2020/05/03(日) - 17:30
洗練されたデザインとアジアンフィットを両立したロードヘルメットを展開するKPLUS(ケープラス)より、エアロヘルメットの「ULTRA」をインプレッション。滑らかな曲線を描いたユニークな形状のシェルと、切り替え可能なマグネットカバーシステムが特徴のモデルだ。
ケープラス ULTRA photo:Yuto Murata
昨年からチャンピオンシステムが国内展開を開始したヘルメットブランド、KPLUS(ケープラス)。台湾発のメーカーとあって、全製品が日本人でもかぶりやすいアジアンフィットを採用していることが大きな特徴。公式オンラインショップとチャンピオンシステムが運営するCROSS COFFEEにて購入できるほか、取り扱い店舗も徐々に増えており、現在全国7つのショップに並ぶ(ショップリストはこちら)。
今回インプレッションした「ULTRA(ウルトラ)」は、風洞実験に基づき開発されたハイエンドエアロヘルメット(製品詳細記事はこちら)。まず、目を引くのが前衛的なシェルデザインだろう。シェル表面を風がスムーズに流れるよう曲線を多用した有機的な見た目が特徴だ。エアロモデルらしい開口部の少なさが、さらに独特なシェル形状を引き立てているようにも見える。
エアロヘルメットながらコンパクトな形状でルックスも良い
マグネットで着脱できるカバーシステムを採用し、シーンによって切り替え可能だ
スムーズに着脱できるマグネットバックルも使いやすい
走り出すとエアロ効果を実感できるとは言わないものの、空気抵抗でロスしているような感覚はなく、エアロヘルメットらしいフィーリングがしっかりとある。開口部が少ないためフロント部分の4つのホールから風が入ってくる感覚は強く、特に中央の2つは内側に深くエアチャネルが設けられており、頭頂部付近まで空気が流れてくるような印象だった。サイドのマグネットカバーを外せば、より風を感じることができたのでシーンによって使い分けできる点は優秀だ。さすがに開口部が多いモデルと比べると通気性は劣るが、エアロヘルメットと考えれば問題ない範囲だろう。
注目のアジアンフィットも着用感は至って良好。普段カスクのSサイズを使用している筆者は、ULTRAもSサイズで問題なく着用できかぶり心地も快適だった。横幅が広めに確保されているため、サイズさえ間違えなければどの人でもスッとかぶることができるはず。今回装着されたメモリーフォームパッドは低反発クッションのような感触で、頭部を心地よく支えてくれるストレスのない着用感に一役買っている。
ホールから取り込んだ空気が通る溝を設けることで高い通気性も有している
フィッティングシステムは上下3段階に高さ調整できる
AeroBlade装着時 実測重量276g(Sサイズ)
また、テールが短く先端がくちばしのように下向きに伸びた形状のためか重心は前側にあり、深く頭を下げるようなポジションは比較的取りやすいと感じた。マグネットのカバーシステムも含めると若干重さはあるものの、ハイスピードなトレーニングライドなどでは快適に使えるだろう。一方で、シェルの先端部分が若干視界に入ってくるためその点はやや気になった。100%のアイウェアなど、レンズが上側に広いものを着用すると干渉してしまう恐れがあるため注意して欲しい。
クロージャーダイヤルはガチガチッと確実な操作感が指先にあるタイプで個人的には好印象。後頭部をホールドするフィッティングシステムも強度は十分確保されており、持ち運びで破損してしまうような心配もなさそうだ。また、あご紐のマグネットバックルも各社が採用するFIDLOCK製で信頼性は高い。左右を近づけるだけでマグネットがくっついてくれるので装着はかなりスムーズだ。
重心が前側にあり前傾が深めのハイスピードライドに最適だと感じた
中央のホールから積極的に風が入ってくる通気性も十分に感じられた
アジアンフィットのヘルメットが国内市場にも増えてきた中で、さらにその選択肢を広げてくれるケープラス。特にこのULTRAはその見た目に惚れて購入しても問題ないほど十分な性能を発揮してくれた。ヘルメットで個性を出したいライダーはぜひチェックしてみてほしい。マットブラック、マットグレー、ホワイトの3色展開で、価格は28,300円(税抜)。
※2020年5月10日(日)まで公式オンラインショップにて送料無料キャンペーンを実施中。
ケープラス ULTRA
仕様:New Asian Fit、MCS(AeroBlade、AeroVent)
パッド:5mm、10mm、5mmメモリーフォーム
ストラップ:銀イオン配合リフレクティブストラップ
バックル:FIDLOCK製マグネットバックル
カラー:MATTE BLACK、MATTE GREY、WHITE
サイズ:S、M、L
価格:28,300円(税抜)
製品ページ:https://kplus-helmet.jp/collections/ultra
※JCF公認ヘルメット
impression&photo:Yuto Murata
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昨年からチャンピオンシステムが国内展開を開始したヘルメットブランド、KPLUS(ケープラス)。台湾発のメーカーとあって、全製品が日本人でもかぶりやすいアジアンフィットを採用していることが大きな特徴。公式オンラインショップとチャンピオンシステムが運営するCROSS COFFEEにて購入できるほか、取り扱い店舗も徐々に増えており、現在全国7つのショップに並ぶ(ショップリストはこちら)。
今回インプレッションした「ULTRA(ウルトラ)」は、風洞実験に基づき開発されたハイエンドエアロヘルメット(製品詳細記事はこちら)。まず、目を引くのが前衛的なシェルデザインだろう。シェル表面を風がスムーズに流れるよう曲線を多用した有機的な見た目が特徴だ。エアロモデルらしい開口部の少なさが、さらに独特なシェル形状を引き立てているようにも見える。
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走り出すとエアロ効果を実感できるとは言わないものの、空気抵抗でロスしているような感覚はなく、エアロヘルメットらしいフィーリングがしっかりとある。開口部が少ないためフロント部分の4つのホールから風が入ってくる感覚は強く、特に中央の2つは内側に深くエアチャネルが設けられており、頭頂部付近まで空気が流れてくるような印象だった。サイドのマグネットカバーを外せば、より風を感じることができたのでシーンによって使い分けできる点は優秀だ。さすがに開口部が多いモデルと比べると通気性は劣るが、エアロヘルメットと考えれば問題ない範囲だろう。
注目のアジアンフィットも着用感は至って良好。普段カスクのSサイズを使用している筆者は、ULTRAもSサイズで問題なく着用できかぶり心地も快適だった。横幅が広めに確保されているため、サイズさえ間違えなければどの人でもスッとかぶることができるはず。今回装着されたメモリーフォームパッドは低反発クッションのような感触で、頭部を心地よく支えてくれるストレスのない着用感に一役買っている。
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また、テールが短く先端がくちばしのように下向きに伸びた形状のためか重心は前側にあり、深く頭を下げるようなポジションは比較的取りやすいと感じた。マグネットのカバーシステムも含めると若干重さはあるものの、ハイスピードなトレーニングライドなどでは快適に使えるだろう。一方で、シェルの先端部分が若干視界に入ってくるためその点はやや気になった。100%のアイウェアなど、レンズが上側に広いものを着用すると干渉してしまう恐れがあるため注意して欲しい。
クロージャーダイヤルはガチガチッと確実な操作感が指先にあるタイプで個人的には好印象。後頭部をホールドするフィッティングシステムも強度は十分確保されており、持ち運びで破損してしまうような心配もなさそうだ。また、あご紐のマグネットバックルも各社が採用するFIDLOCK製で信頼性は高い。左右を近づけるだけでマグネットがくっついてくれるので装着はかなりスムーズだ。
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アジアンフィットのヘルメットが国内市場にも増えてきた中で、さらにその選択肢を広げてくれるケープラス。特にこのULTRAはその見た目に惚れて購入しても問題ないほど十分な性能を発揮してくれた。ヘルメットで個性を出したいライダーはぜひチェックしてみてほしい。マットブラック、マットグレー、ホワイトの3色展開で、価格は28,300円(税抜)。
※2020年5月10日(日)まで公式オンラインショップにて送料無料キャンペーンを実施中。
ケープラス ULTRA
仕様:New Asian Fit、MCS(AeroBlade、AeroVent)
パッド:5mm、10mm、5mmメモリーフォーム
ストラップ:銀イオン配合リフレクティブストラップ
バックル:FIDLOCK製マグネットバックル
カラー:MATTE BLACK、MATTE GREY、WHITE
サイズ:S、M、L
価格:28,300円(税抜)
製品ページ:https://kplus-helmet.jp/collections/ultra
※JCF公認ヘルメット
impression&photo:Yuto Murata
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