2019/04/02(火) - 12:20
日本中が新元号「令和」に湧いた4月1日、タイでツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)が開幕した。166.8kmで争われた第1ステージはゴールスプリントに持ち込まれ、ジョバンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ)がプロ2勝目を飾った。
4月1日にUCIアジアツアー、ツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)がタイ中部の町、ピッサヌロークで開幕。観光地としても知られるチェンマイを目指し、全6ステージ、総距離974.53kmで争われるレースだ。日本からはNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ、キナンサイクリングチーム、チームUKYO、インタープロサイクリングアカデミーといったチームが参戦している。
大会初日はピッサヌロークから北上しウタラディットへ至る166.8km。コースは全ステージの中で唯一山岳ポイントの設定もないフラットレイアウト。フィニッシュは集団スプリントとなることが予想された。
レースが始まると広めの幹線道路でアタック合戦が繰り広げられ、その結果、8名の逃げグループが形成される。一時メイン集団との差を5分まで広げるが、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ、キナンサイクリングチームによる牽引により、残り20km地点には逃げグループは吸収された。
その後、逃げ切りを見込んだアタック合戦が勃発し、マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネの伊藤雅和、西村大輝、ルーベン・アコスタ(コロンビア)を含む20名の先頭グループが形成された。
しかし人数も多く、残り距離も短いことから足並みが揃わない。そこから更にセレクションがかかり、伊藤を含む4名の先頭グループが形成され、逃げ切りを図るが、スプリントに向けペースの上がった集団に吸収される。ここでレースは完全にスプリントフィニッシュの展開となった。
ペースが上がる中、各チームがトレインを形成。NIPPOはイメリオ・チーマ(イタリア)がロナルディと吉田隼人を引き連れ集団前方に位置取る。そのまま残り250mでチーマのリードアウトを受けたロナルディがスプリントを開始。誰にも先頭を譲らず、先頭でフィニッシュラインに飛び込んだ。ロナルディはツール・ド・台湾最終ステージに続くプロ2勝目を飾り、個人総合でも首位に立った。日本人最高位は単独でポジションを上げ、スプリントに挑んた中島康晴(キナンサイクリングチーム)が6位に入っている。
「非常に暑い日だったので無理せず逃げとのタイム差を詰めていった。終盤も大きな逃げグループが先行する展開となったが結果的にスプリントする機会に恵まれ、イメリオ(チーマ)の素晴らしいリードアウトにより勝利することができて嬉しく思っている。初日に良い成績を残すことができて嬉しい」とロナルディはコメントしている。
今回のツール・ド・タイランド開催前からタイ入りし、調子を高めていた吉田は「今日はかなりチャンスがあると思っていた。 スタートしてからも最後のスプリントへ向けて、チームメイトに助けられながら準備ができた。 しかし、ラスト1.3〜4kmにある左コーナーの立ち上がりで、雑に踏んでしまい、チェーンが暴れてラインが逸れてしまった。一瞬頭が真っ白になり、チームメイトに申し訳ない気持ちだが、スプリントへ向けての位置取りは去年よりも良い感覚があるので、明日以降、結果で挽回していきたい。」とコメントしている。
第2ステージは185kmで争われる山岳ステージ。序盤と後半に1級山岳が登場する難易度の高いステージとなっており、フィニッシュまでは下り基調となっているため、小集団でのステージ争いが予想される。
4月1日にUCIアジアツアー、ツアー・オブ・タイランド(UCI2.1)がタイ中部の町、ピッサヌロークで開幕。観光地としても知られるチェンマイを目指し、全6ステージ、総距離974.53kmで争われるレースだ。日本からはNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ、キナンサイクリングチーム、チームUKYO、インタープロサイクリングアカデミーといったチームが参戦している。
大会初日はピッサヌロークから北上しウタラディットへ至る166.8km。コースは全ステージの中で唯一山岳ポイントの設定もないフラットレイアウト。フィニッシュは集団スプリントとなることが予想された。
レースが始まると広めの幹線道路でアタック合戦が繰り広げられ、その結果、8名の逃げグループが形成される。一時メイン集団との差を5分まで広げるが、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ、キナンサイクリングチームによる牽引により、残り20km地点には逃げグループは吸収された。
その後、逃げ切りを見込んだアタック合戦が勃発し、マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネの伊藤雅和、西村大輝、ルーベン・アコスタ(コロンビア)を含む20名の先頭グループが形成された。
しかし人数も多く、残り距離も短いことから足並みが揃わない。そこから更にセレクションがかかり、伊藤を含む4名の先頭グループが形成され、逃げ切りを図るが、スプリントに向けペースの上がった集団に吸収される。ここでレースは完全にスプリントフィニッシュの展開となった。
ペースが上がる中、各チームがトレインを形成。NIPPOはイメリオ・チーマ(イタリア)がロナルディと吉田隼人を引き連れ集団前方に位置取る。そのまま残り250mでチーマのリードアウトを受けたロナルディがスプリントを開始。誰にも先頭を譲らず、先頭でフィニッシュラインに飛び込んだ。ロナルディはツール・ド・台湾最終ステージに続くプロ2勝目を飾り、個人総合でも首位に立った。日本人最高位は単独でポジションを上げ、スプリントに挑んた中島康晴(キナンサイクリングチーム)が6位に入っている。
「非常に暑い日だったので無理せず逃げとのタイム差を詰めていった。終盤も大きな逃げグループが先行する展開となったが結果的にスプリントする機会に恵まれ、イメリオ(チーマ)の素晴らしいリードアウトにより勝利することができて嬉しく思っている。初日に良い成績を残すことができて嬉しい」とロナルディはコメントしている。
今回のツール・ド・タイランド開催前からタイ入りし、調子を高めていた吉田は「今日はかなりチャンスがあると思っていた。 スタートしてからも最後のスプリントへ向けて、チームメイトに助けられながら準備ができた。 しかし、ラスト1.3〜4kmにある左コーナーの立ち上がりで、雑に踏んでしまい、チェーンが暴れてラインが逸れてしまった。一瞬頭が真っ白になり、チームメイトに申し訳ない気持ちだが、スプリントへ向けての位置取りは去年よりも良い感覚があるので、明日以降、結果で挽回していきたい。」とコメントしている。
第2ステージは185kmで争われる山岳ステージ。序盤と後半に1級山岳が登場する難易度の高いステージとなっており、フィニッシュまでは下り基調となっているため、小集団でのステージ争いが予想される。
ツアー・オブ・タイランド第1ステージ結果
個人総合成績
チーム総合