2020/07/20(月) - 12:13
バーチャル・ツール・ド・フランスの第5ステージはマイケル・ウッズ(カナダ、EFプロサイクリング)が山岳決戦を制し、最終日パリ・シャンゼリゼの周回コースではウィリアム・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード)が優勝。NTTプロサイクリングが総合、山岳、ポイント賞、新人賞を総なめにした。
クイーンステージはマイケル・ウッズ(カナダ、EFプロサイクリング)が、NTTプロサイクリングのルイス・メインチェス(南アフリカ)とドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア)との三つ巴を制した (c)zwift
ズイフトで開催されているバーチャル・ツール・ド・フランスが最終週を迎えた。魔の山モン・ヴァントゥの山腹にあたるシャレー・レイナールをフィニッシュ地点とする第5ステージは、22.9kmで1,205mもの標高を獲得するクイーンステージ。アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)やリゴベルト・ウラン(コロンビア、EFプロサイクリング)らヒルクライマーたちがスタートラインに並んだ。
レースの勝負どころであるシャレー・レイナールに差し掛かったところで、マイケル・ウッズ(カナダ、EFプロサイクリング)がアタック。NTTプロサイクリングのルイス・メインチェス(南アフリカ)とドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア)らが合流するも、好調のウッズは他の選手達を徐々に引き離し残り3km地点で単独に。そのままシャレー・レイナールのクイーンステージを制した。NTTプロサイクリングは山岳賞をイスラエル・スタートアップネイションから奪取。最終日は山岳ポイントが設定されていないため、バーチャル・マイヨアポアを確定させている。
同コースで行われた女子レースは、ブロディ・チャップマン(オーストラリア、FDJ)が3級山岳を先頭で通過。その後のシャレー・レイナールでは、アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCCリブ)が総合リーダーのサラ・ジカンテ(オーストラリア、ティブコ・シリコンバレーバンク)らを引き離し、優勝を果たした。
シャンゼリゼのスプリントはウィリアム・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード) (c)zwift
翌第6ステージの最終日にはクリストファー・フルーム(イギリス、チームイネオス)、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、コフィディス)らビッグネームも出走。レースはもちろん集団スプリントの展開となった。エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)、ライアン・ギボンズ(南アフリカ)らを揃えたNTTプロサイクリングが積極的にスプリントを開始するも、後方からパワーアップアイテムを使用したウィリアム・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード)がギボンズを交わし、バーチャルのパリ・シャンゼリゼでのレースを制した。
史上初のバーチャル・ツール・ド・フランスは、総合、ポイント賞、山岳賞、新人賞全てを獲得したNTTプロサイクリングが支配する結果となった。「史上初のeサイクリングレースを制覇したこのチームは並外れた存在だった。我々のチームの使命は人々の生活に希望を与えることであり、この機会でそれを実現することができたと思う。イベントを開催してくれたA.S.O.とズイフトには感謝したい。他に類を見ないプラットフォームで人々と繋がれる機会は素晴らしいものであり、今後も続いていくと信じている」とチーム代表のダグラス・ライダーは語る。
イタリア・ルッカのチーム拠点でレースに臨んだNTTプロサイクリング。リアルと同じ様にシャンパンを片手に総合優勝を祝う (c)NTT PRO CYCLING
マリアンヌ・フォス(オランダ、CCCリブ)も参加した女子レースは、序盤で集団が分裂してしまう展開に。後方に取り残されたキャニオン・スラムのメンバーを尻目に、ティブコ・シリコンバレーバンクがスプリントポイントを積み重ね、レース中にポイント賞の逆転に成功。最終スプリントはリーダージャージを着用するローレン・ステフェンス(アメリカ、ティブコ・シリコンバレーバンク)が僅差の勝負を制した。ティブコ・シリコンバレーバンクはステージ優勝を納めると同時に総合優勝、ポイント賞を獲得し、バーチャルレースでの存在感を見せつけた。
第5ステージハイライト
第6ステージハイライト
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ズイフトで開催されているバーチャル・ツール・ド・フランスが最終週を迎えた。魔の山モン・ヴァントゥの山腹にあたるシャレー・レイナールをフィニッシュ地点とする第5ステージは、22.9kmで1,205mもの標高を獲得するクイーンステージ。アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)やリゴベルト・ウラン(コロンビア、EFプロサイクリング)らヒルクライマーたちがスタートラインに並んだ。
レースの勝負どころであるシャレー・レイナールに差し掛かったところで、マイケル・ウッズ(カナダ、EFプロサイクリング)がアタック。NTTプロサイクリングのルイス・メインチェス(南アフリカ)とドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア)らが合流するも、好調のウッズは他の選手達を徐々に引き離し残り3km地点で単独に。そのままシャレー・レイナールのクイーンステージを制した。NTTプロサイクリングは山岳賞をイスラエル・スタートアップネイションから奪取。最終日は山岳ポイントが設定されていないため、バーチャル・マイヨアポアを確定させている。
同コースで行われた女子レースは、ブロディ・チャップマン(オーストラリア、FDJ)が3級山岳を先頭で通過。その後のシャレー・レイナールでは、アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCCリブ)が総合リーダーのサラ・ジカンテ(オーストラリア、ティブコ・シリコンバレーバンク)らを引き離し、優勝を果たした。
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翌第6ステージの最終日にはクリストファー・フルーム(イギリス、チームイネオス)、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、コフィディス)らビッグネームも出走。レースはもちろん集団スプリントの展開となった。エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)、ライアン・ギボンズ(南アフリカ)らを揃えたNTTプロサイクリングが積極的にスプリントを開始するも、後方からパワーアップアイテムを使用したウィリアム・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード)がギボンズを交わし、バーチャルのパリ・シャンゼリゼでのレースを制した。
史上初のバーチャル・ツール・ド・フランスは、総合、ポイント賞、山岳賞、新人賞全てを獲得したNTTプロサイクリングが支配する結果となった。「史上初のeサイクリングレースを制覇したこのチームは並外れた存在だった。我々のチームの使命は人々の生活に希望を与えることであり、この機会でそれを実現することができたと思う。イベントを開催してくれたA.S.O.とズイフトには感謝したい。他に類を見ないプラットフォームで人々と繋がれる機会は素晴らしいものであり、今後も続いていくと信じている」とチーム代表のダグラス・ライダーは語る。
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マリアンヌ・フォス(オランダ、CCCリブ)も参加した女子レースは、序盤で集団が分裂してしまう展開に。後方に取り残されたキャニオン・スラムのメンバーを尻目に、ティブコ・シリコンバレーバンクがスプリントポイントを積み重ね、レース中にポイント賞の逆転に成功。最終スプリントはリーダージャージを着用するローレン・ステフェンス(アメリカ、ティブコ・シリコンバレーバンク)が僅差の勝負を制した。ティブコ・シリコンバレーバンクはステージ優勝を納めると同時に総合優勝、ポイント賞を獲得し、バーチャルレースでの存在感を見せつけた。
第5ステージハイライト
第6ステージハイライト
男子レース 第5ステージ結果
1位 | マイケル・ウッズ(カナダ、EFプロサイクリング) |
2位 | ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、NTTプロサイクリング) |
3位 | ルイス・メインチェス(南アフリカ、NTTプロサイクリング) |
男子レース 第6ステージ結果
1位 | ウィリアム・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード) |
2位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、チームイネオス) |
3位 | ライアン・ギボンズ(南アフリカ、NTTプロサイクリング) |
総合成績(マイヨジョーヌ)
1位 | NTTプロサイクリング | 500pts |
2位 | ラリーサイクリング | 267pts |
3位 | トレック・セガフレード | 232pts |
その他の特別賞
ポイント賞 | NTTプロサイクリング |
山岳賞 | NTTプロサイクリング |
ヤングライダー賞 | NTTプロサイクリング |
女子レース 第5ステージ結果
1位 | アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCCリブ) |
2位 | サラ・ジカンテ(オーストラリア、ティブコ・シリコンバレーバンク) |
3位 | ローレン・ステフェンス(アメリカ、ティブコ・シリコンバレーバンク) |
女子レース 第6ステージ結果
1位 | ローレン・ステフェンス(アメリカ、ティブコ・シリコンバレーバンク) |
2位 | エイプリル・テイシー(イギリス、ドロップス) |
3位 | ジョージア・シマーリング(カナダ、トゥエンティ20) |
総合成績(マイヨジョーヌ)
1位 | ティブコ・シリコンバレーパーク |
2位 | トゥエンティ20 |
3位 | ドロップス |
その他の特別賞
ポイント賞 | ティブコ・シリコンバレーパーク |
山岳賞 | ティブコ・シリコンバレーパーク |
ヤングライダー賞 | キャニオン・スラム |
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