2019/07/09(火) - 12:59
4日目を迎えたジロ・ローザは3名による逃げ切りが決まった。勝利を確信したナディア・クァリオット(イタリア、アレ・チポッリーニ)を、ゴール寸前で交わしたレティツィア・ボルゲージ(イタリア、アロミタリア・ヴァイアノ)がキャリア初勝利を飾った。
スタート前に笑顔を見せる與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ) (c)CorVos
ヤングライダー賞ジャージを着用するジュリエット・ラボウ(フランス、サンウェブ) (c)CorVos
集団のコントロールを担うキャニオン・スラム (c)CorVos
10日間に渡り続くジロ・ローザ(UCIウィメンズワールドツアー)も4日目。この日はミラノにほど近い、サーキットで有名なモンツァ県のリッソーネからカラーテ・ブリアンツァを目指す100.1km。全体的に細かいアップダウンを含むもののスプリンター向きで、後半には標高342mの3級山岳が設定されているのがアクセントだ。
この日は序盤から高速で進んだため逃げが決まらず、2017年の世界王者シャンタル・ブラーク(オランダ、ブールス・ドルマンス)らの抜け出しも不発に終わる。レティツィア・ボルゲージ(イタリア、アロミタリア・ヴァイアノ)とキアラ・ペリーニ(イタリア、ビーピンク)、そしてナディア・クァリオット(イタリア、アレ・チポッリーニ)が逃げを決めたのは、スタートから40km以上を消化してからのことだった。
手を挙げるナディア・クァリオット(イタリア、アレ・チポッリーニ)を交わしたレティツィア・ボルゲージ(イタリア、アロミタリア・ヴァイアノ)が勝利 (c)CorVos
42秒遅れのメイン集団ではマリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ)が先着し、ポイント賞リードを広げた (c)CorVos
プロ初勝利を飾ったレティツィア・ボルゲージ(イタリア、アロミタリア・ヴァイアノ) (c)CorVos
ステージ表彰。逃げた3名が表彰台に上がる (c)CorVos
3名はペースを落としたメイン集団に対してリードを3分、4分と広げ、途中先導モトのコースミスによってペースを乱されるもタイム差を維持し続けた。終盤に入ってメイン集団もペースアップしたものの、残り10kmでタイム差は2分51秒。先行する3名が逃げ切りに青信号を灯らせた。
トラックレースさながらの、今にも止まりそうな牽制からスプリントに入った先頭3名。クァリオットが勢い良く加速したものの、番手に食らいつき、ゴール寸前でクァリオットを交わしたボルゲージが先着。2日連続でガッツポーズが仇となる逆転劇が生まれた。
メイン集団は42秒差でフィニッシュし、マリアローザ含め総合成績は動かず。不調に苦しんでいるという與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)は3分16秒遅れの101位でフィニッシュしている。



10日間に渡り続くジロ・ローザ(UCIウィメンズワールドツアー)も4日目。この日はミラノにほど近い、サーキットで有名なモンツァ県のリッソーネからカラーテ・ブリアンツァを目指す100.1km。全体的に細かいアップダウンを含むもののスプリンター向きで、後半には標高342mの3級山岳が設定されているのがアクセントだ。
この日は序盤から高速で進んだため逃げが決まらず、2017年の世界王者シャンタル・ブラーク(オランダ、ブールス・ドルマンス)らの抜け出しも不発に終わる。レティツィア・ボルゲージ(イタリア、アロミタリア・ヴァイアノ)とキアラ・ペリーニ(イタリア、ビーピンク)、そしてナディア・クァリオット(イタリア、アレ・チポッリーニ)が逃げを決めたのは、スタートから40km以上を消化してからのことだった。




3名はペースを落としたメイン集団に対してリードを3分、4分と広げ、途中先導モトのコースミスによってペースを乱されるもタイム差を維持し続けた。終盤に入ってメイン集団もペースアップしたものの、残り10kmでタイム差は2分51秒。先行する3名が逃げ切りに青信号を灯らせた。
トラックレースさながらの、今にも止まりそうな牽制からスプリントに入った先頭3名。クァリオットが勢い良く加速したものの、番手に食らいつき、ゴール寸前でクァリオットを交わしたボルゲージが先着。2日連続でガッツポーズが仇となる逆転劇が生まれた。
メイン集団は42秒差でフィニッシュし、マリアローザ含め総合成績は動かず。不調に苦しんでいるという與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)は3分16秒遅れの101位でフィニッシュしている。
ジロ・ローザ2019第4ステージ結果
1位 | レティツィア・ボルゲージ(イタリア、アロミタリア・ヴァイアノ) | 2:29:50 |
2位 | ナディア・クァリオット(イタリア、アレ・チポッリーニ) | |
3位 | キアラ・ペリーニ(イタリア、ビーピンク) | |
4位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 0:42 |
5位 | リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ) | |
6位 | ソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ) | |
7位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | |
8位 | イラニア・サンギネーティ(イタリア、ヴァルカー・サイランス) | |
9位 | ケリー・ファンデルスティーン(ベルギー、ロット・スーダル) | |
10位 | ラサ・レレイヴィテ(リトアニア、アロミタリア・ヴァイアノ) |
個人総合成績
1位 | カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)8:07:20 | |
2位 | ウトラップ・ルドヴィグセシリー(デンマーク、ビグラプロサイクリング) | 0:20 |
3位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 0:20 |
4位 | アレナ・アミアリウシク(ベラルーシ、キャニオン・スラム) | 0:40 |
5位 | オメル・シャピラ(イスラエル、キャニオン・スラム) | 0:44 |
6位 | アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCC・リブ) | 0:45 |
7位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 0:47 |
8位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:52 |
9位 | ルーシー・ケネディ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:59 |
10位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング) | 1:04 |
ポイント賞
1位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 38pts |
2位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 24pts |
3位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 15pts |
山岳賞
1位 | ソフィー・デブイスト(ベルギー、パークホテル・ファルケンブルク) | 9pts |
2位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 7pts |
3位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 6pts |
ヤングライダー賞
1位 | ジュリエット・ラボウ(フランス、サンウェブ) | 2:48:57 |
2位 | ナディア・クァリオット(イタリア、アレ・チポッリーニ) | 1:08 |
3位 | カティア・ラグサ(イタリア、ビーピンク) | 1:19 |
チーム総合成績
1位 | ミッチェルトン・スコット | 23:19:43 |
2位 | キャニオン・スラム | 0:19 |
3位 | WNT・ロータープロサイクリング | 1:06 |
text:So.Isobe
Photo:CorVos
Photo:CorVos
Amazon.co.jp