c)キャノンデール・ジャパン
スティーブン・ハイドが使用し全米王者に何度も輝いているキャノンデールのシクロクロスバイク「Super X」。ワールドカップも戦うレーシングCXバイクは、バリステックカーボンやSAVEなどロードで培ってきた技術と、AiオフセットドライブトレインやアウトフロントジオメトリーといったMTBで得たテクノロジーを取り入れた1台。

Aiはキャノンデールのオフロードバイクを象徴するテクノロジーであり、タイヤクリアランスを確保しつつもショートチェーンステーを実現する設計。加減速が激しいシクロクロスで求められる高い反応性と、車輪に荷重がかけやすくなることでのトラクションとグリップ力を獲得できることが特徴だ。

Aiによって確保されたタイヤクリアランスは40mm幅のタイヤまで装着を可能にする。33Cまでがルールのシクロクロスであれば、粘土質のコースが多い日本のレースシーンでも非常に優れた性能を発揮してくれるはずだ。さらに38mm幅のグラベルタイヤも装着できるため、グラベルライドでもSuperXは活躍してくれる。実際、オルタナティブカレンダーとしてグラベルレースに参戦するEFプロサイクリングのアレックス・ハウズらもSuperXを使用している。

キャノンデール SuperX 2 (c)キャノンデール・ジャパン
また、SuperXはヘッドアングルを寝かし、フォークオフセットを長めに取るアウトフロントジオメトリーが採用されており、テクニカルな下りでの安定感とシャープなハンドリング性能を実現。リア142x12mm、フロント100x12mmの前後スルーアクスルと、均等なオフセットを持つAiの専用リアホイールはハードブレーキング時に高い剛性を発揮してくれるだろう。

2021年モデルとしてラインアップされるのは、シマノGRXシリーズをメインコンポーネントに据える完成車"SuperX 2"だ。フロントシングル仕様（前40T／後11-34T）とされており、リアディレイラーはGRX 810、シフターはGRX 600、ブレーキはGRX 400という構成だ。タイヤはヴィットリアのTerreno Mix。フレームカラーは目が覚めるほど明るいハイライター（HLT）。価格は352,000円（税込）。

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キャノンデール SuperX 2
フレーム：BallisTec Carbon, SAVE, BB30-83 Ai, flat mount disc, 12x142 thru-axle
フォーク：BallisTec Carbon, 1-1/8" to 1.5" steerer, 12x100mm thru-axle, 55mm OutFront offset
クランク：Cannondale Si, BB30a, OPI SpideRing, 40T
リアディレイラー：Shimano GRX 810, Shadow RD+
リアコグ：Shimano 105, 11-34, 11-speed
シフター：Shimano GRX 600, 11-speed
ブレーキ：Shimano GRX 400 hydraulic disc, RT56 160/160mm rotors
タイヤ：Vittoria Terreno Mix TNT, 700 x 33c, tubeless ready
サイズ：46、51、54
価格：352,000円（税込）