2020/08/03(月) - 16:08
ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)のストラーデビアンケ独走勝利によって再開したワールドツアー。勝利に届かなかった昨年優勝者ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)らのコメントを紹介します。
2位:ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
ファンアールトにシャンパンを放つダヴィデ・フォルモロ(イタリア、UAEチームエミレーツ) (c)CorVos
自分のホームコースで2位はとても良い結果だ。脚の調子はすごく良かったけれど、昨日高地合宿から来たばかりだったので暑さに苦しめられた。ストラーデビアンケでのレースはいつも素晴らしい。美しい勝利に届かなかったことに少し悔いはあるけど、2位は良い結果だしチームとしても良い週の締めくくりになった。
3位:マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
とてもハードでタフなレースだった。今日の暑さをいかに乗り切るかが鍵になると思っていたから何度も身体を冷やし、最初の4セクターまでは集団の後ろで楽に走っていた。みんな疲れているのがわかったよ。サンタマリアではかなり脚が残っていると感じたから、終盤にアタックを試みたんだ。土煙で何も見えず2度クラッシュしかけ、最終セクターで安全に走ったことが、おそらく間違いだったのだろう。
5位:ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
第8セクター「モンテサンテマリエ」でヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)がアタック (c)CorVos
残り50kmで小さなアタックした結果、少し暑さにやられてしまった。オーバーヒートしてしまい再び脚に力を込めるのが難しかった。気温40度では身体を冷やすなんてできない。3月のレースとは確実に違っていた。今日は多くの選手が暑さに苦しみ、やられてしまったのだろう。それに4ヶ月ぶりのレースということも激しさの要因になっていた。
6位:ゼネク・スティバル(チェコ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
再び10位以内に入れたのは嬉しいが、出走前はもっと上の順位を目指していた。コンディションは良かったが暑さに苦しめられた。そのせいでアタックが始まりプロトンが分断した時の対応が少し遅れてしまった。でも経験上慌てる必要がないと分かっていたので、一定のペースを保ち、レースが進行するにつれ体調も良くなっていった。
8位:グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム)
終盤に先頭グループから脱落したグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム) (c)CorVos
選手人生で最も困難なレースの一つだった。このレースは大好きだが、また出場したいかと聞かれたら答えはわからないだろう(笑)。レース展開には満足しているが、(レース会場に)到着時に体調が少し悪かったんだ。だから慎重になってしまった。最後の6人グループの中に入っていたが、勝てないと思っていたので、出来る限り長くついていこうと考えていた。
15位:初出場のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
メカトラに苦しんだマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) (c)CorVos
モンテサンテマリエ(残り55km地点)直前のグラベル区間で、良い結果を逃してしまった。あそこが最も重要なセクションだった。パンクしたアラフィリップや数人の選手と集団復帰するために相当な力を使わなければならなかった。しかし皆モンテサンテマリエで脱落してしまった。とても暑く、前のグループに追いつくためには限界を越えなければならなかった。だがそこで僕のレースは終わっていた。
24位:ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
今日勝つのは不可能だった。何度止まってレースに復帰したか覚えていないくらいだ。メカニカルなトラブルが多すぎたせいでレースの厳しさを感じなかったくらいだ。でも大好きなレースに敬意を表すため完走したかったんだ。不運に見舞われたが、パリニース以来のレースでシーズンを軌道に乗せるための有益な機会になった。
text:Sotaro.Arakawa
2位:ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
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自分のホームコースで2位はとても良い結果だ。脚の調子はすごく良かったけれど、昨日高地合宿から来たばかりだったので暑さに苦しめられた。ストラーデビアンケでのレースはいつも素晴らしい。美しい勝利に届かなかったことに少し悔いはあるけど、2位は良い結果だしチームとしても良い週の締めくくりになった。
3位:マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
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とてもハードでタフなレースだった。今日の暑さをいかに乗り切るかが鍵になると思っていたから何度も身体を冷やし、最初の4セクターまでは集団の後ろで楽に走っていた。みんな疲れているのがわかったよ。サンタマリアではかなり脚が残っていると感じたから、終盤にアタックを試みたんだ。土煙で何も見えず2度クラッシュしかけ、最終セクターで安全に走ったことが、おそらく間違いだったのだろう。
5位:ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
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残り50kmで小さなアタックした結果、少し暑さにやられてしまった。オーバーヒートしてしまい再び脚に力を込めるのが難しかった。気温40度では身体を冷やすなんてできない。3月のレースとは確実に違っていた。今日は多くの選手が暑さに苦しみ、やられてしまったのだろう。それに4ヶ月ぶりのレースということも激しさの要因になっていた。
6位:ゼネク・スティバル(チェコ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
再び10位以内に入れたのは嬉しいが、出走前はもっと上の順位を目指していた。コンディションは良かったが暑さに苦しめられた。そのせいでアタックが始まりプロトンが分断した時の対応が少し遅れてしまった。でも経験上慌てる必要がないと分かっていたので、一定のペースを保ち、レースが進行するにつれ体調も良くなっていった。
8位:グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム)
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選手人生で最も困難なレースの一つだった。このレースは大好きだが、また出場したいかと聞かれたら答えはわからないだろう(笑)。レース展開には満足しているが、(レース会場に)到着時に体調が少し悪かったんだ。だから慎重になってしまった。最後の6人グループの中に入っていたが、勝てないと思っていたので、出来る限り長くついていこうと考えていた。
15位:初出場のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
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モンテサンテマリエ(残り55km地点)直前のグラベル区間で、良い結果を逃してしまった。あそこが最も重要なセクションだった。パンクしたアラフィリップや数人の選手と集団復帰するために相当な力を使わなければならなかった。しかし皆モンテサンテマリエで脱落してしまった。とても暑く、前のグループに追いつくためには限界を越えなければならなかった。だがそこで僕のレースは終わっていた。
24位:ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
今日勝つのは不可能だった。何度止まってレースに復帰したか覚えていないくらいだ。メカニカルなトラブルが多すぎたせいでレースの厳しさを感じなかったくらいだ。でも大好きなレースに敬意を表すため完走したかったんだ。不運に見舞われたが、パリニース以来のレースでシーズンを軌道に乗せるための有益な機会になった。
text:Sotaro.Arakawa
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