2019/09/16(月) - 13:05
GPケベックとの連戦で行われたGPモンレアルは、登坂スプリントでディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)をかわしたグレッグ・ファンアーフェルマート(CCCチーム)が優勝。GPケベックでの3位と合わせ、来たる世界選手権ロードに向けて弾みをつける結果となった。
2日前に行われたグランプリ・シクリスト・ド・ケベック(GPケベック)に続き、同じくカナダを舞台に開かれたUCIワールドツアーのワンデーレース、グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(GPモンレアル)。18のワールドチームに加えイスラエルサイクリングアカデミーとラリーUHCサイクリング、カナダナショナルチームが参加し、GPケベックとほぼ同様のメンバーが出場した。
大会名の通り、カナダ東部ケベック州最大の都市モントリオールに周回コースを引いており、市内中心部に位置するモンレアル大学とモンロイヤル公園を取り囲む1周12.2kmコースを設定。昨年よりも2周回増えた18周で争われ、距離は219.6km、総獲得標高は4,734mにもなる細かなアップダウンのコースレイアウトが組まれている。
スタート直後のアタックからガイ・サジフ(イスラエルサイクリングアカデミー)、ライアン・アンダーソン(ラリーUHCサイクリング)、マッテオ・ダルシン(ラリーUHCサイクリング)、チャールズ・エティエンヌ(カナダナショナルチーム)、ニコラス・ズコウスキー(カナダナショナルチーム)の5名が抜け出し逃げグループを形成。
最大10分以上ものタイム差をプロトンは容認し、集団スプリント狙いのサンウェブやボーラ・ハンスグローエが中心となってその差をコントロールした。徐々にタイム差を削っていく中、ジュリアン・アラフィリップ(フランス)をエースに据えたドゥクーニンク・クイックステップもレース後半に先頭牽引に加わると、残り60kmでタイムギャップはわずか2分にまで縮小した。
逃げ集団からドロップした選手を吸収しつつ、残り5周回まで差し掛かるとレムコ・イヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)が単独エスケープを敢行。そこに続いて力のある20名ほどの選手たちがブリッジを成功させ、大きな先頭集団を形成した。結果としてこの動きが勝負を決定付けることに。
乗り遅れたヤン・ポランツェ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)やダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)、セップ・ヴァンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト)らが追走に回るも先頭には届かず。
ブノワ・コズネフロワ(フランス、アージェードゥーゼール)やティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)、アラフィリップらが先頭から抜け出しを図る動きを見せるものの、結局集団のまま最終ストレートへと入ってくる。登り基調のスプリントでキレの良い加速を見せたディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)だったが、その番手につけていたグレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)がゴール手前でこれをかわし優勝に輝いた。
ファンアーフェルマートは「今回の勝利を非常に嬉しく思う。今季はトップ10に入ることは多くても勝利を手に入れる機会はなかなか少なかった。チームやスポンサーはもちろん、自分自身のパフォーマンスにとても満足している。GPケベックで調子の良さを確認し、今回自分にピッタリのコースで勝つことができた。世界選手権に向けて調整が上手くいっているのだと感じているよ」とコメントしている。
2日前に行われたグランプリ・シクリスト・ド・ケベック(GPケベック)に続き、同じくカナダを舞台に開かれたUCIワールドツアーのワンデーレース、グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(GPモンレアル)。18のワールドチームに加えイスラエルサイクリングアカデミーとラリーUHCサイクリング、カナダナショナルチームが参加し、GPケベックとほぼ同様のメンバーが出場した。
大会名の通り、カナダ東部ケベック州最大の都市モントリオールに周回コースを引いており、市内中心部に位置するモンレアル大学とモンロイヤル公園を取り囲む1周12.2kmコースを設定。昨年よりも2周回増えた18周で争われ、距離は219.6km、総獲得標高は4,734mにもなる細かなアップダウンのコースレイアウトが組まれている。
スタート直後のアタックからガイ・サジフ(イスラエルサイクリングアカデミー)、ライアン・アンダーソン(ラリーUHCサイクリング)、マッテオ・ダルシン(ラリーUHCサイクリング)、チャールズ・エティエンヌ(カナダナショナルチーム)、ニコラス・ズコウスキー(カナダナショナルチーム)の5名が抜け出し逃げグループを形成。
最大10分以上ものタイム差をプロトンは容認し、集団スプリント狙いのサンウェブやボーラ・ハンスグローエが中心となってその差をコントロールした。徐々にタイム差を削っていく中、ジュリアン・アラフィリップ(フランス)をエースに据えたドゥクーニンク・クイックステップもレース後半に先頭牽引に加わると、残り60kmでタイムギャップはわずか2分にまで縮小した。
逃げ集団からドロップした選手を吸収しつつ、残り5周回まで差し掛かるとレムコ・イヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)が単独エスケープを敢行。そこに続いて力のある20名ほどの選手たちがブリッジを成功させ、大きな先頭集団を形成した。結果としてこの動きが勝負を決定付けることに。
乗り遅れたヤン・ポランツェ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)やダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)、セップ・ヴァンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト)らが追走に回るも先頭には届かず。
ブノワ・コズネフロワ(フランス、アージェードゥーゼール)やティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)、アラフィリップらが先頭から抜け出しを図る動きを見せるものの、結局集団のまま最終ストレートへと入ってくる。登り基調のスプリントでキレの良い加速を見せたディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)だったが、その番手につけていたグレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)がゴール手前でこれをかわし優勝に輝いた。
ファンアーフェルマートは「今回の勝利を非常に嬉しく思う。今季はトップ10に入ることは多くても勝利を手に入れる機会はなかなか少なかった。チームやスポンサーはもちろん、自分自身のパフォーマンスにとても満足している。GPケベックで調子の良さを確認し、今回自分にピッタリのコースで勝つことができた。世界選手権に向けて調整が上手くいっているのだと感じているよ」とコメントしている。
グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル2019結果
1位 | グレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム) | 6:09:38 |
2位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ) | |
4位 | ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル) | |
5位 | ミカエル・ヴァルグレン(デンマーク、ディメンションデータ) | |
6位 | クリスティアン・ズバラーリ(イタリア、イスラエルサイクリングアカデミー) | |
7位 | ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | |
8位 | マイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーションファースト) | |
9位 | ナンス・ピーターズ(フランス、アージェードゥーゼール) | |
10位 | バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) |
text:Yuto.Murata
photo:CorVos
photo:CorVos
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