2019/10/21(月) - 11:30
ツアー・オブ・グアンシーのクイーンステージで、今季勝利がなかったエンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ)が優勝。ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト)と5秒差で総合首位に浮上している。
UCIワールドツアー最終戦、ツアー・オブ・グアンシーは大会4日目。南寧から北進する161.4kmコースの大部分は平坦基調だが、最後には大会唯一の登りフィニッシュが待ち構える。カテゴリー1級に分類される登りは距離2.5kmで平均勾配7.2%だが、特に後半1.5km区間は勾配が跳ね上がる。クライマーや登坂力に優れるパンチャーに向くレイアウトで、昨年はジャンニ・モスコン(イタリア、現チームイネオス)が勝利して総合優勝につなげている。
母国最大のステージレースで活躍したいワン・メイイン(中国、バーレーン・メリダ)ら3名の逃げは残り17km地点で吸収され、クライマーを擁するEFエデュケーションファーストやドゥクーニンク・クイックステップのコントロールで距離を減らし、緩斜面の序盤区間でレミ・カヴァニャ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先行した。
急勾配区間に入るとカヴァニャは捕らえられ、ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト)のアタックを皮切りに本格的な登坂勝負が開始される。やがてマルティネスやアントワン・トールク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)、そして二人のアタックに追従したエンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先行する形となり、度重なる加速でトールクが遅れ、フィニッシュライン前で加速したマスがクイーンステージを制した。
「今日のチームの働きは素晴らしかった。逃げとの差をコントロールしながら僕を守り、レミのアタックで他選手の脚を削ることができたんだ。残り1700mで彼が捕まり、今度は僕が攻める番だと感じた」と語るマスは、大きく遅れたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)に代わり、マルティネスと5秒差でのリーダージャージを獲得した。
「今年はコンスタントに調子を保つことができたけれど、勝利に手が届いていなかったのでとても嬉しい。残り3日間守り抜いてリーダージャージを家に持ち帰りたい」とモビスターとの3年契約を結んでいる24歳は語っている。
UCIワールドツアー最終戦、ツアー・オブ・グアンシーは大会4日目。南寧から北進する161.4kmコースの大部分は平坦基調だが、最後には大会唯一の登りフィニッシュが待ち構える。カテゴリー1級に分類される登りは距離2.5kmで平均勾配7.2%だが、特に後半1.5km区間は勾配が跳ね上がる。クライマーや登坂力に優れるパンチャーに向くレイアウトで、昨年はジャンニ・モスコン(イタリア、現チームイネオス)が勝利して総合優勝につなげている。
母国最大のステージレースで活躍したいワン・メイイン(中国、バーレーン・メリダ)ら3名の逃げは残り17km地点で吸収され、クライマーを擁するEFエデュケーションファーストやドゥクーニンク・クイックステップのコントロールで距離を減らし、緩斜面の序盤区間でレミ・カヴァニャ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先行した。
急勾配区間に入るとカヴァニャは捕らえられ、ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト)のアタックを皮切りに本格的な登坂勝負が開始される。やがてマルティネスやアントワン・トールク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)、そして二人のアタックに追従したエンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先行する形となり、度重なる加速でトールクが遅れ、フィニッシュライン前で加速したマスがクイーンステージを制した。
「今日のチームの働きは素晴らしかった。逃げとの差をコントロールしながら僕を守り、レミのアタックで他選手の脚を削ることができたんだ。残り1700mで彼が捕まり、今度は僕が攻める番だと感じた」と語るマスは、大きく遅れたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)に代わり、マルティネスと5秒差でのリーダージャージを獲得した。
「今年はコンスタントに調子を保つことができたけれど、勝利に手が届いていなかったのでとても嬉しい。残り3日間守り抜いてリーダージャージを家に持ち帰りたい」とモビスターとの3年契約を結んでいる24歳は語っている。
ツアー・オブ・グアンシー2019第4ステージ結果
1位 | エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 3:52:53 |
2位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:01 |
3位 | ディエゴ・ローザ(イタリア、チームイネオス) | 0:08 |
4位 | アントワン・トールク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 0:12 |
5位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:19 |
6位 | オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー、ワンティ・グループゴベール) | |
7位 | カールフレドリク・ハーゲン(ノルウェー、ロット・スーダル) | |
8位 | ダヴィ・デラクルス(スペイン、チームイネオス) | |
9位 | マーティン・トゥスフェルト(オランダ、サンウェブ) | 0:28 |
10位 | ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ) |
個人総合成績
1位 | エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 13:50:50 |
2位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:05 |
3位 | ディエゴ・ローザ(イタリア、チームイネオス) | 0:14 |
4位 | アントワン・トールク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 0:22 |
5位 | カールフレドリク・ハーゲン(ノルウェー、ロット・スーダル) | 0:29 |
6位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
7位 | オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー、ワンティ・グループゴベール) | |
8位 | ダヴィ・デラクルス(スペイン、チームイネオス) | |
9位 | ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ) | 0:37 |
10位 | マーティン・トゥスフェルト(オランダ、サンウェブ) | 0:38 |
ポイント賞
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 37pts |
2位 | マッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) | 30pts |
3位 | ライアン・ミューレン(アイルランド、トレック・セガフレード) | 24pts |
山岳賞
1位 | ギヨーム・マルタン(フランス、ワンティ・グループゴベール) | 21pts |
2位 | トーマス・マルチンスキー(ポーランド、ロット・スーダル) | 20pts |
3位 | エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 10pts |
ヤングライダー賞
1位 | エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 13:50:50 |
2位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:05 |
3位 | アントワン・トールク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 0:25 |
text:So.Isobe