2019/08/04(日) - 18:46
ポーランドを舞台に7日間のステージで争われるツール・ド・ポローニュが開幕。132kmと比較的短めな第1ステージは集団スプリントを制したパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が優勝。全日本選手権後約1ヶ月ぶりのレースとなった別府史之も集団内でフィニッシュしている。
ツール・ド・フランス後、初のワールドツアーステージレースとなるツール・ド・ポローニュ(2.UWT)がポーランドで開幕。18のUCIワールドチームに、ノボ ノルディスク、ガスプロム・ルスヴェロ、コフィディス、ポーランドナショナルチームを加えた計22チームが出場している。全日本選手権後1ヶ月のトレーニング期間を挟んだ別府史之(トレック・セガフレード)も6年連続10度目の参戦を果たしている他、ロット・スーダルはチームジャージを淡いブルーとした”フィックスオール”バージョンでこの大会を走る。
昨年総合優勝のミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームイネオス)はツール明けで休養を選択。また総合2位だったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)は同日程で開催されたクラシカ・サンセバスティアンに出場。同じく総合3位だったティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)は怪我の回復に専念するため出場せず、昨年のトップ3が不在となった。
そんな中、第1ステージはポーランドの中でも最も歴史ある都市の一つでもあるクラクフをスタート/フィニッシュとした132kmで争われた。スタート直後にシャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク)と、ヤコブ・カツマレク&アドリアン・クレク(ともにポーランドナショナルチーム)の3人が逃げを決めプロトンからリードを築く。
最初の中間スプリントポイントをクレクが獲得するも、その後濡れた路面でスリップし転倒。逃げはプラネットとカツマレクの2人のみとなるが、集団からおおよそ2~3分差を維持してレースは進む。3つ設定された4級山岳ポイントを全てプラネットが取り山岳賞ジャージ獲得を決めると、反対に残り2つの中間スプリントポイントはカツマレクが先頭を取り、互いにポイントを分け合った。
最後の中間スプリントポイントを過ぎると程なくして逃げは吸収され、1つの大きな集団でラストの周回コースへと入る。1周4kmのコースを3周してフィニッシュとなる平坦レイアウトで激しい位置取り争いが繰り広げられる中、最終ラップのコーナーでマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)がクラッシュし集団最後尾へと下がる。
EFエデュケーションファーストやユンボ・ヴィズマが集団牽引して距離を減らしていくと、最終盤ではボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先頭に躍り出て強烈にペースアップ。ベン・スウィフト(イギリス、チームイネオス)のスプリントを皮切りにスプリンターたちが一斉に反応すると、シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ)にリードアウトされたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)が勢い良く飛び出した。
しかし、ガビリアの番手につけていたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がこれをかわし半車身ほどの差をつけて先頭でフィニッシュ。昨年と同じく開幕ステージ優勝を決めた。
アッカーマンは「昨年の経験もあってこのコースを知っており、最後まで冷静にいくことができた。フィニッシュギリギリまで落ち着いていこうとリードアウト役のルディガー(・ゼーリヒ)に伝えたんだ。ペーシングやポジション取りなどチームは最高の働きをしてくれた。ポローニュでの3勝目を飾れてとても嬉しく思うよ。集まった観客たちも素晴らしくここで走れることを楽しんでいる。明日もまたステージ優勝、そしてリーダージャージのキープを目指していきたい」とコメントしている。
明日の第2ステージも起伏の少ない平坦コースのためスプリントフィニッシュが予想される。アッカーマンの2日連続ステージ優勝にも期待がかかる。
ツール・ド・フランス後、初のワールドツアーステージレースとなるツール・ド・ポローニュ(2.UWT)がポーランドで開幕。18のUCIワールドチームに、ノボ ノルディスク、ガスプロム・ルスヴェロ、コフィディス、ポーランドナショナルチームを加えた計22チームが出場している。全日本選手権後1ヶ月のトレーニング期間を挟んだ別府史之(トレック・セガフレード)も6年連続10度目の参戦を果たしている他、ロット・スーダルはチームジャージを淡いブルーとした”フィックスオール”バージョンでこの大会を走る。
昨年総合優勝のミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームイネオス)はツール明けで休養を選択。また総合2位だったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)は同日程で開催されたクラシカ・サンセバスティアンに出場。同じく総合3位だったティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)は怪我の回復に専念するため出場せず、昨年のトップ3が不在となった。
そんな中、第1ステージはポーランドの中でも最も歴史ある都市の一つでもあるクラクフをスタート/フィニッシュとした132kmで争われた。スタート直後にシャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク)と、ヤコブ・カツマレク&アドリアン・クレク(ともにポーランドナショナルチーム)の3人が逃げを決めプロトンからリードを築く。
最初の中間スプリントポイントをクレクが獲得するも、その後濡れた路面でスリップし転倒。逃げはプラネットとカツマレクの2人のみとなるが、集団からおおよそ2~3分差を維持してレースは進む。3つ設定された4級山岳ポイントを全てプラネットが取り山岳賞ジャージ獲得を決めると、反対に残り2つの中間スプリントポイントはカツマレクが先頭を取り、互いにポイントを分け合った。
最後の中間スプリントポイントを過ぎると程なくして逃げは吸収され、1つの大きな集団でラストの周回コースへと入る。1周4kmのコースを3周してフィニッシュとなる平坦レイアウトで激しい位置取り争いが繰り広げられる中、最終ラップのコーナーでマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)がクラッシュし集団最後尾へと下がる。
EFエデュケーションファーストやユンボ・ヴィズマが集団牽引して距離を減らしていくと、最終盤ではボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、ドゥクーニンク・クイックステップ)が先頭に躍り出て強烈にペースアップ。ベン・スウィフト(イギリス、チームイネオス)のスプリントを皮切りにスプリンターたちが一斉に反応すると、シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ)にリードアウトされたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)が勢い良く飛び出した。
しかし、ガビリアの番手につけていたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がこれをかわし半車身ほどの差をつけて先頭でフィニッシュ。昨年と同じく開幕ステージ優勝を決めた。
アッカーマンは「昨年の経験もあってこのコースを知っており、最後まで冷静にいくことができた。フィニッシュギリギリまで落ち着いていこうとリードアウト役のルディガー(・ゼーリヒ)に伝えたんだ。ペーシングやポジション取りなどチームは最高の働きをしてくれた。ポローニュでの3勝目を飾れてとても嬉しく思うよ。集まった観客たちも素晴らしくここで走れることを楽しんでいる。明日もまたステージ優勝、そしてリーダージャージのキープを目指していきたい」とコメントしている。
明日の第2ステージも起伏の少ない平坦コースのためスプリントフィニッシュが予想される。アッカーマンの2日連続ステージ優勝にも期待がかかる。
ツール・ド・ポローニュ2019第1ステージ結果
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 2:57:58 |
2位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ) | |
4位 | マックス・ヴァルシャイド(ドイツ、サンウェブ) | |
5位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | |
6位 | ヤコブ・マレツコ(イタリア、CCCチーム) | |
7位 | サッシャ・モドロ(イタリア、EFエデュケーションファースト) | |
8位 | パヴェウ・フランチャク(ポーランド、ポーランドナショナルチーム) | |
9位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
10位 | ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) | |
94位 | 別府史之(トレック・セガフレード) |
ツール・ド・ポローニュ2019総合成績
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 2:57:58 |
2位 | ヤコブ・カツマレク(ポーランドナショナルチーム) | 0:03 |
3位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | 0:04 |
4位 | シャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク) | |
5位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:06 |
6位 | アドリアン・クレク(ポーランドナショナルチーム) | 0:07 |
7位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ) | 0:09 |
8位 | カンタン・ジョレギ(フランス、アージェードゥーゼール) | |
9位 | マックス・ヴァルシャイド(ドイツ、サンウェブ) | 0:10 |
10位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | |
97位 | 別府史之(トレック・セガフレード) |
ポイント賞
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 20pt |
2位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | 19pt |
3位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 18pt |
山岳賞
1位 | シャルル・プラネ(フランス、ノボ ノルディスク) | 3pt |
チーム総合成績
1位 | UAEチームエミレーツ | 8:53:54 |
2位 | ボーラ・ハンスグローエ | |
3位 | サンウェブ |
text:Yuto.Murata
photo:CorVos
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