2019/09/15(日) - 18:00
イギリス最大のステージレース、ツアー・オブ・ブリテンの後半戦をレポート。一時総合2位に順位を落としたマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が個人TTで好走し再び首位浮上。さらにステージ2勝のだめ押しで総合優勝を達成した。
マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)がマッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) に対して1秒差で総合首位に立った第4ステージから一夜明け、バーケンヘッドを発着する第5ステージが開催された。
レースは定石通りに逃げを吸収して集団スプリントに持ち込まれ、対抗するサンウェブを退けたユンボ・ヴィズマが完璧なリードアウトでディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)を発射。フルーネウェーヘンがステージ3勝目を掴み、3位に滑り込んだトレンティンが14位に沈んだファンデルポールから再び首位奪回に成功した。
総合を大きく占う第6ステージの短距離(14.4km)個人タイムトライアルで優勝したのは、ミッチェルトン・スコットの23歳のネオプロ、エドアルド・アッフィニ(イタリア)だった。セバスティアン・ラングフェルド(オランダ、EFエデュケーションファースト)以下を7秒引き離す圧勝でツアー・オブ・ノルウェーに続くキャリア2勝目を射止める。
注目の総合争いでは総合首位トレンティンもステージ13位(アッフィニから21秒遅れ)に食い込む好走を見せたが、昨年の欧州選手権でトレンティンに敗れたファンデルポールはステージ6位(アッフィニから12秒遅れ)に入ったため再び総合成績が逆転。オランダチャンピオンはここで得た6秒リードで総合争いを有利に傾けた。
勢いに乗ったファンデルポールは、アップダウンが連続する翌第7ステージでもレースを掌握。終盤のアタック合戦を封じ込め、最後はトレンティンと登坂一騎打ちを繰り広げて圧勝。フィニッシュタイムで1秒、3位以下に3秒をつける爆発力で総合リードを広げてみせる。
マンチェスターにフィニッシュする最終日でもその強さは衰えなかった。集団スプリントに向けて突き進む集団先頭ではトレンティンを勝たせたいミッチェルトン・スコットが主導権を握ったものの、ファンデルポールはいち早くスプリントしたケース・ボル(オランダ、サンウェブ)の番手から抜け出して先着。ダメ押しの今大会ステージ3勝目で自らの総合優勝に花を添えた。
マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)がマッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) に対して1秒差で総合首位に立った第4ステージから一夜明け、バーケンヘッドを発着する第5ステージが開催された。
レースは定石通りに逃げを吸収して集団スプリントに持ち込まれ、対抗するサンウェブを退けたユンボ・ヴィズマが完璧なリードアウトでディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)を発射。フルーネウェーヘンがステージ3勝目を掴み、3位に滑り込んだトレンティンが14位に沈んだファンデルポールから再び首位奪回に成功した。
総合を大きく占う第6ステージの短距離(14.4km)個人タイムトライアルで優勝したのは、ミッチェルトン・スコットの23歳のネオプロ、エドアルド・アッフィニ(イタリア)だった。セバスティアン・ラングフェルド(オランダ、EFエデュケーションファースト)以下を7秒引き離す圧勝でツアー・オブ・ノルウェーに続くキャリア2勝目を射止める。
注目の総合争いでは総合首位トレンティンもステージ13位(アッフィニから21秒遅れ)に食い込む好走を見せたが、昨年の欧州選手権でトレンティンに敗れたファンデルポールはステージ6位(アッフィニから12秒遅れ)に入ったため再び総合成績が逆転。オランダチャンピオンはここで得た6秒リードで総合争いを有利に傾けた。
勢いに乗ったファンデルポールは、アップダウンが連続する翌第7ステージでもレースを掌握。終盤のアタック合戦を封じ込め、最後はトレンティンと登坂一騎打ちを繰り広げて圧勝。フィニッシュタイムで1秒、3位以下に3秒をつける爆発力で総合リードを広げてみせる。
マンチェスターにフィニッシュする最終日でもその強さは衰えなかった。集団スプリントに向けて突き進む集団先頭ではトレンティンを勝たせたいミッチェルトン・スコットが主導権を握ったものの、ファンデルポールはいち早くスプリントしたケース・ボル(オランダ、サンウェブ)の番手から抜け出して先着。ダメ押しの今大会ステージ3勝目で自らの総合優勝に花を添えた。
9月11日(水) 第5ステージ バーケンヘッド〜バーケンヘッド(174.1km)
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 3:57:31 |
2位 | マシュー・ウォールズ(イギリス、イギリスナショナルチーム) | |
3位 | マッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) | |
4位 | ケース・ボル(オランダ、サンウェブ) | |
5位 | ダヴィデ・チモライ(イタリア、イスラエルサイクリングアカデミー) |
9月12日(木) 第6ステージ パーショア〜パーショア(14.4km)
1位 | エドアルド・アッフィニ(イタリア、ミッチェルトン・スコット) | 16:39 |
2位 | セバスティアン・ラングフェルド(オランダ、EFエデュケーションファースト) | 0:00:07 |
3位 | ディラン・ファンバールレ(オランダ、チームイネオス) | |
4位 | ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:00:08 |
5位 | タネル・カンゲルト(エストニア、EFエデュケーションファースト) | 0:00:10 |
9月13日(金) 第7ステージ ワーウィック〜バートン・ダセット・ヒルズ(188.7km)
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 4:07:49 |
2位 | マッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:00:01 |
3位 | サイモン・クラーク(オーストラリア、EFエデュケーションファースト) | 0:00:03 |
4位 | ダヴィデ・チモライ(イタリア、イスラエルサイクリングアカデミー) | |
5位 | ティシュ・ベノート(ベルギー、ロット・スーダル) |
9月14日(土) 第8ステージ オルトリナム〜マンチェスター(166km)
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 3:49:26 |
2位 | ケース・ボル(オランダ、サンウェブ) | |
3位 | マッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) | |
4位 | マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | |
5位 | ダヴィデ・チモライ(イタリア、イスラエルサイクリングアカデミー) |
個人総合成績
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 29:47:41 |
2位 | マッテーオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:00:17 |
3位 | ジャスパー・デブイスト(ベルギー、ロット・スーダル) | 0:00:50 |
4位 | パヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームイネオス) | 0:00:52 |
5位 | ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) | 0:01:01 |
Amazon.co.jp