2020/08/30(日) - 00:43
Jプロツアー第8戦となる「西日本ロードクラシック広島大会Day-1」が開催され、キナンサイクリングチームの山本大貴がJプロツアー初優勝を挙げた。女子はレース後半を独走で逃げ切った大堀博美(MOPS)が優勝した。
今年54回目の開催となる「西日本ロードクラシック」。本来なら4月に開催予定だったが、折からのコロナ禍により4ヶ月遅れての開催となった。会場は今年の全日本選手権が開催されるはずだった広島県中央森林公園。カーブとアップダウンが連続し、パワーだけでなく集中力も要求されるコースだ。
朝から青空が広がり、真夏の太陽が照りつける1日。会場のある三原市では35℃に迫る最高気温を記録したが、コースはアスファルトの照り返しなどもあり、「灼熱地獄」という言葉が相応しい猛烈な暑さの中でのレースとなった。なお、今回も無観客での開催となっている。
初日のレースは1周12.3kmのコースを5周する61.5kmの短距離レース。リアルスタート直後に安原大貴(マトリックスパワータグ )と武山晃輔(チーム右京)の2名が抜け出し、メイン集団に30秒前後の差をつける。
2周目後半、安原が単独で先行。2周回完了時に設定された中間スプリントポイントを獲得して集団に戻る。その後アタックと吸収が何度か繰り返されたのち、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、山本大喜(キナンサイクリングチーム)、阿曽圭佑(eNShare レーシングチーム)の3名が先行して4周目に入る。メイン集団からは数名が抜け出し、先行する3名に次々と合流。山本元喜(キナンサイクリングチーム)、トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)、西村大輝(宇都宮ブリッツェン)らが合流して最終周回へ入る。
残り3km、通称「3段坂」に入ると、ルバが加速。そこから山本元喜がアタックし、さらに山本大喜がアタックと、キナンサイクリングチームが波状攻撃をしかける。展望台への登りで山本大喜が単独先行すると、追える者はなく勝負あり。そのままフィニッシュまで独走した山本大喜がJプロツアー初勝利を挙げ、キナンサイクリングチームは今季3勝目をマークした。
「今年はJプロツアーで1勝してやろうと思って、コロナの自粛期間中もしっかり練習してきた。絶好調なので、いつ勝てるかと思いながらここまで走ってきた」と言う山本大喜。「キナンは今日は4人出走だったが、新城雄大が前日にバンクリーグを走っていたので実質3名でのレースだった。なので序盤は他チームの動きを注意してチェックしつつ後半勝負という作戦だった。トマ(・ルバ)さんがフォローしてくれたおかげでだいぶ脚をためることが出来た。
最後まで3人残れたのでスプリントはないと思ったので、登りで自分達でガンガン行って減らしていこうと。その点は話さなくても共通認識だったので、脚も揃っていたし、トマさんが行って、兄(山本元喜)が行って、それで自分が行って決まった。もし捕まっても後ろに2人がいたので任せようと思って、全力で踏み切った」と、レースを振り返る。
「明日は距離が長くなるが、キナンはアジアツアーで長距離レースにも強いので、積極的に戦っていきたい」と、2日目への目標を語った。
今年54回目の開催となる「西日本ロードクラシック」。本来なら4月に開催予定だったが、折からのコロナ禍により4ヶ月遅れての開催となった。会場は今年の全日本選手権が開催されるはずだった広島県中央森林公園。カーブとアップダウンが連続し、パワーだけでなく集中力も要求されるコースだ。
朝から青空が広がり、真夏の太陽が照りつける1日。会場のある三原市では35℃に迫る最高気温を記録したが、コースはアスファルトの照り返しなどもあり、「灼熱地獄」という言葉が相応しい猛烈な暑さの中でのレースとなった。なお、今回も無観客での開催となっている。
初日のレースは1周12.3kmのコースを5周する61.5kmの短距離レース。リアルスタート直後に安原大貴(マトリックスパワータグ )と武山晃輔(チーム右京)の2名が抜け出し、メイン集団に30秒前後の差をつける。
2周目後半、安原が単独で先行。2周回完了時に設定された中間スプリントポイントを獲得して集団に戻る。その後アタックと吸収が何度か繰り返されたのち、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、山本大喜(キナンサイクリングチーム)、阿曽圭佑(eNShare レーシングチーム)の3名が先行して4周目に入る。メイン集団からは数名が抜け出し、先行する3名に次々と合流。山本元喜(キナンサイクリングチーム)、トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)、西村大輝(宇都宮ブリッツェン)らが合流して最終周回へ入る。
残り3km、通称「3段坂」に入ると、ルバが加速。そこから山本元喜がアタックし、さらに山本大喜がアタックと、キナンサイクリングチームが波状攻撃をしかける。展望台への登りで山本大喜が単独先行すると、追える者はなく勝負あり。そのままフィニッシュまで独走した山本大喜がJプロツアー初勝利を挙げ、キナンサイクリングチームは今季3勝目をマークした。
「今年はJプロツアーで1勝してやろうと思って、コロナの自粛期間中もしっかり練習してきた。絶好調なので、いつ勝てるかと思いながらここまで走ってきた」と言う山本大喜。「キナンは今日は4人出走だったが、新城雄大が前日にバンクリーグを走っていたので実質3名でのレースだった。なので序盤は他チームの動きを注意してチェックしつつ後半勝負という作戦だった。トマ(・ルバ)さんがフォローしてくれたおかげでだいぶ脚をためることが出来た。
最後まで3人残れたのでスプリントはないと思ったので、登りで自分達でガンガン行って減らしていこうと。その点は話さなくても共通認識だったので、脚も揃っていたし、トマさんが行って、兄(山本元喜)が行って、それで自分が行って決まった。もし捕まっても後ろに2人がいたので任せようと思って、全力で踏み切った」と、レースを振り返る。
「明日は距離が長くなるが、キナンはアジアツアーで長距離レースにも強いので、積極的に戦っていきたい」と、2日目への目標を語った。
Jプロツアー第8戦 西日本ロードクラシック Day-1 結果(61.5km)
中間スプリント賞 安原大貴(マトリックスパワータグ)
プロリーダージャージ 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダージャージ 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
女子は大堀博美が逃げ切り勝ち 総合首位は樫木祥子へ
女子は6周73.8kmのレース。序盤から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)、樫木祥子(株式会社オーエンス)、渡部春雅(駒澤大学高等学校)らがペースを上げて人数を絞っていく。3周目、大堀博美(MOPS)が飛び出して独走を開始。樫木と渡部が追走し、最後は樫木1人が追走を続けるが捕まえられず、大堀がレース距離のおよそ半分を逃げ切って優勝した。総合首位の唐見が未完走となったため、樫木がリーダージャージを奪回した。
プロリーダージャージ 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダージャージ 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
女子は大堀博美が逃げ切り勝ち 総合首位は樫木祥子へ
女子は6周73.8kmのレース。序盤から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)、樫木祥子(株式会社オーエンス)、渡部春雅(駒澤大学高等学校)らがペースを上げて人数を絞っていく。3周目、大堀博美(MOPS)が飛び出して独走を開始。樫木と渡部が追走し、最後は樫木1人が追走を続けるが捕まえられず、大堀がレース距離のおよそ半分を逃げ切って優勝した。総合首位の唐見が未完走となったため、樫木がリーダージャージを奪回した。
F(女子)結果 (73.8km)
1位 | 大堀博美(MOPS) | 2時間11分20秒 |
2位 | 樫木祥子(株式会社オーエンス) | +1分12秒 |
3位 | 渡部春雅(駒澤大学高等学校) | +5分8秒 |
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