2019/08/29(木) - 17:51
カナダ、モンサンタンでMTB世界選手権が開幕。初日は男女混成によるチームリレーが行われ、スイスが1枚目のアルカンシエルを獲得。日本チームは16位でフィニッシュし、鈴木監督は「今回はタイム差も少なくなり良い内容だった」と語っている。
今年のMTB世界選手権の舞台はカナダはケベック州、モンサンタン。これまで世界選手権やワールドカップを多く開催してきた有名コースで、鈴木雷太監督によれば「木の根と人工セクションが毎年進化している、滑りやすく縦の動きも多い日本にはないもの」だ。
日本チームのメンバーは、クロスカントリーが山本幸平(DREAM SEEKER MTB RACING TEAM)、平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN)、竹内遼 (FUKAYA RACING)、村上功太郎(松山大学)、山口創平(ProRide)、中島渉(Limited team 846/KURE/TRIGON)、松本一成(TEAM SCOTT JAPAN)、松本璃奈(TEAM SCOTT JAPAN)、小林あか里(MTBクラブ安曇野)という9名で、ダウンヒルが井本はじめ(SRAM/Santacruz)と九島勇気(玄武/Mondraker)、秋元拓海(KONA RACING TEAM)という3名。加えて歴史上初めて開催されるE-MTB選手権の代表として竹之内悠(東洋フレーム)が参戦を果たした。
5名の男女混成チームで戦う初日のXCOチームリレーで優勝したのは、現世界王者ニノ・シューターやヨランダ・ネフ、シーナ・フライらを擁するスイスチーム。厚い選手層を誇るスイスはこの種目で連覇中であり、1枚目のアルカンシエルを獲得することとなった。
女子世界王者ケイト・コートニーを含むアメリカが2位に入り、フランスが3位。山本幸平、小林あか里、平林安里、松本一成、松本璃奈というメンバーで臨んだ日本チームは20カ国中16位でフィニッシュした。以下はJCFのレポートに掲載された、鈴木監督のレースレポートを紹介する。
「20か国がスタートする中で、日本はエース山本からスタート。各国エース級、サブエースが揃っている中13位で小林あか里にタッチ。2走目は女子が小林だけの中、各国に抜かれてしまったがしっかりと追い込んで走り20位で平林に。スタートから攻めまくり17位までジャンプアップして、4走目の松本一成にタッチ。松本一成も女子選手を抜いてきて12位でアンカー松本璃奈にタッチ。アンカーとして粘った走りをして16位でゴールする事が出来た。昨年は19位であったが今回はタイム差も少なくなりいい内容であった。アジア選手権の結果を踏まえ、リレーの順番も大幅に変更したのもよかったのと、選手の平均点が重要になるこの競技において、日本チームも平均点が上がってきたことが明日からのレースにおいて期待を持て次からのレースを進めていきたい」。
また、史上初めて開催されたE-MTBのクロスカントリーレースには、ヤロスラフ・クルハヴィー(チェコ)やジュリアン・アブサロン(フランス)、ミゲル・マルティネス(フランス)、マルコアウレリオ・フォンタナ(イタリア)、クリストフ・サウザー(スイス)といった現在も一級の力を誇るレジェンド選手たちが多数顔を揃えた。
レースを制したのは現U23世界王者のアラン・ハースリー(南アフリカ)で、アブサロンが3位。バイクのロストバゲッジに見舞われ、レース2時間前にバイクが届いた竹之内は26位。「バイクセッティングなどの暇すらなく転ばないよう走りきるので精一杯。結果は悔しいですが色々見れたので良かった」と自身のSNSに綴っている。
今年のMTB世界選手権の舞台はカナダはケベック州、モンサンタン。これまで世界選手権やワールドカップを多く開催してきた有名コースで、鈴木雷太監督によれば「木の根と人工セクションが毎年進化している、滑りやすく縦の動きも多い日本にはないもの」だ。
日本チームのメンバーは、クロスカントリーが山本幸平(DREAM SEEKER MTB RACING TEAM)、平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN)、竹内遼 (FUKAYA RACING)、村上功太郎(松山大学)、山口創平(ProRide)、中島渉(Limited team 846/KURE/TRIGON)、松本一成(TEAM SCOTT JAPAN)、松本璃奈(TEAM SCOTT JAPAN)、小林あか里(MTBクラブ安曇野)という9名で、ダウンヒルが井本はじめ(SRAM/Santacruz)と九島勇気(玄武/Mondraker)、秋元拓海(KONA RACING TEAM)という3名。加えて歴史上初めて開催されるE-MTB選手権の代表として竹之内悠(東洋フレーム)が参戦を果たした。
5名の男女混成チームで戦う初日のXCOチームリレーで優勝したのは、現世界王者ニノ・シューターやヨランダ・ネフ、シーナ・フライらを擁するスイスチーム。厚い選手層を誇るスイスはこの種目で連覇中であり、1枚目のアルカンシエルを獲得することとなった。
女子世界王者ケイト・コートニーを含むアメリカが2位に入り、フランスが3位。山本幸平、小林あか里、平林安里、松本一成、松本璃奈というメンバーで臨んだ日本チームは20カ国中16位でフィニッシュした。以下はJCFのレポートに掲載された、鈴木監督のレースレポートを紹介する。
「20か国がスタートする中で、日本はエース山本からスタート。各国エース級、サブエースが揃っている中13位で小林あか里にタッチ。2走目は女子が小林だけの中、各国に抜かれてしまったがしっかりと追い込んで走り20位で平林に。スタートから攻めまくり17位までジャンプアップして、4走目の松本一成にタッチ。松本一成も女子選手を抜いてきて12位でアンカー松本璃奈にタッチ。アンカーとして粘った走りをして16位でゴールする事が出来た。昨年は19位であったが今回はタイム差も少なくなりいい内容であった。アジア選手権の結果を踏まえ、リレーの順番も大幅に変更したのもよかったのと、選手の平均点が重要になるこの競技において、日本チームも平均点が上がってきたことが明日からのレースにおいて期待を持て次からのレースを進めていきたい」。
また、史上初めて開催されたE-MTBのクロスカントリーレースには、ヤロスラフ・クルハヴィー(チェコ)やジュリアン・アブサロン(フランス)、ミゲル・マルティネス(フランス)、マルコアウレリオ・フォンタナ(イタリア)、クリストフ・サウザー(スイス)といった現在も一級の力を誇るレジェンド選手たちが多数顔を揃えた。
レースを制したのは現U23世界王者のアラン・ハースリー(南アフリカ)で、アブサロンが3位。バイクのロストバゲッジに見舞われ、レース2時間前にバイクが届いた竹之内は26位。「バイクセッティングなどの暇すらなく転ばないよう走りきるので精一杯。結果は悔しいですが色々見れたので良かった」と自身のSNSに綴っている。
MTB世界選手権2019 XCチームリレー結果
1位 | スイス | 1:02:55 |
2位 | アメリカ | +0:16 |
3位 | フランス | +0:16 |
4位 | イタリア | +0:58 |
5位 | カナダ | +1:09 |
16位 | 日本 | +7:13 |
MTB世界選手権2019 E-MTB男子レース結果
1位 | アラン・ハースリー(南アフリカ) | 1:04:53 |
2位 | ジェローム・ギユー(フランス) | +1:10 |
3位 | ジュリアン・アブサロン(フランス) | +1:29 |
4位 | チャーリー・ミューレンス(アメリカ) | +1:41 |
5位 | ヤロスラフ・クルハヴィー(チェコ) | +2:09 |
26位 | 竹之内悠(日本) | +9:46 |
MTB世界選手権2019 E-MTB女子レース結果
1位 | ナサリー・シュナイター(スイス) | 1:11:38 |
2位 | マーガリー・ロシェット(カナダ) | +0:05 |
3位 | アネク・ベールテン(オランダ) | +3:31 |
4位 | ナディーヌ・サピン(フランス) | +4:33 |
5位 | カロリーヌ・マーニ(フランス) | +8:18 |
text:So.Isobe
photo:UCI
photo:UCI
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