「一歩一歩確実に進めたい」 ドゥクーニンクがアラフィリップの参戦スケジュールを発表

ドゥクーニンク・クイックステップが、昨年破竹の快進撃を遂げたジュリアン・アラフィリップ（フランス）のシーズン再開後スケジュールを発表した。連覇を目指すストラーデ・ビアンケとミラノ〜サンレモ、ドーフィネ、ナショナル選手権を経てツール・ド・フランスに挑む。

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ジュリアン・アラフィリップ（フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ） (c)CorVos
「昨年大会で勝てたときは素晴らしい気分で、シーズンの中で最高の思い出の一つになった。コンディションも最高で集中できていたし、最後の勝負が始まるまでチームメートが常に寄り添ってくれていた。コースも、そして大会の雰囲気も大好きだ。今年は昨年と違うアプローチでレースに挑むので興味深いレースになると思う」と、ジュリアン・アラフィリップ（フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ）は、ディフェンディングチャンピオンとして臨むシーズン再開後初レース、ストラーデ・ビアンケについて話している。

昨シーズン12勝を挙げたアラフィリップの暫定レーススケジュールは、8月1日のストラーデ・ビアンケを皮切りに、同じくディフェンディングチャンピオンとして挑むミラノ〜サンレモ（8/8）、クリテリウム・デュ・ドーフィネ（8/12～8/16）、フランスナショナル選手権（8/23）を経てツール・ド・フランス（8/29〜9/20）を目指すというもの。今年はロンド・ファン・フラーンデレン（10/18）への初出場も表明しており、すでにチームと共に勝負所を試走済みだ。

ヘント〜ウェヴェルヘムのコースを試走するジュリアン・アラフィリップ（フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ）ら (c)CorVos
現在レムコ・エヴェネプール（ベルギー）らと共に、イタリア、ヴァルデファッサで18日間におよぶ高地トレーニングを重ねているアラフィリップ。「ドーフィネはツールに向けての最高の準備になる。今年は厳しいステージが多く含まれたスペシャルエディションだが恐くはない。昨年と同じようにステージ優勝を挙げたいと思っている。ナショナル選手権で勝利するのは誰にとっても憧れだ。コースはあまり僕向きではないけれど全力で走りたいと思う」と言う。

「とにかく一歩一歩確実に進んでいきたい。今のところ準備は順調に進んでいるし、ヴァルデファッサで皆と過ごす時間が楽しい。自分の目標についてチームと話を重ねているんだ。レースが再び始まり、そこでどんなことを感じるのか、そして何ができるのかを早く確かめたいと思っている」と、昨年ツールで14日間マイヨジョーヌを着続けた「ルル」は話している。

text:So.Isobe