2019/08/05(月) - 18:02
昨日に引き続き平坦コースが引かれたツール・ド・ポローニュ第2ステージはまたも集団スプリントに。最高時速82kmものスピードでラスト200mを駆け抜けたルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)が優勝した。別府史之(トレック・セガフレード)も1分14秒遅れのグルペットで無事ゴールしている。
ツール・ド・ポローニュ第2ステージは、ポーランド南部の都市タルノフスキェ・グルィからカトヴィツェまでを繋いだ153kmのコース。獲得標高が1,000mに満たない平坦のコースレイアウトで、最後は19kmの周回を3周してフィニッシュという、またしてもスプリンターたちが火花を散らすステージとなった。
リアルスタート直後から、前日に引き続き山岳賞ポイントとボーナスタイム獲得を狙ったシャルル・プラネ(ノボ ノルディスク)と、地元で見せ場を作りたいパヴェウ・フランチャク(ポーランドナショナルチーム)の2人が逃げを決行。リーダージャージ擁するボーラ・ハンスグローエが牽引する集団はこれを見送り、すぐさま6分ものタイムギャップを稼ぎ出した。
順調に逃げ続けた2人は、途中の中間スプリントポイント2つをフランチャクが、1つをプラネが先頭通過し各々ボーナスタイムを獲得。さらにプラネは前日に続き山岳賞ポイントも取りに行き、結果2ポイントを加算。第2ステージを終え山岳賞ポイントを独占している。
ラストの周回コースに入ってもタイム差1分と逃げを泳がせ、最終周回で難なく2人をキャッチ。その後はマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)でスプリント勝負をしたいディメンションデータや、パスカル・アッカーマン(ドイツ)の2連勝を狙うボーラ・ハンスグローエなどが集団の先頭に出てポジション争いを繰り広げる。
ラスト500mまでボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、ドゥクーニンク・クイックステップ)が強烈に先頭牽引した後、トレック・セガフレードがトレインを形成しスプリント体制に。しかし肝心のジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)はポジションを下げてしまい、結果的にこの日は11位と振るわず。
そんな中、ロングスプリントで先頭に躍り出たのは、前日も鋭い加速を見せていたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)だ。しかし、ガビリアの後ろにつけタイミングを待ったルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)が上手く抜け出し、他のライダーを並ばせることなく先頭でフィニッシュ。UCIワールドツアーのレースでは2014年ぶりとなる嬉しい勝利を飾った。下り基調のフィニッシュとあって、大会公式によるとスプリントの最高速度は82.16km/hにも達したという。
メズゲッツは「とても良い気分だ。ワールドツアーで再び勝てるよう長い間努力してきた。チームの中でスプリンターとして活躍できるチャンスは少ないんだ。このポローニュではトップ5には何度も入っていたけど、今日はすべてが噛み合った。左端から上手く右手に移動してスプリントを開始、幸運にもガビリアが発射台になってくれたね。
今回はただ真っ直ぐのスプリントで非常にハイスピードとなった。勝つためには少しの運とタイミング、そして80km/h以上を出せるビッグギアが必要だったんだ。相手がビッグネームのスプリンターであってもレースでは関係ない。自分は誰かの後ろから仕掛けるしか勝機はないと分かっていたから、その通り上手くいって良かった」とコメントしている。
リーダージャージはこの日3位に入ったパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がキープ。逃げでボーナスタイムを稼いでいるシャルル・プラネが総合2位、2日連続ステージ2位に入っているフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)が総合3位につけている。また、別府史之(トレック・セガフレード)は1分14秒遅れの136位でこの日を終えている。
ツール・ド・ポローニュ第2ステージは、ポーランド南部の都市タルノフスキェ・グルィからカトヴィツェまでを繋いだ153kmのコース。獲得標高が1,000mに満たない平坦のコースレイアウトで、最後は19kmの周回を3周してフィニッシュという、またしてもスプリンターたちが火花を散らすステージとなった。
リアルスタート直後から、前日に引き続き山岳賞ポイントとボーナスタイム獲得を狙ったシャルル・プラネ(ノボ ノルディスク)と、地元で見せ場を作りたいパヴェウ・フランチャク(ポーランドナショナルチーム)の2人が逃げを決行。リーダージャージ擁するボーラ・ハンスグローエが牽引する集団はこれを見送り、すぐさま6分ものタイムギャップを稼ぎ出した。
順調に逃げ続けた2人は、途中の中間スプリントポイント2つをフランチャクが、1つをプラネが先頭通過し各々ボーナスタイムを獲得。さらにプラネは前日に続き山岳賞ポイントも取りに行き、結果2ポイントを加算。第2ステージを終え山岳賞ポイントを独占している。
ラストの周回コースに入ってもタイム差1分と逃げを泳がせ、最終周回で難なく2人をキャッチ。その後はマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)でスプリント勝負をしたいディメンションデータや、パスカル・アッカーマン(ドイツ)の2連勝を狙うボーラ・ハンスグローエなどが集団の先頭に出てポジション争いを繰り広げる。
ラスト500mまでボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、ドゥクーニンク・クイックステップ)が強烈に先頭牽引した後、トレック・セガフレードがトレインを形成しスプリント体制に。しかし肝心のジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)はポジションを下げてしまい、結果的にこの日は11位と振るわず。
そんな中、ロングスプリントで先頭に躍り出たのは、前日も鋭い加速を見せていたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)だ。しかし、ガビリアの後ろにつけタイミングを待ったルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)が上手く抜け出し、他のライダーを並ばせることなく先頭でフィニッシュ。UCIワールドツアーのレースでは2014年ぶりとなる嬉しい勝利を飾った。下り基調のフィニッシュとあって、大会公式によるとスプリントの最高速度は82.16km/hにも達したという。
メズゲッツは「とても良い気分だ。ワールドツアーで再び勝てるよう長い間努力してきた。チームの中でスプリンターとして活躍できるチャンスは少ないんだ。このポローニュではトップ5には何度も入っていたけど、今日はすべてが噛み合った。左端から上手く右手に移動してスプリントを開始、幸運にもガビリアが発射台になってくれたね。
今回はただ真っ直ぐのスプリントで非常にハイスピードとなった。勝つためには少しの運とタイミング、そして80km/h以上を出せるビッグギアが必要だったんだ。相手がビッグネームのスプリンターであってもレースでは関係ない。自分は誰かの後ろから仕掛けるしか勝機はないと分かっていたから、その通り上手くいって良かった」とコメントしている。
リーダージャージはこの日3位に入ったパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がキープ。逃げでボーナスタイムを稼いでいるシャルル・プラネが総合2位、2日連続ステージ2位に入っているフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)が総合3位につけている。また、別府史之(トレック・セガフレード)は1分14秒遅れの136位でこの日を終えている。
ツール・ド・ポローニュ2019第2ステージ結果
1位 | ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) | 3:32:42 |
2位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
4位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | |
5位 | マルク・サロー(フランス、グルパマFDJ) | |
6位 | マックス・ヴァルシャイド(ドイツ、サンウェブ) | |
7位 | サッシャ・モドロ(イタリア、EFエデュケーションファースト) | |
8位 | クレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、アージェードゥーゼール) | |
9位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ) | |
10位 | エンゾ・ワウテルス(ベルギー、ロット・スーダル) | |
136位 | 別府史之(トレック・セガフレード) | 1:14 |
ツール・ド・ポローニュ2019総合成績
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 6:30:26 |
2位 | シャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク) | 0:01 |
3位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | 0:02 |
4位 | ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) | 0:04 |
5位 | パヴェウ・フランチャク(ポーランドナショナルチーム) | 0:06 |
6位 | ヤコブ・カツマレク(ポーランドナショナルチーム) | 0:07 |
7位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:10 |
8位 | ベン・スウィフト(イギリス、チームイネオス) | 0:12 |
9位 | カンタン・ジョレギ(フランス、アージェードゥーゼール) | |
10位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ) | 0:13 |
126位 | 別府史之(トレック・セガフレード) | 1:28 |
ポイント賞
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 38pt |
2位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | 38pt |
3位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 33pt |
山岳賞
1位 | シャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク) | 5pt |
チーム総合成績
1位 | ボーラ・ハンスグローエ | 19:32:00 |
2位 | UAEチームエミレーツ | |
3位 | サンウェブ |
text:Yuto.Murata
photo:CorVos
photo:CorVos