2020/09/22(火) - 11:20
既にツールで活躍した選手のプロバイクをピックアップしてきたが、今回からは各チームごとに焦点を当てていく。まずはゼッケンナンバー"1"、エガン・ベルナルを擁したイネオス・グレナディアーズ。ニューカラーのピナレロ DOGMA F12とBOLIDE TTを紹介する。
ツール・ド・フランスを機にイネオス・グレナディアーズと名称を切り替えたディフェンディングチーム。使用する機材はピナレロ DOGMA F12(リムブレーキ)で変わりないが、新しいグレナディアーズカラー(紺色+赤)に色直しをした上でマイヨジョーヌ防衛に挑んだ。
ゼッケン1をつけたエガン・ベルナル(コロンビア)のバイクは、フロントフォークのF12ロゴに、ツール王者を示す黄色のアンダーラインが引かれていたことが特徴。三大グランツール制覇や自身のアイコンであるサイの絵が描かれたクリストファー・フルーム(イギリス)のバイクとはやや雰囲気が異なる。
イネオス・グレナディアーズは今年もサポート外ホイールを使用して話題を呼んだ。勝負どころではライトウェイトのホイールを装着しており、今年は山岳ステージの比率が高かったためDURA-ACEとライトウェイトの出番はおよそ半々。平坦や横風が心配されるステージではDURA-ACE、登りが厳しい勝負所ではライトウェイトのMEILENSTEINを使用していた。
昨年はロードステージのみサポート外ホイールだったが、今年はタイムトライアル(第20ステージ)でもリム内側の波目模様が特徴のPRINCETON CARBON WORKSのWAKE 6560というホイールを採用していた。昨年のTT世界選手権でフィリッポ・ガンナが使用開始したことに端を発しており、今年はツールだけではなくティレーノ~アドリアティコなどでも使用されていた。リアはPROのディスクホイールだが、ロゴ無しホイールを使う選手もおり、こちらのホイールは表面のカーボンはPROと同じような素材に見えるが、断面形状が異なっている。
サドルの選び方にも個性が出ており、ベルナルとミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)のバイクには、3Dプリントクッションが備えられたANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVEが装着されていた。ジョナタン・カストロビエホ(スペイン)も同じVERSUS EVO 00だが、一般的なトップのモデルをチョイスしているようだ。
ハンドル/ステムは個人の好みに合わせてMOSTのステム一体型ハンドルか別体かを選択。別体を選択しバーテープをステムクランプ部近くまで巻きつけているのは万能アシストとしてチームを支えたルーク・ロウ(イギリス)だ。
コンポーネントはもちろんシマノDURA-ACE DI2。ボトルケージはエリート LEGGERO CARBONで統一され、ボトルはFLYとタイムトライアル時にCRONO TTを使用する選手もいる。タイヤはコンチネンタルのCOMPETITION PRO LTDと、タイムトライアル用のGRANDPRIX TTをチョイス。
また、エガン・ベルナルが着用していたオークリーのSutroにいくつかカラーバリエーションがあるようだ。グレナディアーズのテーマカラーであるダークブルーや、マイヨブラン着用時はホワイトでコーディネイト。他にもゴールドや、コロンビアカラーなどを日によって変えていた。
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
ツール・ド・フランスを機にイネオス・グレナディアーズと名称を切り替えたディフェンディングチーム。使用する機材はピナレロ DOGMA F12(リムブレーキ)で変わりないが、新しいグレナディアーズカラー(紺色+赤)に色直しをした上でマイヨジョーヌ防衛に挑んだ。
ゼッケン1をつけたエガン・ベルナル(コロンビア)のバイクは、フロントフォークのF12ロゴに、ツール王者を示す黄色のアンダーラインが引かれていたことが特徴。三大グランツール制覇や自身のアイコンであるサイの絵が描かれたクリストファー・フルーム(イギリス)のバイクとはやや雰囲気が異なる。
イネオス・グレナディアーズは今年もサポート外ホイールを使用して話題を呼んだ。勝負どころではライトウェイトのホイールを装着しており、今年は山岳ステージの比率が高かったためDURA-ACEとライトウェイトの出番はおよそ半々。平坦や横風が心配されるステージではDURA-ACE、登りが厳しい勝負所ではライトウェイトのMEILENSTEINを使用していた。
昨年はロードステージのみサポート外ホイールだったが、今年はタイムトライアル(第20ステージ)でもリム内側の波目模様が特徴のPRINCETON CARBON WORKSのWAKE 6560というホイールを採用していた。昨年のTT世界選手権でフィリッポ・ガンナが使用開始したことに端を発しており、今年はツールだけではなくティレーノ~アドリアティコなどでも使用されていた。リアはPROのディスクホイールだが、ロゴ無しホイールを使う選手もおり、こちらのホイールは表面のカーボンはPROと同じような素材に見えるが、断面形状が異なっている。
サドルの選び方にも個性が出ており、ベルナルとミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)のバイクには、3Dプリントクッションが備えられたANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVEが装着されていた。ジョナタン・カストロビエホ(スペイン)も同じVERSUS EVO 00だが、一般的なトップのモデルをチョイスしているようだ。
ハンドル/ステムは個人の好みに合わせてMOSTのステム一体型ハンドルか別体かを選択。別体を選択しバーテープをステムクランプ部近くまで巻きつけているのは万能アシストとしてチームを支えたルーク・ロウ(イギリス)だ。
コンポーネントはもちろんシマノDURA-ACE DI2。ボトルケージはエリート LEGGERO CARBONで統一され、ボトルはFLYとタイムトライアル時にCRONO TTを使用する選手もいる。タイヤはコンチネンタルのCOMPETITION PRO LTDと、タイムトライアル用のGRANDPRIX TTをチョイス。
また、エガン・ベルナルが着用していたオークリーのSutroにいくつかカラーバリエーションがあるようだ。グレナディアーズのテーマカラーであるダークブルーや、マイヨブラン着用時はホワイトでコーディネイト。他にもゴールドや、コロンビアカラーなどを日によって変えていた。
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
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