2010/05/28(金) - 14:10
5月27日、162.7kmの距離で争われたツアー・オブ・ベルギー第2ステージは集団スプリントとなり、ケニー・ファンヒュンメル(オランダ、スキルシマノ)が制した。リーダージャージはフィリップ・ジルベール(オメガファーマ・ロット)がキープしている。
イークロからクノック・ヘイストまでの162.7kmで行なわれたツアー・オブ・ベルギー第2ステージ。全く平坦基調で、ベルギーの海岸沿いのリゾート地クノック・ヘイストへゴールするコースはスプリンター達にとって理想的なコースプロフィールだ。
横風が吹くことで選手たちを苦しめるステージは序盤からスピードが上がり、最初の2時間の平均時速は48km/hにのぼった。
ニコ・エークホウト(ベルギー、アンポスト・ショーンケリー)、ベンジャミン・グーグェ(ベルギー、ラウンドバウクレジット)、グレゴリー・ハボー(ベルギー、ヴェランダ・ウィレムズ)が飛び出しに成功。いずれもベルギー出身の3選手は、60km地点付近で最大6分以上の差を開く。
残り24kmで差が詰まると、エークホウトがさらにアタックを掛けて飛び出し、独走を始める。
集団はオメガファーマ・ロットとトップスポート・フラーンデレンがコントロールし、順調に差を詰め、エークホウトらの逃げを吸収する。
後半に入って集団はヴァカンスソレイユ勢がコントロール。ゴールへ向けてボルト・ボジッチ(スロベニア)のための列車が形成される。
リードアウト列車から発射されたボジッチはゴールへ向けて伸びるも、ゴール直前の僅かな上り坂で失速。ケニー・ファンヒュンメル(オランダ、スキルシマノ)が追い抜き、ゴールを制した。3位にはジミー・カスペール(フランス、ソウル・ソジャサン)が入った。
別府史之(日本、レディオシャック)は同集団内のステージ34位でゴールしている。
ファンヒュンメルは「パワースプリントだった。最後はベストなジャンプが出来た。昨年よりもその瞬間を少し長く待つ必要があった。最高に良い気分だ。ヴァカンスソレイユはボジッチのための最高のリードアウト列車を形成したけど、僕は彼のホイールに付いたのは正しい選択だった。ボジッチはガス欠になって追い抜くことができた」と語った。
ファンヒュンメルの勝利はツール・ド・ピカルディ2010第1ステージ での勝利に続くシーズン2勝目だ。そしてこのステージ優勝のおかげで総合を6位まで上げている。
スキル・シマノは同日開催のバイエルン・ルントファート第2ステージでもロバート・ワグナー(ドイツ)がステージ優勝を挙げ、嬉しい一日となった。
ツアー・オブ・ベルギー2010第2ステージ 結果
1位 ケニー・ファンヒュンメル(オランダ、スキル・シマノ) 3h57'53"
2位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
3位 ジミー・カスペール(フランス、ソウル・ソジャサン)
4位 デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)
5位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)
6位 エンリケ・マタ(スペイン、フットオン・セルヴェット)
7位 ティモシー・デュポン(ベルギー、ジョンフラーンデレン)
8位 ステファン・ファンダイク(オランダ、ヴェランズ・ウィレムズ)
9位 ラファイ・シュティオウイ(チュニジア、アクア・エ・サポーネ)
10位 スヴェン・ネイス(ベルギー、ラウンドバウクレジット)
個人総合成績
1位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット) 7h29'55"
2位 ロニー・マルティアス(フランス、ソウル・ソジャサン) +10"
3位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、レディオシャック)
4位 ダヴィド・ブーシェ(フランス、ラウンドバウ・クレジット) +14"
5位 ヤメス・ファンランドスホート(ベルギー、ヴェランズ・ウィレムズ )
6位 ケニー・ファンヒュメル(オランダ、スキル・シマノ) +23"
7位 ニコ・エックハウト(ベルギー、アンポスト・シーンケリー) +25"
8位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ) +27"
9位 ジミー・カスペール(フランス、ソウル・ソジャサン) +29"
10位 ステファン・ファダイク(オランダ、ヴェランダ・ウィレムズ) +30"
ポイント賞
フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
新人賞
デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)
チーム総合
ラウンドバウクレジット
text:Makoto.AYANO
photo:(c)CorVos
イークロからクノック・ヘイストまでの162.7kmで行なわれたツアー・オブ・ベルギー第2ステージ。全く平坦基調で、ベルギーの海岸沿いのリゾート地クノック・ヘイストへゴールするコースはスプリンター達にとって理想的なコースプロフィールだ。
横風が吹くことで選手たちを苦しめるステージは序盤からスピードが上がり、最初の2時間の平均時速は48km/hにのぼった。
ニコ・エークホウト(ベルギー、アンポスト・ショーンケリー)、ベンジャミン・グーグェ(ベルギー、ラウンドバウクレジット)、グレゴリー・ハボー(ベルギー、ヴェランダ・ウィレムズ)が飛び出しに成功。いずれもベルギー出身の3選手は、60km地点付近で最大6分以上の差を開く。
残り24kmで差が詰まると、エークホウトがさらにアタックを掛けて飛び出し、独走を始める。
集団はオメガファーマ・ロットとトップスポート・フラーンデレンがコントロールし、順調に差を詰め、エークホウトらの逃げを吸収する。
後半に入って集団はヴァカンスソレイユ勢がコントロール。ゴールへ向けてボルト・ボジッチ(スロベニア)のための列車が形成される。
リードアウト列車から発射されたボジッチはゴールへ向けて伸びるも、ゴール直前の僅かな上り坂で失速。ケニー・ファンヒュンメル(オランダ、スキルシマノ)が追い抜き、ゴールを制した。3位にはジミー・カスペール(フランス、ソウル・ソジャサン)が入った。
別府史之(日本、レディオシャック)は同集団内のステージ34位でゴールしている。
ファンヒュンメルは「パワースプリントだった。最後はベストなジャンプが出来た。昨年よりもその瞬間を少し長く待つ必要があった。最高に良い気分だ。ヴァカンスソレイユはボジッチのための最高のリードアウト列車を形成したけど、僕は彼のホイールに付いたのは正しい選択だった。ボジッチはガス欠になって追い抜くことができた」と語った。
ファンヒュンメルの勝利はツール・ド・ピカルディ2010第1ステージ での勝利に続くシーズン2勝目だ。そしてこのステージ優勝のおかげで総合を6位まで上げている。
スキル・シマノは同日開催のバイエルン・ルントファート第2ステージでもロバート・ワグナー(ドイツ)がステージ優勝を挙げ、嬉しい一日となった。
ツアー・オブ・ベルギー2010第2ステージ 結果
1位 ケニー・ファンヒュンメル(オランダ、スキル・シマノ) 3h57'53"
2位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
3位 ジミー・カスペール(フランス、ソウル・ソジャサン)
4位 デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)
5位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)
6位 エンリケ・マタ(スペイン、フットオン・セルヴェット)
7位 ティモシー・デュポン(ベルギー、ジョンフラーンデレン)
8位 ステファン・ファンダイク(オランダ、ヴェランズ・ウィレムズ)
9位 ラファイ・シュティオウイ(チュニジア、アクア・エ・サポーネ)
10位 スヴェン・ネイス(ベルギー、ラウンドバウクレジット)
個人総合成績
1位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット) 7h29'55"
2位 ロニー・マルティアス(フランス、ソウル・ソジャサン) +10"
3位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、レディオシャック)
4位 ダヴィド・ブーシェ(フランス、ラウンドバウ・クレジット) +14"
5位 ヤメス・ファンランドスホート(ベルギー、ヴェランズ・ウィレムズ )
6位 ケニー・ファンヒュメル(オランダ、スキル・シマノ) +23"
7位 ニコ・エックハウト(ベルギー、アンポスト・シーンケリー) +25"
8位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ) +27"
9位 ジミー・カスペール(フランス、ソウル・ソジャサン) +29"
10位 ステファン・ファダイク(オランダ、ヴェランダ・ウィレムズ) +30"
ポイント賞
フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
新人賞
デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)
チーム総合
ラウンドバウクレジット
text:Makoto.AYANO
photo:(c)CorVos