ツール・ド・フランス主催者ASOが2020年大会のワイルドカード(招待)枠のUCIプロチームを発表した。すでに出場を決めていたトタル・ディレクトエネルジーに加え、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト(初出場)とアルケア・サムシック(7年連続出場)の2チームが枠を射止めた。



7年連続ツール出場となるアルケア・サムシック7年連続ツール出場となるアルケア・サムシック photo:Luca Bettini
ブライアン・コカール(フランス)らを擁するヴィタルコンセプト・B&Bホテルズがツール初出場ブライアン・コカール(フランス)らを擁するヴィタルコンセプト・B&Bホテルズがツール初出場 (c)CorVos
2020年ツール・ド・フランスのワイルドカード(主催者招待枠)を射止めたのはB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプトとチーム アルケア・サムシックの2チーム。3大グランツールの出場チームは22チームであり、UCIワールドチームが昨年から1チーム増の19チームとなったこと、そして昨年のワールドランキング中、プロコンチネンタル勢最上位の16位となったトタル・ディレクトエネルジー(フランス)はツールを含む今季全ワールドツアーレースへの出場権を叶えているため、実質的にワイルドカードの競争率が上がった。

ナイロ・キンタナやウィネル・アナコナ(共にコロンビア)、ディエゴ・ローザ(イタリア)を獲得しつつもワールドチーム昇格を逃したアルケア・サムシックはブルターニュ・セシェ時代から数えて7年連続出場。ジェローム・ピノーがGMを務め、ブライアン・コカール(フランス)やピエール・ロラン(フランス)、シリル・ゴティエ(フランス)らを擁する結成3年目のヴィタルコンセプト・B&Bホテルズは悲願の初出場を叶えた。なお、トタル・ディレクトエネルジーのツール出場は2000年から21年連続だ。

また、1枠減の影響を受けたのは昨年まで3年連続で出場していたサーカス・ワンティゴベール。クラシックレースを主戦場とするベルギーチームだが、昨年まで在籍していたギヨーム・マルタン(フランス)のコフィディス移籍が影響したものと思われる。
ツール・ド・フランス2020出場チーム
UCIワールドチーム
アージェードゥーゼール・ラモンディアール
アスタナ
ボーラ・ハンスグローエ
CCCチーム
コフィディス・ソルシオンクレディ
ドゥクーニンク・クイックステップ
EFエデュケーションファースト
グルパマ・エフデジ
イスラエル・スタートアップネイション
ロット・スーダル
ミッチェルトン・スコット
モビスター チーム
NTTプロサイクリング
チーム バーレーン・マクラーレン
チーム イネオス
チーム ユンボ・ヴィズマ
チーム サンウェブ
トレック・セガフレード
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UCIプロチーム
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