2019/07/12(金) - 18:41
ジロ・ローザ第7ステージは終盤に先行した強豪勢による登坂勝負に持ち込まれ、鋭い加速でマリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ)がステージ3勝目を達成した。
ジロ・ローザ(UCIウィメンズワールドツアー)は7日目。コルネード・ヴィチェンティーノからドロミテ山塊の南山麓を沿うようにサン・ジョルジョ・ディ・ペルレナを目指すアップダウンコースがその舞台だ。これまでのステージの中では最長距離である128.3kmにはノコギリの歯のような急峻な山岳ポイントが組み込まれる。
この日も序盤のアタック合戦が長期化し、およそ30kmを消化しても集団は一つのまま。最初の山岳ポイントを通過してもなお逃げが決まらず、中間スプリントでは総合ジャンプアップを狙うルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)が先着した。
フィニッシュまで33kmを残した時点でようやくリア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)が逃げを決めるも、フィニッシュが近づいていたため1分差まで広がらない。残り10kmから始まる石畳の急勾配区間でキルヒマンは捕まり、激しいペースアップの末にマリアローザのアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)やマリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ)、世界王者アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング)らが抜け出すこととなった。
最終的に勝負は強豪勢による登坂スプリントに持ち込まれ、爆発的な加速を武器にここまで2勝しているフォスが先着。世界王者ファンデルブレッヘンを寄せ付けず、圧倒的なスプリントで今大会ステージ通算3勝目を飾った。
「テクニカルなアップダウンコースで、かつ総合争いも関わったため非常にタフな展開だった。なのでなるべく無駄脚を使わずに力を貯め、最後は冷静にスプリント。チームメイトの働きもあってパーフェクトな展開に持ち込めた」とフォスは語っている。
総合2位カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)が最後の動きに乗り遅れたため、総合3位のファンデルブレッヘンがニエウィアドーマを交わして2位に浮上している。
ジロ・ローザ(UCIウィメンズワールドツアー)は7日目。コルネード・ヴィチェンティーノからドロミテ山塊の南山麓を沿うようにサン・ジョルジョ・ディ・ペルレナを目指すアップダウンコースがその舞台だ。これまでのステージの中では最長距離である128.3kmにはノコギリの歯のような急峻な山岳ポイントが組み込まれる。
この日も序盤のアタック合戦が長期化し、およそ30kmを消化しても集団は一つのまま。最初の山岳ポイントを通過してもなお逃げが決まらず、中間スプリントでは総合ジャンプアップを狙うルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)が先着した。
フィニッシュまで33kmを残した時点でようやくリア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)が逃げを決めるも、フィニッシュが近づいていたため1分差まで広がらない。残り10kmから始まる石畳の急勾配区間でキルヒマンは捕まり、激しいペースアップの末にマリアローザのアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)やマリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ)、世界王者アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング)らが抜け出すこととなった。
最終的に勝負は強豪勢による登坂スプリントに持ち込まれ、爆発的な加速を武器にここまで2勝しているフォスが先着。世界王者ファンデルブレッヘンを寄せ付けず、圧倒的なスプリントで今大会ステージ通算3勝目を飾った。
「テクニカルなアップダウンコースで、かつ総合争いも関わったため非常にタフな展開だった。なのでなるべく無駄脚を使わずに力を貯め、最後は冷静にスプリント。チームメイトの働きもあってパーフェクトな展開に持ち込めた」とフォスは語っている。
総合2位カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)が最後の動きに乗り遅れたため、総合3位のファンデルブレッヘンがニエウィアドーマを交わして2位に浮上している。
ステージ結果
1位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 3:19:33 |
2位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング) | |
3位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 0:03 |
4位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | |
5位 | デミ・フォラーリング(オランダ、パークホテル・ファルケンブルク) | 0:09 |
6位 | ソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ) | |
7位 | カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | |
8位 | アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCC・リブ) | |
9位 | アン・サンテステバン(スペイン、WNT・ロータープロサイクリング) | |
10位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:12 |
個人総合成績
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 11:42:15 |
2位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング) | 4:08 |
3位 | カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | 4:23 |
4位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | 5:26 |
5位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 5:30 |
6位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 5:43 |
7位 | ケイティ・ホール(アメリカ、ブールスドルマンスサイクリング) | 6:20 |
8位 | ジュリエット・ラボウ(フランス、サンウェブ) | 6:39 |
9位 | アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCC・リブ) | 6:39 |
10位 | エリカ・マグナルディ(イタリア、WNT・ロータープロサイクリング) | 6:46 |
ポイント賞
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 62pts |
2位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 53pts |
3位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング) | 39pts |
山岳賞
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 29pts |
2位 | ソフィー・デブイスト(ベルギー、パークホテル・ファルケンブルク) | 17pts |
3位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 16pts |
ヤングライダー賞
1位 | ジュリエット・ラボウ(フランス、サンウェブ) | 15:08:30 |
2位 | パウラ・パティノ(コロンビア、モビスター) | 6:47 |
3位 | エヴィタ・ムジック(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 9:29 |
チーム総合成績
1位 | WNT・ロータープロサイクリング | 44:25:09 |
2位 | ミッチェルトン・スコット | 1:59 |
3位 | サンウェブ | 3:13 |
Text:So.Isobe
Photo:CorVos
Photo:CorVos