ベストセラーのトレーナー台が計測精度と再現勾配をさらに強化　エリート DIRETO X

エリートのメガヒットホームトレーナーDIRETOが計測精度と自動負荷機能をアップデートし、新たに「DIRETO X」としてリリースされた。より正確なパワートレーニングやリアルなバーチャルライドを楽しめるダイレクトドライブ式スマートトレーナーを紹介しよう。

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エリート DIRETO X (c)カワシマサイクルサプライ
ダイレクトドライブ式ホームトレーナーのパイオニアとして、昨今スマートトレーナーのラインアップを拡充しているエリート。サンウェブやミッチェルトン・スコット、モビスターなど数々のワールドチームがレース前のアップやウインタートレーニング等に活用しており、信頼性の高いブランドとして幅広いレベルのサイクリストに愛用されている。

数あるエリートのスマートトレーナーの中でも、電子制御のマグネティック負荷ユニットにより自動負荷調整を実現したモデルが「DIRETO（ディレート）」だ。2年の開発期間を経て、2020モデルで計測精度と自動負荷機能をブラッシュアップし、その優れたコストパフォーマンスにさらに磨きをかけた「DIRETO X」へと生まれ変わった。

エリート DIRETO X 展開時 (c)カワシマサイクルサプライエリート DIRETO X 収納時 (c)カワシマサイクルサプライ

電子制御マグネティック負荷ユニットは100Vで駆動し、強力な負荷を生み出す (c)カワシマサイクルサプライ正確性と信頼性の高い光学トルクセンサー式パワーメーターを搭載 (c)カワシマサイクルサプライ

具体的には光学トルクセンサー式パワーメーターの計測精度が上位モデルに迫る誤差±1.5％にアップしており、電子機器の計算値ではないリアルな数値を計測しトレーニングに反映することが可能だ。一般的なパワーメーターに用いられる歪みセンサーのように、気温の影響を受けにくく常に安定した数値を出力してくれる。パワーメーターを装備していないサイクリストも正確性の高いパワートレーニングに打ち込めるだろう。

負荷ユニットは100Vで駆動し低ケイデンス＆高負荷に対応。動作速度は自然で滑らかな反応を実現し、バーチャルライドでも実走と遜色のないリアルな走行感を実現している。今作で最大再現勾配は18％にアップしており、ハードなインターバルトレーニングや、さまざまなバーチャルライドでもホームトレーナーということを忘れさせるほどの強力な負荷を再現してくれる。

バーチャルライドでも実走と遜色のないリアルな走行感を見事に再現している (c)カワシマサイクルサプライ
無線通信機能を備えたダイレクトドライブ式のホームトレーナーとしては軽量な約15kgの重量で、ボディには大きめなハンドルも装備されているため持ち運びも容易。アームを展開すると幅84cmのワイドスタンスで高い安定感を実現している一方で、アーム収納時は横幅30cmのコンパクトなサイズに収まる。また、ドライブトレインも改良されており静粛性に磨きをかけている。

様々な通信規格に対応する双方向通信機能を備え、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my E-Training」やサードパーティ製の「ZWIFT」「TrainerRoad」など、アプリを使ったさまざまなトレーニングが可能。エリートではホームトレーナーの個体差を防ぎ、より数値の正確性を確かなものにするため、出荷時に製品全台に対して1台1台キャリブレーションも実施している。

ボディには持ち運びに便利な大きいハンドルも搭載されている (c)カワシマサイクルサプライ
1年間の無料ライセンスが付属するmy E-Trainingは、任意のパワーを継続できるようケイデンスに合わせて負荷を自動で調整する「パワーモード」。任意で好みの負荷に調整できる「レベルモード」。エリートが提案する数十種類のトレーニングプログラムを選ぶことで、そのプログラムに合わせて負荷が変化する「プログラムモード」など各種モードを選択可能。自身のFTPを正確に測定できる「FTP test」や、ペダリング解析（アプリ内課金が必要）といった評価プログラムも利用可能だ。

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エリート DIRETO X
設置サイズ：840×650mm
収納サイズ：300×650×550mm
重量：約15kg
通信規格：ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信（スピード、ケイデンス、パワー値を送信）
機能：自動負荷・最大再現勾配18％、光学センサー式パワーメーター内蔵（誤差±1.5%）
エンド規格：130-135mmQR、135-142mmTA 対応
付属品：ライザーブロック、my E-Training 1年間無料利用ライセンス付
価格：112,400円（税抜）